正統派レーサー設計ロード | |||
F5 ¥207,900(税抜価格¥198,000) SIZE───500 520 540 560 580 COLOR──グロスレッド/カーボン FRAME──FELT HM モノコックカーボン FORK───FELT1.4 HM モノコックカーボン DERAILLEUR SHIMANO 105 CRANKSET SHIMANO 105 53T×39T WHEEL──MAVIC CXP-22S TIRE───VITTORIA RUBINO 700×23C BRAKE──SHIMANO 105 SPEED──20S WEIGHT──8.3kg |
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a:サドル、シートポストともにフェルトオリジナル。2010年モデルからグラフィックが大胆になった。 b:シートチューブ下端が後輪に添うように広がっているのがフェルトカーボンモデルの特徴 c:レースを前提とした低いハンドルポジションを可能にするため、ヘッドチューブは短めの設定 |
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レースを前提とした設計の カーボンロードを志向する人へ | |||
即レース参戦OKのハイスペックが魅力 ガーミン・スリップストリームチームが使うF1の直系バイクである。「Zシリーズ」と比べるとヘッドチューブが短いスケルトンを採用しているので、よりレーシーなポジションで乗ることができるのが特徴。ロードバイクはこの「低めのポジション」に慣れてこそ、その性能が生きると思っているので、個人的にはZシリーズよりもこのFシリーズの方が好きだ。 乗り味はカチッとしており、なかなかスパルタンである。踏み出しからスーッと進んでくれて、あっという間に40km /h程度のスピードに乗せることができる。脚に覚えのあるライダーならば、さらにグングン加速させることも容易だろう。まさにプロユースバイクそのものの乗り味だ。 それもそのはず、Fシリーズのボトムを受け持っているとはいえ、フレーム自体の構造は基本的に上位モデルと同じなのである。組み合わされるコンポもシマノ・105と本格的であり、そのまま即レース参戦できるスペックだ。 やはりレース指向のライダーにオススメしたいバイクだが、ライディングスキルを持った人ならば、週末の長距離ライドなどでも最高の相棒になってくれるだろう。 (TEXT 仲沢隆) |
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実績あるレース向き車が
買いやすくなった 2010年モデルのフェルトロードラインナップは、フレームの素材や構造は実績ある従来モデルを継続している。Fシリーズは、レースでの使用を前提としたフレーム設計がなされており、短めのヘッドチューブによりハンドル位置を低くできることが特徴となっている。最近では、「レース用」とうたわれるフレームでも、ヘッドチューブはやや長めに設定されることが増えてきている中で、「潔さ」を守っている存在と言える。 大きく変わったのは、カラーリングと価格だ。 フレームカラーが鮮やかなレッドになっただけでなく、フェルトオリジナルのステム、シートポスト、サドルにも大胆なグラフィックが用いられ、フレームとのコーディネイトが図られている。さらに、シフト用アウターの端末に装着されるアウターカップまで赤い表面処理が施されている。ここまで徹底できるということは、コンポーネント以外の部品に自社ブランドのものを使用し、コストを抑えながらも満足できる品質を確保していることを表している。 そのため、価格は09年モデルに対して大幅に下がり、20万円をわずかに超えるだけ。買いやすくなったところがド真ん中だ。(TEXT 細沼達男) |
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/Funride |
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