プロジェクト135パート2 第114回 (インド)タージ・マハル

 インド観光と言えばここタージ・マハルは必ずと言ってよいほど出てくると思います。ムガル帝国の第5代シャー・ジャハーンが22年かけて建てた妻ムムダス・マハルの墓です。デリーの東200kmほどのアグラにあり総大理石の世界最大の墓として有名です。
 
■今回場所は
 

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ご覧下さい。遠くてボンヤリしていますが、これが世界最大の墓、タージ・マハルです。
 
高さも、広さもまるで宮殿のようですが、お墓なのです。
 
庭内にはインコやリスがあたり前のようにいる環境です。中央にインコが写っているのですが見えますか?
 
中央がお墓本体、四隅にミナレットがあります。ボヤケているのはトーチャンの腕が悪い訳ではなく、霧が出ていたのです。
 
これはお墓の横にあるモスクです。
 
ここまで来ると、床の大理石を守る為に靴カバーをします。
 
左側がモスク、右側がタージ・マハルお墓の一部です。中央は、そのあまりの大きさに感激している東洋のオバサンです。
 
ここはタージ・マハルの裏側、ヤムナー河を望む位置です。
 
シャー・ジャハーンが愛妻と語り合ったヤムナー河畔、ここにその墓タージ・マハルを建てたのですって。ロマンチックですネー。
 
お墓の高さは67m、ミナレット(塔)は43mの高さだそうです。
 
これが全部大理石で出来ているのです。
 
写真では良く解りませんが、壁も見事な彫刻が見えます。
 
何しろ大きいのです。人がすごく小さく見えます。
 
ここは白大理石、妻ムムダスのためのものですが、河の対岸に黒大理石で自分用の墓を造る計画も有ったのだそうです。
 
が、シャー・ジャハーンは自分の息子に幽閉されてしまい、黒いタージは幻に終わったそうです。
 
帝は死後、タージ・マハル内の妃の墓の横に葬られたそうです。
 
どの写真を見ても、全体がバランス良く撮れていませんネ。トーチャンの腕もですが、タージ・マハルの大きい事が原因です。
 
ところで皆さん、タージ・マハルの特徴の一つに、白大理石である事があります。この写真はデリーのフマユン廟ですが赤砂岩で出来ています。
 
こちらはやはりデリーのクトゥプ・ミナールですがやはり赤砂岩で出来ているので赤っぽく見えます。
 
この仏塔も赤です。
 
デリーのレッド・フォート(赤い城)なんて名前まで赤です。
 
そしてタージ・マハルの横にあるモスクも赤砂岩です。
 
それなのにシャー・ジャハーンは、妻の墓タージ・マハルをあえてインドで入手しにくい白大理石で建造したのです。
 
見て下さい。インドと言えば赤砂岩の建物、と思っていたのに、白大理石の墓です。20000人の人を22年間働かせてようやく出来た愛妻の墓ですって。すごいですネー。
 
ところで皆さん、プロジェクト135の135の意味はご存知ですか?目標、2人の体重合計135kgがその一つでした。
 
もう一つは、二人の年齢合計135歳、だったのですが、何ともう、二人で150歳に近づいてしまいました。
 
そんな訳で、目標達成と言う事にしてこのあたりでごきげんよう。
 
皆さーん、有難うございました。世界で一番大きなお墓を造ってもらった、タージ・マハルからお別れです。アー楽しかったっと。
 プロジェクト135パート1、47都道府県を自転車で訪ねる旅は2011年7月の山形から始まって2013年の東京で約3年で達成出来ました。パート2はスイスが2013年8月で、このタージ・マハルが2018年。約5年で、合計体重135kgの目標も達成出来ました。この間、大きな事故もなく目標を達成出来た事は本当に有難い事と皆様に感謝致します。見た事のない所をたくさん見られてとても楽しかったです。目標達成出来た事もですが、最近2人共疲れやすくなってきたのも事実です。長時間の移動や眠る時間の短い事、慣れない食事などが以前より大変に感じる事が多くなってきました。だんだん一度行った事がある場所が多くなってきて、不便な場所へ行く事が無くなったのも一因かも知れません。予定していた所でテロが有って止めたり、合計年齢が135歳の頃には平気だった事が150歳近くなって動きが悪くなってきた事もあり、このあたりでこのパートを終了。また、もしかしたらパート3で何かやりだすかも知れません。自転車で全国を廻れたのはとても良い経験になりました。スイスの山を歩いたり、ノルウェーの北の町でビール屋さんへ行ったり、このプロジェクトがなければ出来ない楽しみを味あわせていただきました。世界一のお墓を造ってくれるとは思いませんが、とても楽しい時間を過すことが出来ました。おつきあいいただいた皆様に心から感謝致します。ひとまずごきげんよう。カーコー/トーチャン