こんにちは。
Team Eurasia-IRC TIRE 鈴木史竜です。
前回はベルギーのアマチュアレース事情を、遠い日本から出場する選手目線で書かせて頂きました。
本場の環境を知り、初めて体験した時は大きな衝撃でした! しかし、そもそもベルギーは遠く離れた異国の地。
レース環境に留まらず、初めて見た時に驚く事は沢山あります。
今回は、そんな驚いた事シリーズを、いくつか触れてみたいと思います!
高速道路無料。
まず、ベルギーやフランス辺りは、大抵の高速道路が無料です。
レースに行く際、高速料金がかからない事は、活動資金が抑えられる面でもとても大きいです。
しかし、高速料金が無いという事は、料金所がありません…
すなわち、油断していると迷いこみます。
現地の人は理解しているはずですが、道が分からない人にとっては意外と迷い込みやすい形でつくられている入り口もあります。
過去には迷い込んだ選手がいたとかいないとか…。
お次は動物シリーズ。
この鳥は、いつも自転車道の決まった場所でウロウロしています。野生かと思いましたが、ずっと決まった場所にいるので、おそらく飼われている子達。
現地の動物が、割と離し飼い状態なのには驚きました。
しかし、いつでもいるとなると、勝手に愛着がわくのも良いところ!いつも威嚇されますが…。
次も動物にまつわるこちら。
カエルですね!
たまにあるんです、カエルの標識。
おそらく、カエルご用達の冬眠場所なのでしょうか。
住むと大変なのは間違いないと思いますが、ちょっと時期を狙って見に行ってみたい気もします…。
お次はこれ。
写真では伝わりにくいのですが、後ろ一面がお花畑のような場所で、とても綺麗です。
現地の方が写真を撮りに行っているのをたまたま見かけて、発見した場所です。
実はここ、畑と畑の間を、現地のマウンテンバイクに乗った方たちが、おもむろに突っ込んでいくのです…!
個人所有の畑なのか、何なのかは分からなかったのですが、何回も突っ込んで行く人たちを見た事があるので、ここら辺では知られているマウンテンバイクのルートか何かのようです。
ロードだけではなく、シクロクロスやマウンテンバイクで走れそうな場所がいくらでもあります。
最後はこちら!
道端にある何かのターゲット…?
いえ、ゴミ箱です!
車からポイ捨てする人がいるなら、走りながら捨てられるようにしてしまえ!という発想でしょうか。
自転車からも走りながら投げ捨てられるので、面白いです。
近くに行くと…皆さん、全然入ってませんが…!!
ビニールごみとかは100%入りませんので、厳禁です。止まって拾いに行かなくてはいけません。
でも、色々な場所に捨てられるよりは、1か所に捨てた方がまとめやすいという考えもありそうな気がします。
今回触れたものは、初めて見て驚いたり面白いと感じたほんの例ですが、現地の環境の中で生活すると、そのバックグラウンドにある状況、発想、ユーモア等々、色々なものを肌で感じられます。
どっちがいい悪いではなく、見えるものが違って、すごく面白いなと感じられます。
この環境を生かして、今後もベルギーを全身で感じたいと思います!
鈴木史竜(すずきしりゅう)
1998年4月16日生まれ
静岡在住
2014年 全日本選手権ロードU17:13位
2015年 Team Eurasia-IRC TIREサイクリングアカデミーで欧州遠征
2015年 四日市全国ジュニア自転車競技大会:12位
2016年 全日本選手権TT(ジュニア):9位
2016年 Team Eurasia-IRC TIREサイクリングアカデミーで欧州遠征> 2017年 Team Eurasia-IRC TIRE 正式加入
2017年 Tour de Nouvelle-Caledonia (10日間のステージレース)完走
2019年 全日本選手権TT(U23):19位
2019年 UCI ツールド熊野 出場
2019年 ケルメスクルス(Lichtervelde):20位
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使用バイク Felt FR1