空気抵抗低減をカタチで具現化したロード | |||
AR5 ¥312,900(税抜価格¥298,000) SIZE───510 540 560 580 COLOR──マットカーボン/ホワイト FRAME──FELT UHM モノコックカーボン FORK───FELT1.3A HM モノコックカーボン DERAILLEUR SHIMANO 105 ブラック CRANKSET SHIMANO 105 ブラック 53T×39T WHEEL──FELT AERO R4 TIRE───VITTORIA RUBINO 700×23C BRAKE──SHIMANO 105 ブラック SPEED──20S WEIGHT──8.2kg |
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a:シートポストはエアロ断面のシートチューブに合わせた専用品。クランプは左右のねじでと |
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本格的なエアロ形状フレームで さまざまな走りを楽しみたい人へ | |||
エアロ形状なのに自然な乗り味 ガーミン・スリップストリームチームへのバイク供給により、プロロードレースの世界でもすっかりメジャーになったフェルトであるが、トライアスロンでは以前から人気を博し、一流ブランドとして認知されていた。それはフェルトがエアロ系バイクを熟知していて「走るエアロバイク」作りを得意としているからに他ならない。 実際に乗ってみると、そのことがよくわかる。エアロ形状のバイクは縦に硬くなりがちで、横にはウィップ(BBの横方向のしなり)が大きくなりがちだが、このAR5はまるでノーマル形状のバイクのような自然な乗り味を実現しているのだ。決して縦に硬すぎないし、BBのウィップが必要以上に大きいということもない。これならば、トライアスロンに限らず、通常のロードレースで使っても何ら不満は出ないだろう。フェルトにこの手のバイクを作らせると本当に上手い。 私がこのバイクをオススメしたいのは、一人で週末にロングライドをしているようなライダーだ。何時間も一人で空気抵抗と戦っている人がこのバイクを使えば、きっとアドバンテージを肌で感じられるに違いない。(TEXT 仲沢隆) |
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軽くなった分を空気抵抗低減に使う フェルトのARシリーズは、エアロ形状のフレームが最大の特徴だ。 ことの始まりはツール・ド・フランスに代表されるヨーロッパのトッププロロードレース。カーボン技術が進むにつれ、使用される自転車はどんどん軽量になり、UCI(世界自転車競技連合)が定める最低重量の6・8㎏ を切ることもむずかしくはなくなった。しかし6・8㎏を下回ってしまってはレースでは使えない。ならば、その分の重さを空気抵抗を減らすために使おうと考えてつくり出されたのが、ARシリーズのトップモデル、AR1 チームイシューだ。 このAR5は、そんなトッププロが乗る機材と同じカタチのフレームが用いられている。前後のシフトワイヤーが、まるでTTマシンのような処理で内蔵されているところもそのまま。トップモデルと同じ空気抵抗の少なさを享受できるというわけだ。 使われるカーボン素材は、さすがにプロ機材と同じとはいかないが、それでもフェルトの中では2番目に位置づけられる「UHM(ウルトラハイモジュラス)」カーボン。乗れば、カッチリと乾いたいい素材であることがわかる。 手の届きやすいド真ん中なエアロロードだ。(TEXT 細沼達男) |
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/Funride |
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