お写真はすべて三井の兄貴!ありがとうね!
土曜日はウィンタートラック#3 in velodrome
全日本オムニアム以外でオムニアムを走れる大会は滅多にないので飛びついた。
元々ウィンタートラックは自転車競技が盛んな静岡県の自転車競技連盟が主催する、基本土曜開催の大会なので、レース厨の僕としては参加したいレースではあったのだが、#1#2と予定が入ってしまい、今シーズンの参加は#3だけになってしまった。
夜遅くまでやるのが通例で、いつも終了が20時を過ぎ、加えて最後の最後で40kmのポイントレースをやるため、
僕たちは文句を言いながらも(エントリーしたのは自分なのに)毎回参加するのである。
今回はコミュニケの時点でかなり遅く、最後の表彰式の予定時間が21:30と既に巨大な死亡フラグがそびえ立っている状態。
河津桜渋滞がわかっていたのに新東名からの伊豆縦貫道を選択したことで安定の受付遅刻。すんません。
オムニアムという一度で四度美味しい競技に飛びついた選手たちを、寛容な静岡県車連の方々が全員エントリーさせたおかげで、三組という大所帯に。
一種目目はスクラッチ。乗り込んでいないことを加味して一枚落として51-14で走り出す。(以降すべて51-14→めんどくさがったわけじゃないよ)
展開としては後手後手に回ってしまい、中盤で逃げを追うなど足を使う。というのも、自分が走れていないためになるべく先頭に出ないようにしていたツケ。
最終的にスプリントとなり、朝日大に捲られて2位。最後までもがいたので足にキテシマッタ。
二種目目はテンポレース。先日UCIでルールが変わって、ラップすると4点ついてたものが一気に20点になった。
周回数は40周で1位にしか1点が付かず、最初の5周はポイントが付かない。つまり残りの36周(ポイント)を争う種目で、20点となると、一回ラップしたらほぼ勝ちは確定。(ラップするまでに何周かするはずなのでさらに+点が多い)
こうなると逃げをうった場合、後ろはラップされないように追わなければならない、しかし先頭に出て牽くと足を使う。追いつかないと自分のチャンスが無くなるので・・・と心理戦。
スプリントして負けた時のリスクは大きすぎるので、いかにして集団を出し抜いて飛び出すか、逃げ続けられるか、が重要。
ここで上手かったのは京産の樋口。一気に半周つけて9回連続ポイントを獲得。
僕は樋口が捕まるタイミングでカウンターアタック。一気に抜け出したが持続力は無く、4回ポイントを取って集団に戻される。
1位のみにしかポイントはつかないので、そこからは無理をせず、流してゴール。結果としては三位。
このテンポレースはレースで得たポイントではなく、順位のポイントが付く。なので同点なら最終着順が関係してくるが、そうでない場合はもがく必要が無い。
いかにしてポイントレースまでに、できるだけ上位で、且つ足を残せるか、が味噌。そのために頭を使うのである。
三種目目はエリミネーション。二周に一回集団の最後尾の選手が降ろされる(後輪の最後端で判断、もちろんドローもある。その場合は二周追加し続行)
ふと、ラップしたらどうなるのだろうと思い立つ。というのも、一番後ろにならなければいいから、逃げをうった場合、集団が逃げを追う意思というのは弱いはず。
ラップして一周前を走っていると判断されれば、もはやチートだ!!と意気揚々と理事長に聞いてみたら「ラップは認められない」とのこと。
つまりラップしても同一集団とみなされ、ただの無駄足と言うことになるのである。はい、すんませんした。
レースの方は序盤から樋口が先頭に立って、僕はその斜め後ろ。樋口の後輪の外側に前輪をギリギリに被せて少しでも風よけにする。
真後ろに着くのが一番楽なのだが、イン側の二番手というのは意外と鬼門で、外側に被せられると身動きが取れなくなり、ラインで外側に広がった集団の最後尾になることもある。
なので樋口の右後ろが良い位置で、誰かが捲ってきたら合わせて踏むことで最後尾になるのを防げる。
とはいえ、ずっとそこにいることは不可能で、時々後ろに下がっては一気に前に上がるなど、頭を使いながら走る。
一度京産包囲網に捕まったが、前が一車身横に空いていたので前輪をねじ込んで事なきを得た。
残り三人になって先頭朝日で自分が三番手だったので二番手を走る樋口の横まであがり、身動きを取れないようにする。
しかし樋口は経験者なのでバックを踏んでペースを落とし抜け出す。こうなると朝日を落とすのが先になるので、そのまま捲る。
朝日が諦めたのを見て残り2周。樋口との一騎打ち。上板に上がって息を整えていると後ろから早めのアタック。
これには虚をつかれたが何とか半周で追いつく。そこから捲ってギリギリ差し切った。しかし足を使ってしまった。
最終種目はポイントレース。この時点で20:45!朝3:45から起きているので、もはや活動限界。
足の疲労は抜けていなくて、このポイントレースはいいとこ無し。樋口と朝日の逃げを許してしまい、ラップされる。
自分でアタックして抜け出したけど、ポイントとれぬまま引き戻されるトホホな僕。
結局最終順位3位を死守して終了。全レース終了時刻は22:36。むしろテンションが上がる。
でも帰りは運転なんぞ無理となり、ユキに交代してもらい、極楽湯(3時までやってるのホント助かった)いって、家に帰ったのは3時。そのまま就寝…
選手もしんどいが一番つらいのは審判の皆様であろう。落車やら集合遅れやらで時間が押しに押し、当初の予定よりも1時間遅れ。
本当にお疲れ様でした。今週末はウィンターロードでまた修善寺にいます(もはや住みたい)