Z4 ¥365,400(税抜価格¥348,000) SIZE───510 540 560 COLOR──グロスカーボン/ブルー FRAME──FELT UHM モノコックカーボン FORK───FELT1.3 HM モノコックカーボン DERAILLEUR SHIMANO ULTEGRA CRANKSET SHIMANO ULTEGRA 50T×34T コンパクト WHEEL──MAVIC KSYRIUM ELITE TIRE───VITTORIA RUBINO PRO 700×23C BRAKE──SHIMANO ULTEGRA SPEED──20S WEIGHT──7.9kg |
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楽ちんポジションで乗りたい人のために | ||
最近、多くメーカーがヘッドチューブを長めに設定した「楽ちんポジションバイク」をリリースするようになってきたが、その先駆けとなったのがフェルトの「Zシリーズ」である。さすが元祖だけあって、全体的なプロポーションなど実にカッコイイ仕上がりになっている。 実際、ロードバイクの低いポジションに馴染めず、コラムのスペーサーを何枚も入れているライダーは多い。スキルが磨かれることにより、スペーサーを徐々に減らしていけるのならFシリーズを選べば良いのだが、いつまでたってもスペーサーが減らせないならばZシリーズを選んだ方がずっとスマートだ。 個人的には、ロードバイクは低いポジションで乗ってナンボと思っているので、この手のバイクはあまり好きではない。しかし、街乗りでゆっくり走るだけとか、ヒルクライムだけとか、とにかく楽ちんなポジションで乗りたいとかいう使い方ならば、ヘッドチューブが長めのバイクも存在理由は大いにあると思う。 確かに乗ってみると。このZシリーズは実に楽ちんだ。お気に入りのサイクリングロードを鼻歌でも歌いながら走りたくなってしまう。がむしゃらに走るのが馬鹿馬鹿しく感じられるほどだ。 街乗りにも良い。目線が高いのでいち早く危険を察知することができるので、余計な緊張感を強いられることがないのだ。そもそも、街乗りでがむしゃらに走ろうという人もいないだろう。 このフェルトのZシリーズはさすがに先駆けとなったバイクだけに、ポジションの煮詰めなどが非常に良い。ハイモジュラスカーボンの採用により、乗り味も非常にかっちりとしているので、その点でも裏切られることはないだろう。 (TEXT 仲沢隆) |
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