美濃ステージは基本平坦コース。このTOJで自分が唯一知っているコース。
と言うのも岐阜国体のコースと同じなのである。
今日のミッションは逃げに乗ること。昨日の京都では前に上がることができなかったのでアタック合戦にも参加できなかった。
美濃はコースも広いし、スプリントに持ち込みたいチームが少人数の逃げならすぐに容認してくれるから、京都よりも逃げやすいだろうと。
ただ、昨年同コースで一ケタでゴールしているサヤのアシストとして最後トレインを組むのが目標なので、逃げに乗る弾数は二発くらいが限度。
逃げに乗れなければ、昨日同様チームで固まって走るのが基本。
うだつのあがる街並みをスタートする。スタート地点に幸也さんがいたので近くまでスススと。「幸也さんの傍だと写真写れるっスよ」というのは孫崎のお言葉。
どうやら僕に会ったら「ジャパンジャージが似合ってないね」と言うという業務連絡がLINEで流れてきたらしい。恐ろしい。
幸也さんをビデオで撮影しているおねいさんを指さして「これ何の撮影かわかる?NHKだよ。アスリートの魂」と言われ、「場違いだ、料金未払(略)」としょうもないことを思う。
まぁ多分僕の部分だけモザイクでしょう。
スタートしてパレード。地元の子供たちが可愛い。一年に一度の楽しみなのだろうか。素直に嬉しい。
二列目を陣取り、コースに入るといつの間にかスタートしていた。アタックはかかっていない。
愛三の平塚さんに始まってるんですか?と聞くと「そうみたいだね。アタックしてみれば?w」と恐ろしい提案。
自分一人で行っても誰もついてこない恐怖があるので(そんなんじゃダメなのだけど)誰かがアタックするまで待つ。
KOMに右折して入る信号手前のちょっとした坂でKINANのアタックを皮切りにアタック合戦スタート。
すぐに反応するも10人と多くなってしまい、多ければ多いほど逃げ切りの可能性があるので集団は追ってくる。
振り返ると一列棒状になった集団が見えて、踏むのをやめる。次にイランの選手がアタックするのに反応。
これも人数が多くて吸収される。次の動きには孫崎が反応してくれた。これも吸収されそうなときに飛び出したガストの選手が単独で先行。
登りに入り、KINANとアバンティがアタックしていく。自分は二列目に埋まってしまい行けず。これにて終了。先頭でNIPPOが「イージーイージー」と言ってる。
と思いきや僕が逃げたいと伝えていた幸也さんがスペースを開けてくれ「いけ!今いけ!」というのでヨシ来た!と左からアタック。
すかさず怒号が飛ぶ。何言ってるかわからないけど怒っているのは分かる。
すぐにNIPPOの選手が前に入り、何言ってるかわからないけど「オイオイ、イージーゆうてるやん」といった感じか。すいませんした…
戻ると幸也さんに「もっと思い切ってドカーン!といくんだよ。千切るくらいに」と言われ、確かに全精力を込めていなかったことを悔いた。
そこからは集団待機。基本チームのみんなで固まって走る。
サヤは登りで遅れていくけど、それは消耗しないための走り方で、下りと平坦で前に上がってくる。
孫崎は位置取りが上手くて、下りでもポジションを落とすことなく走れるので前の方に位置どれる。平坦に入ってから孫崎がいるところまで上がるのが一つの形になってた。
岡本と自分はそこに後から合流。前のほうにチームメイトがいると楽に入れる。負傷者の間瀬は今日はお休み。
ラスト二周に入って本格的な位置取り合戦が起きる。NIPPO→ランプレ→アバンティのトレインの後ろを何チームかが並列のような形。
大通りに出てさらに前に行こうとチームを引っ張り、中途半端に前に出てしまい、ローテに入れば入れてくれるかもと淡い期待を胸に先頭に出てみる。
後で幸也さんに「あのタイミングで来ても意味はないし、ローテに入ったところでチームメイトは入れない」と教えてもらい猛省。
残り一周の鐘を聞いて後ろに下がっていたサヤを孫崎と岡本のいる位置まで上げて、そこからは四人で位置取り。
シマノとバチバチやりながら前を維持するが、登りの入り口で両サイドから選手が上がってきて崩壊。
間瀬が岡本を連れて右から先頭まで上がっていった。手首痛いのにすごい。自分は集団中ほどにいて身動き取れず。
登りは何とか早いペースについていくも、登り切った後のトンネルできつくてポジションを下げる。
下りで挽回し、岡本とサヤのいるあたりまで行くけど次のコーナーでビビッてポジションを落とす。
そこからたまたま居合わせた去年の優勝者マリーニの後ろにつき、もしかしてあげてくれるかもと思ったけど途中でやめたので僕も終了。
同タイム完走で次の日へ。
いなべ南信州富士山修善寺…。天気は良さそうだけどきつそうだ。一日一日大切に。
京都の下りの段差でリムが割れていたらしい。
京都ステージで落車して手首を痛めてロックマンな間瀬。
手首にモーター入ってます。