二週間の北海道出張から帰還しそのままお盆に突入。
平坦が延々と続く北海道の道はボッチの僕には精神衛生上よろしくなかった。
士別から最北端の宗谷岬まではほぼ追い風で快調に飛ばすが、出発時間が遅かったのか、稚内駅を発車する電車に間に合うか間に合わないかの瀬戸際になってしまった。
昼過ぎの電車に乗り遅れると次は17時までないという、交通の便の悪さに憤りを覚えながら、宗谷岬は証拠写真を撮るにとどめる。
稚内駅までは向かい風が延々と続き、目に映るものすべてにキレるという廃れ具合。
出発の2分前くらいに駅に到着し急いで梱包。駆け込み乗車で無事に乗れた。220km走っているのに獲得標高が800mというのは何て言う嫌がらせだろうか。
出張とかない限り日本の最北端に行こうという気にはならないので、何とか達成できてよかった。
北海道から帰ってくると山を求めて富士山を一周。登り方を忘れていて110kmで獲得標高1800m程度だったのにヘロヘロ。
山梨の実家で高校の友人、
小学校の友人、
岡山のばあちゃんち、
大阪で遊んだのも入れてお盆で走ったのは一日目だけという体たらく。
最終二日の鈴鹿に移動。一日目はTTT。
メンバーはFBで募ったユキ、岩さん、56さんの四人。周回数は4周の30km弱。
二年前に走ったきりで久々だけど、一か所ヘアピンがあるだけで、あとはDH持ったまま走れる。
56さんとは一緒に走ったことはないけど、熟練の腕があるので問題ないだろうと予想。
スタートして追い風のホームストレート。踏んでもついてこれるでしょと踏んでるとユキが「龍太郎!」と叫ぶ。今回何回ユキの叫びを聞いただろうか。
photo by BOSS
一周で岩さんが千切れ、三人になったので作戦を「いのちだいじに」に変更。
登りは回転数意識。下りで踏む。56さんがツキ位置になったのでユキと二人で回す。
7分11秒→7分26秒→7分47秒と着実にペースを落としていき、無事に三人でゴール。
ロードバイクで走っているチームには勝って、面目は保った。4位。298w。
夜は皿屋さん宅にお邪魔。息子さんが赤ん坊の時から知っているけど、しゃべれるようになったのを見た時は感動した。
人んちの子でこの感動だと、自分の子ではどうなってしまうのか。体中の水分が出てしまうかもしれない。
最近流行の全員皿さん。
次の日は急遽エリートのレースに参加。当日受付してくれるのはすごく良いよね。
レースは7周で周回賞もある。
周回賞狙いの選手が何回か飛び出すけど基本先頭にいて捕まえる仕事。
PHOTO BY KIKUZOさん
チームメイトが逃げた時も先頭で捕まえに行く。これはスタート前に伝えていなかったので後で怒られた。
イナーメというチームは社会人でありながらプロツアーで戦っている社会人とプロの中間ぐらいのレベル。
社会人しか出ないレースでのチームプレーはもちろん無し。
大きな逃げができることなく、残り一周の鐘を聞く周回。岩月さんがS/Gの登りに入る前に集団のペースを一気に上げる。
後ろにいた僕は聞いていなかったので「ゴールじゃないよ?」と思っていたのだが、岩月さん的には「アシストとして動く」ことがしたかったみたい。
と、いうわけでこれはチームプレーでした。スイマセン。
登りに入って発射。シッティングのまま周回賞のスプリントが終わった選手たちを抜いていく。
自分はスプリントしていない&岩月さんのアシストがあったのでそのまま踏んでアタック。
京産日本チャンピオンジャージ(売っているらしい…イイの?)の選手が食らいついてきたけど、ここで追いつかれると厄介なので千切る。
PHOTO BY Catarina Cycle Parts
そこからは個人TT。後ろも諦めてしまったようで、差をつけてゴール。久々の勝利は嬉しいけど、皆様に「出ちゃだめだよ」と言われました。
結局最後に逃げたのとゴールを入れて逆転で周回賞も獲得したらしい。二度と出ません。
PHOTO BY SHIZU FURUSAKA
表彰式は国際ロードのスタート時間と被ったので、5レースに出ていたチームメイトのやっしーさんが代わりに出てくれた。
表彰式の写真を使ったクリアファイルをその場でもらえるそうなのだけど、おかげさまで自分のいないクリアファイルをもらった。いらない。
国際ロードは10周。エリートロードで最後足を使ったので、そんな状態でレースに絡めるほど強くはない。
PHOTO BY SHIZU FURUSAKA
何もしないでスプリントになるよりは逃げようと、何回かアタックに反応。
シクロワイヤードで走った証を取り上げられてて感涙。http://www.cyclowired.jp/image/node/208894
最終周回の鐘を聞くときに後ろからWAKOSジャージを着たトヨカツさんが来て「どこまで牽く?」とアシスト宣言。
申し訳なく思いながらも「先頭まで」と言うとそこまで連れて行ってくれた。
先頭はバラケテいたけどすぐに一つに。
そこからは位置取りが加速。
ユキと井上さんが上がってきて、その後ろに入ろうと思ったけど足がいっぱいいっぱい。
最後のHSでスプリントまがいのものをするけど40番手ぐらいからかけても意味は無し。
まぁエリートで走ったからと言い訳を並べて急いで帰る準備。
盆明けからのインドネシア出張は腹も下すことなく帰還。
今週末の渡良瀬で久々のレース。一度オフにしてしまうと、気持ちが高揚してこない。
結局レース云々関係なく、一週間に一度は自転車に乗ってハァハァしないとダメみたい。