SDA 王滝とは? 社員コラム 2013.03.15 100㎞ものダートを駆け抜ける過酷なレーストータルで1500人をゆうに超えるほどの参加者が集まるなど、回を重ねるごとに人気の高まりを見せているのが、通称「王滝100㎞」と呼ばれるMTBレース「セルフ・ディスカバリー・アドベンチャーin 王滝クロスマウンテンバイク」(以下、王滝)です。 体力自慢のマウンテンバイカーなら、1度は参加してみたいと思うのが、巷で「王滝100km」と呼 ばれるレースではないでしょうか。でも、初めてのコースで、しかも100kmという距離を聞くと、不安は募るばかり。そこでここでは、王滝のベテランライダーに初参加者に向けて、王滝完走に向けたアドバイスなどをうかがってみました。 長野県木曽郡にある王滝村を舞台に、林道を100㎞も駆け抜けるという壮大なスケールで行われる王滝は、その距離の長さも魅力のひとつですが、なんといっても日本とは思えないほどの雄大な自然の中を駆け抜けるその環境の素晴らしさが人気の秘けつとなっているようです。 MTBの長距離レースといえば、周回コースを使って1時間半程度の距離を走るクロスカントリーが一般的ですが、こちらは100㎞前後もしくはそれ以上のロングコースを走るマラソンクロス、もしくはクロスマウンテンというジャンルに位置付けられるレースです。 クロスカントリーと違って、同じルートを通ることがないワンウェイルートだけに、参加者にとってはより過酷で難易度も高くなります。100㎞という距離も含めて、一般的なクロカンレースとは、異なる部分も多いため、本当に100㎞も走れるだろうか? どんな準備が必要なのか? と初心者には分からないことばかりでしょう。そんな悩める初心者に向けて、ここでは王滝初挑戦に向けたアドバイスなどを紹介したいと思います。 セルフディスカバリー・アドベンチャー・イン・王滝 クロスマウンテンバイク120km/100km/42km 【9月】 開催場所 長野県木曽郡王滝村内木曽林道 (ワンウェイコース) 開催日 2013年9月15日(日曜日) 距離 120km(100km+20km)/100km/42km 募集定員 120km:50名/100km:1000名/42km:600名 *先着順、定員になり次第締切 参加資格 120km:これまでのセルフディスカバリー・クロスマウンテンバイク100kmに参加された方で7時間以内にフィニッシュされた方 120km:2012年度JCF MTB XCカテゴリーにおいて、エキスパートクラス以上で参戦されていた方 16歳以上の健康な男女 開催地への宿泊・商店などの利用を通じて、地域振興にご協力いただける方(任意) 参加費 120km:12,000円 100km:10,000円 42km:6,000円 ※参加賞(吸汗速乾Tシャツ) ・パーティー参加費・傷害保険を含む。 ※申込受付後は、参加料の返還はいたしませんのでご了承ください。 表彰対象 各種目男女別 総合1~6位 年代別1~3位 今年も開催!キング・オブ・クロスMTB MTBレース2大会〈クロスMTB100km部門(5月大会)/クロスマウンテンバイク(120km部門)〉の合計タイムでチャンピオンを決める「キング&クィーン・オブ・MTB」を設定します。 キング&クィーン・オブ・王滝 男女別1~3位 クロスMTB100km及び120km[100kmにタイム換算]と翌日に開催するOSJ王滝ダートマラソン42kmの合計タイムにより決定。 キング&クィーン・オブ・王滝ショート 男女別1~3位 クロスMTB42kmと翌日に開催するOSJ王滝ダートマラソン20kmの合計タイムにより決定。 制限時間 120km:10時間/100km:10時間/42km:5時間 問い合わせ セルフディスカバリーアドベンチャー実行委員会 神奈川県鎌倉市大町4-1-7 TEL:0467-84-8639 FAX:0467-84-8640 Eメール: info@powersports.co.jp レースは年に2回、ビギナー向けの短距離コースも用意 王滝100kmは年に2回、5月と9月に開催されています。いきなり100k mはちょっと……、というビギナーに向けて、20kmと42kmのショートコースも用意(9月は42kmのみ)。メインとなる100kmは、5月と9月ではスタートとゴールが逆になり、9月のレースでは、上級者に向けてさらに距離を延長した120kmコースも追加されます。さらに、5月と9月の合計タイムによって、総合チャンピオンを決める「キング&クイーン・オブ・MTB」が設定されるほか、MTB初心者に向けてインストラクターがテクニックを教えながら先導するファンランも併催されます。 ひたすら登りの第1関門が初挑戦者を阻む!? レースの舞台となる木曽林道は、いわゆるダブルトラックのジープロードで、道幅は広めのダートです。スタート地点の標高ですでに900m近くあり、100kmでは、そこから最大で700m以上も高低差のあるコースを走ります。コース途中には、100kmで3カ所、42kmでは1カ所の関門が設けられていて、それぞれを決められた時間までに通過できなければ、その時点でリタイアとなります。特に100kmの第1関門まではひたすら登り続けるルートで、参加者の多くが足きりに合う初心者には最大の難所となります。 路面は大き目の砂利で覆われており、ゴツゴツとした感じとなりますから、特に下り坂ではパンクに注意が必要です。 ←コース途中には、関門が設置されていて、時間内にそこを通過できなければ、足きりに合うのはマラソンなどの大会と同じです。 100kmのゴールまでの制限時間は10時間。栄光のゴールにたどり着くためには、体力だけでなく、万全の準備も必要です。 写真:高松 弘 文:宮島小次郎 photos by Takamatsu Hiroshi text by Kojiro Miyajima