プロジェクト135パート2 第25回（日本）古都京都の文化財

　京都といえば大昔、中学の修学旅行で来て以来、何度となく来ていましたが、今回のように時間をかけて見て回ったのは初めてでした。この世界遺産は1ヶ所の遺跡ではなく、三市にまたがる、17ヶ所の全体が文化財として世界遺産に登録されたものです。時間に余裕のある私達でも、さすがに全部は回れません。でも頑張って8ヶ所回りました。中にはあまり感激のない所もありましたが、ほとんどの所が以前想像していたよりも印象的で、やはり、実際に見る事の大切さを再認識しました。皆さんご存知の所が多いと思いますが、おつきあい下さい。

■今回場所は

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まず、東寺へ行きました。大阪へ行く新幹線が京都駅を出るとすぐ左側に見える五重塔が東寺の目印です。

知りませんでしたが、この塔は日本にある木造建築で一番高いそうです。

ラッキーな事に、この日は五重塔の特別内部展示があり、スカイツリーは東寺五重塔の免震技術を参考にした、と、このお嬢さんに説明されました。

東寺というと五重塔しか思いうかびませんでしたが、金堂、講堂など広い敷地の中にいろいろな施設があります。京都駅から歩いて15分ほどですから、ちょっと寄って見ても良いかもしれません。

京都は、ご存知のように、東西、南北にほぼまっすぐな道で、とても分かり良く、また、バスがとても便利です。一区間230円。一日券が500円で何回でも乗れます。これはおすすめです。

この日、東寺、西本願寺、二条城を回りましたが、ほぼ一直線に北上して、楽々回れました。西本願寺の石壁です。

西本願寺はなにしろ大きな建物です。京都駅からも近いです。

建物を結ぶ廊下もこの広さです。そーそー、今回まわった所で、唯一料金なし、無料でした。

それに、写真とっちゃダメ、という所が多いのにここはどうぞご自由に、といった感じでした。

京都では“歩き”も、とても楽しいです。大宮駅から二条城へ行く途中の何でもない家。

人が1人歩けるだけ、のような路地。立派に使っている様でした。

畳屋さんが仕事をしていました。

次に行ったのが二条城です。現在の二条城は徳川家康の時代、各国の大名に建てさせたとかで、石垣も立派です。

日光に似てませんか?

門も大変なもんです。

二の丸御殿の庭です。御殿の内も素晴らしかったのですが撮影禁止でした。

本丸跡から見たお城の様子です。

その庭、松も大変な数で、植木屋さんも大忙しの様子でした。

翌朝。通常は9時開門の金閣寺は、私達が早く着いたので8時半に開けてくれました。

何故か門の前には五戒が……

ご存知、金閣寺です。連休初日でこんな写真が信じられないほど人、人、人でした。

金閣寺の池にゴイサギが飛んで来ました。止まってしまうと作りもののようでした。子どもがアッ動いたと叫んだので思わず笑ってしまいました。

築山のむこう側からの金閣寺も風情があります。

金閣寺、龍安寺、仁和寺を結ぶきぬかけの路という気持の良い道がありました。バスも通っていますが歩きました。

龍安寺は石庭で有名です。本音でいうと、その有名なほどの良さは分かりません。

入口の石段のあたりはさすが京都と思わせるものがありました。

座敷も撮影可で、今回いろいろ見た中で写真を撮れた屋内は数少ないものです。

吾れ唯足ることを知る、とかかれているこの蹲踞（つくばい）は、水戸光圀公の寄進したものだそうです。

石の庭も結構でしたが、金閣寺の前のお菓子屋さんで買って来たこの草餅はとてもおいしかったです。

やって参りました仁和寺です。ニンナジと読むようです。

ジンナジと読んでいたほど予備知識なく来てしまったのですが、ここは期待より大分点数が高いといえます。まずその広さです。これは案内板の絵ですが、本当に広かったです。

南庭から見た仁王門と勅使門です。

国宝でもある金堂です。仁和寺が寛永年間に再興されたとき、京都御所から移築したものだそうです。

境内は9万平方メートルの広さがあるそうで、ずーっと向こうの五重塔も境内のうちです。

仁和寺の良いところの一つは、室内を撮らせてくれる事です。言葉だけで良さは伝わりませんヨネ。

あと、庭の立派なこと。御殿と池、遠景など。廊下も並ではありませんでした。

今回京都で8ヶ所回った中で、1ヶ所だけ、といわれたら、私は仁和寺です。ちょっと遠いですけど、是非足を伸ばして見て下さい。

仁和寺があまりに良かったし、そろそろ疲れて来たし、でも京都はいろいろあって、なかなか終れません。天龍寺近くで見ました。有名なのでしょうか?

天龍寺には「雲龍図」という天井絵があったのですが撮影禁止。で、庭になるのですが……。

天龍寺で印象的だったのは竹林と白いボタン。

それと大勢の人、人、人、むこーに私がいるのわかりますか?

天龍寺前の帽子屋さんで買っちゃいました。

銀閣寺です。本当は東山慈照寺というそうです。

金閣寺に比べて規模も小さいですし、華やかさはありませんが、逆に小じんまりとして楚々とした風情は京都らしさがあり、好ましい所でした。

銀閣寺から南禅寺まで哲学の道を歩きました。道の名に相応しくないのですがお腹が空いてお昼ご飯の事しか考えられませんでした。

南禅寺は世界遺産ではありませんが立派な山門でした。絶景かな…で有名だそうです。

私には南禅寺は水道橋が印象的でした。琵琶湖から引いてきているとか。

あっ、それと、これも印象的でした。そーだ、だから今、出来る事をやるべきなんだ、と勝手に解釈しました。

京都からの帰り道、何故か彦根城へ寄りました。

そして、めでたく城攻め3人組に出会ったのです。このあたりは城攻めのページを見て下さいネ。
城攻めカウントダウン→第49回　彦根城（滋賀県）

今回の京都は連休のまっただ中で不利な事がたくさんありました。まず人が多い。宿は取れないし高い、列車は割引きがない。シルバー割引きだとか大人の休日に慣れている私達は何か損した気がします。連休に老人が動くからいけない、といわれそうですが、良い事もありました。泊まった宿から特別にお花をいただいたのです。旅行中大切に持って歩いて家まで持って帰りました。何故いただいたのか?ナイショです。

　久々に日本国内の世界遺産を訪ねました。それも便利な京都です。あまり欲ばらずに回りましたが、まだ今回行った8ヶ所の他に9ヶ所も含めて一つの世界遺産なのですネ。厳島神社、とか、原爆ドームなどのように単独でないのでちょっと大変です。ひとつひとつでも十分世界遺産の価値があると思うのですが…。そーすると世界中で大変な数になってしまいますネ。京都で、パート2は25回、135回まではまだ大分あります。サー、次はブルガリア、ルーマニアへ行って来ます。お楽しみに。