2023あけましておめでとうございます 中村龍太郎

 

あけましておめでとうございます。
引き続きレキシントンにてもう一年過ごすことになった中村でございます。久しぶりの方はお久しぶりです。初めての方は「誰お前」となっていることでしょう。お見知りおきを。
更新が滞っておりましたが、これには浅いワケがあり、つまりはレースに出ていなかったのです。ライトウェイ様より近況報告でもいいからブログの更新をと依頼されましたので、最後の更新のBarry Roubaixから最近までの近況をババーっと書こうと思います。

幸運なことに三人目を授かった中村家ですが、通常体重の半分の大きさしか成長していないので入院が必要かもしれない!と言われたのが4月中旬。慌てて日本への切符を握りしめて緊急帰国。妻のビザが出ないことが原因で、元々家族は2021年末からずっと妻の実家に滞在していて、ビザが出たらアメリカに戻り三人目を出産するつもりでいたのです。しかしそんな状況もあり、これを断念。同時にエントリーしていたUNBOUND GRAVELも断念。(無事に生まれたから言えるけど、エントリー費の$314.32は返ってこず…次回に持ち越しにはならず、次回の優先エントリー権が得られるのみ…既に2023年のエントリーは完了しましたが、今年もまた$313.68が飛んでいきました…今年は出れるハズ!)生まれるまでの期間は私の実家の山梨に滞在することになりました。高校生以来の両親との生活。長男はかつて私が通った保育園に通園し、私の幼馴染の娘も同じクラスになるという「年をとったなぁ」と実感する案件が目白押し。

2016年ぶりに富士ヒルにも出場してきました。結果?ホールショットを獲りに行こうとしたことしか覚えていない…。もはやあそこは化け物の住まう場所としか言いようがないです。いつかリベンジしたいと思いつつ、今日もバーガーを喰らいに行ってきました。

Photo By Kanako Takizawa

無事に三人目が生まれアメリカに帰ってきたのは10月の初め。

その頃にはアメリカのロードシーズンは終わっていて、CXのシーズンも半ばになります。自分の体に鞭を入れるためにCX四戦にエントリー。カテゴリーは変わらずC2になったけど、体は正直で全く歯が立たない。Kings CX 2daysの初日は体がびっくりして47位/59と洗礼を受けたが、二日目に走り方を思い出して34位に少し浮上。

Major Taylor Cross Cupは家族がIndianapolis zooに行っている間にエントリーし、ジャンプ台できれいに飛べて自転車の楽しさを思い出す。

2022年最後は2013年に世界戦が行われた会場で開催されたCross Resurrection at Eva BandmanのDay1で、元世界戦のコースにふさわしく、林間セクション、キャンバー、深い砂、上り切れるか切れないかギリギリの登り、など良いポイントをふんだんにあしらったコース設定だった。

ちなみに2023年のCX全米選手権は同じLouisvilleで開催されることが決まったが、この公園ではなくJoe Creason Parkで行われるとのこと。Indiana/Kentucky Cycling Associationはそこまでレース開催に積極的な印象はないけど、LouisvilleだけはCX全米選手権もCX世界戦も開催したこともあり、一つだけ突出している感じがする。Lexingtonから一時間半の場所にあるので、もっとCXだけでなくロードレースも開催してほしいと思う。12月のCX全米選手権が終わるとアメリカではレースはほとんど開催されなくなって、強引にシーズンインをするなら2月の初めにアトランタ付近で行われるレースに5時間かけて行かなければならない。遠い。それまではZwiftでコツコツ走っていこう。

そういえば富士ヒルから新しいサングラスを供給してもらい使用しています。自身初のフレームレスサングラスFULL VIEW HCです。前傾姿勢をとることの多い自転車競技で、上下のフレームが無いことは視認性がグッと上がります。また流行りの大判レンズで完全に眉毛までカバーされるため見た目カッコよくキマリます。来シーズンもこのサングラスで戦います。

残り一年の駐在期間になりそうなので、2023年の目標として「UNBOUND GRAVEL 日の入り前ゴールRace the Sun Club」「Kentucky選手権での優勝」の二つを掲げ、頑張っていきたいと思います。もちろん家族のケアも忘れずに!

 

中村 龍太郎(なかむら りゅうたろう)

チーム:イナーメ信濃山形(日本)、859cycling(アメリカ)

2015年全日本選手権個人タイムトライアルチャンピオン。一般企業に勤めるフルタイムワーカーでありながら、Jプロツアーを走り1桁台の順位を量産。トラックレースにも参戦し、全日本オムニアムでは3位。2019年から仕事の関係でアメリカ・ケンタッキー州在住。

主な成績

・2015年 全日本選手権 男子個人タイムトライアル優勝
・2015年 Mt.富士ヒルクライム優勝
・2016年 全日本選手権オムニアム3位
・2017年 JBCF Jプロツアー 前橋クリテリウム2位

使用機材

ロードバイク:Felt FR FRD

TTバイク:Felt DA1

トラックバイク:Felt Tk FRD

グラベルバイク:Felt Breed 30

ヘルメット:BBB マエストロ

サングラス:BBB フルビューHC

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