プロジェクト135パート2 第31回 (カナダ)カナディアン・ロッキー山脈自然公園群

 ワタクシ、割と海外旅行へは行っていると思いますが、実はカナダは、というよりアメリカ大陸は今回が初めてなのです。世界遺産の中でも特別広大なカナディアン・ロッキー山脈自然公園群、16あるカナダの世界遺産の中でも雄大で、景色もですが、その広さに圧倒されました。私の住んでいる埼玉県は、特に私の住まいのあたりは日本の中では割と広々としているのですが、ここカナディアン・ロッキーはスケールが違いました。今だに、あんなに人口密度の低い場所もあるのですネ。という訳で、バンフ国立公園、ヨーホー国立公園、ジャスパー国立公園を併せた、カナディアン・ロッキー山脈国立公園を紹介します。
 
■今回場所は
 

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何と私がカナダ訪問が初めてだというので、バンフの市長さんが歓迎の楽隊を出して出迎えて下さいました。
 
ンな訳はありません。この日はたまたまカナダの建国記念日とかで、そのパレードです。
 
人口密度が低いといっても、集まる時は集まるのです。
 
私もカナダの建国をお祝いしてきました。なんで ?
 
広大なカナディアン・ロッキー山脈自然公園群を訪れるコースはいろいろあるそうですが、私達はその南のはずれにあるバンフから入りました。バンフの町を北から見ると反対側にカスケード山があります。これでも3,000m近くあるそうです。
 
バンフの町をはさんでカスケード山の反対側に公園管理事務所があります。山と事務所の間、歩いて30分もかからない町が、今回の自然公園群の出発点バンフです。
 
バンフの町の南にあるのがサルファー山です。このあたり、昔はイオウが取れたそうで町が開かれた理由の一つだとか。ケーブルで登れます。
 
サルファー山からはバンフの町と、北側のカスケード山が良く見えるので、バンフの展望台として大勢の人達が登って来ます。
 
そんな展望台のすぐ下に野生のヤギがいます。食べ物を与えてはいけないとカンバンが出ていたので、あげる人が多いのでしょう。
 
バンフの町は驚くほど自転車の多い町でした。これは町の住人が乗っているように見えました。
 
これも町の子でしょうか ? それともレンタサイクルを借りた観光客でしょうか ?
 
ウーンこれは観光客ですかネ ?
 
これは町のオジさんのように見えました。
 
これはパレード見物に来た、町のオジさんが知り合いと話しているように見えました。
 
この2人はどう見てもツーリストに見えました。
 
ツレアイが尋ねたら、何とボストンから飛行機で来て、メキシコまで2ヶ月半かけて行く新婚さんだそうです。スケールの大きい新婚旅行ですネー。
 
バンフ郊外のボウ滝です。マリリン・モンローとロバート・ミッチャムの「帰らざる河」の筏下りの場面の撮影が行われた場所でもあるそうです。
 
観光は団体のバスで行きました。スイスなどの治安が良くて、鉄道が発達している国は個人旅行で、治安の悪い国や公共交通機関の不便な国は団体旅行が便利ですネ。
 
ロッキー山脈というほどで、本当に岩だらけの山が延々と続きます。河はボウ河ですが山はとても憶えきれません。山です。
 
多分、キャッスル山というのだと思います。
 
これは多分でなく、レイク・ルイーズです。そして正面の白い山がビクトリア山、氷河の名前がビクトリア氷河、ルイーズというのはビクトリア女王の娘、ルイーズ・キャロライン・アルバータ王女から名を取ったそうです。立っているのが我家の女王様です ?
 
湖畔を散歩する王女ルイーズとそのお供です。恐れ多くてこれ以上近づけませんでした。
 
ボウ河の上流、ボウ湖です。
 
ボウ河を遡り、ボウ峠を越えた先にあるベイトー湖。今回の旅で一番美しい湖だったと私は思います。ここはミスタイヤ河の水源です。
 
ベイトー湖の先の遠くまで続いてる谷がミスタイヤ谷で、何億年も前には氷に覆われていた大地を、氷河が削り、湖や谷が出来たそうです。
 
湖の色は、上のベイトー氷河から流れ込む岩粉の量や水、太陽などの関係で季節により、時刻により変化するそうです。私達が行った時は見事なエメラルドグリーンに見えました。
 
下方水鳥湖とケフレン山。
 
こんな山々が延々と続いています。
 
ボウ河の反対向きに太平洋へ向かうサスカチワン川。カナダ先住民の響きがあります。
 
こんなところでも自転車は走ります。
 
この人達はどこから来て、どこへ行くのでしょう ?
 
コロンビア大氷原のターミナルにいたツーリング車。こんなところまで来て、故障したらどうするのでしょう ?
 
心配無用。バンフの町には立派な自転車屋さんがありました。スキーと自転車、販売、レンタルメンテナンスと何でもござれのようです。
 
入口は狭いですが、中はこんなにいろいろあります。
 
あっ自転車に気を取られて、肝心なコロンビア大氷原を忘れてました。コロンビア大氷原から流れているアサバスカ氷河です。
 
下のターミナルからこんなに大きなカナダ製の雪上車、(氷上車?)で氷河の中まで行きます。
 
ところで、今から160年ほど前までは、このターミナル、アイスフィールドセンターまでアサバスカ氷河の舌先は達していたそうですが、今ではその舌先ははるかかなたです。温暖化が目に見える場所です。
 
カナダではトナカイさん?も大酒飲みです。
 
白熊さんだって。
 
ブーツ君まで大酒飲みで
 
酒屋さんはご覧のような品揃え !
 
それも、何と1本40万円以上のワインも売っています。実はカナダはお酒にきびしい国。町中での飲酒は厳禁とのことです。
 
かくして町中では森林警備隊ならぬ、飲酒取締官があちこちで警備しているのでありました。つかまっちゃったりして。
大自然の景色の雄大さ、人々のおおらかさ、太古からの自然の営みなど感じる事の多い旅でした。それと、自転車の人気のすごさも驚きでした。カナダの大自然の中でお酒がだめなんて ! 昔の先住民の歴史でしょうか ? 次回はグランドキャニオン国立公園です。お楽しみに。