AACA#9と信大自転車部OB会と渡良瀬TT 中村龍太郎

渡良瀬の前日にAACAがあるけど、移動距離を考えると躊躇う…ところを容赦なく遠征するのが我らがイナーメ関東組。
せっかくTTバイクを持っていくということで、久々にAACAのTTにもエントリー。
出走が9:30~なので会場到着は8:30くらい。
で、市川のユキ→国立の小山を拾ってから行くとなると僕んち出発が3時だから起きる時間は2:30とかそんなの嫌ぁぁぁぁぁ!!!
しかし金曜日に小山んちに泊めさせてもらえることになり、土曜日は4時起きになった。ありがとう。
朝起きる時間のボーダーラインって4時以降だよね。3時とかに起きるって考えただけで憂鬱になる。

一週間くらい前から左上でお付き合いしている口内炎が痛くて、ファミマのサラダチキンゆず胡椒味が、美味しいのに苦痛というジレンマを抱えながら、会場まで一本牽き。
長良川のサービスセンターに8:30前に到着して自転車の準備と受付。東京は冷雨だったのだが、東海はいい天気で暖かいというか暑い。こっちに来て正解。

TTの出走は17番目。前に何人か走っているので良い目標になる。スタート前に後輪を確認すると、おや?プ二っている。11入れたはずなのだけど、小石を拾ってスローパンクしたみたい。
AACAは河川敷ということもあって、台風等で水位が上がって水没すると細かい尖った石が多く残るそうだ。なんにせよ起こってしまったものはしょうがない。
カウントが始まっていたのでそのまま出走。渡良瀬を想定して緩く入ろうと思っていたのだが、前に小山が見えていたのでスイッチが入る。

完全にオーバルな時計回りのコースなので自分の走りに集中できる。行きは向かい風で帰りが追い風。だけど向きが微妙でイマイチ乗せられない。
300wを下回らないように意識して一周目が6分前半だったみたい。手元のgarminでは7分ピッタリだったので良くわからん。
二周目に入り、後輪が気になりだす。テニスコート側の折り返しで後輪がグニャっとスライド。やばい死ぬ。
三周目に入って最終走者の56さんがちょうど出走しようとしているのが見えて、良い目標にされるのは嫌だと頑張る。
往路は良かったが復路に入る折り返しで完全にペシャンコに。辛うじて前輪荷重に体重を乗っけて走ればイケる。
復路のちょっとした曲がりでさえ後輪がずれる状態。DHを持ったままダンシングで走るという走法でなんとかゴールできた。
タイムはわからないけど、そのままいければ20分は切っていたはず。渡良瀬TTでパンクじゃなくてよかった?良くない。
やってしまったものはしょうがない。渡良瀬はチームメイトの岸本さんにディスクごとお借りすることになった。ありがとうございました!!

お次は1-1。KINAN勢揃い+INTERPROもちょいちょい。ボートの体験会も同じ会場でやっていたのでスロープとZ坂は使えず、その代りS/Gの後すぐにコの字に曲がるレイアウトになっていた。
つまり完全に平坦。でも後で見返したら獲得標高が130mとなっていて、意外とあるな!と思った。
後ろからスタートして前に上がっていくけど、コースが変わったからか皆消極的で、横に広がって道が塞がっていて前にいけない。
そうこうしているとKINAN×3とINTERPRO×3が逃げ始めた。それはアカン!と一気に前に出て、先頭を走るトマ氏の前で牽きだす。
56さんが上がってきて牽いてくれるが、二人ではキツイ。誰か他に同調してくれる人…と後ろを振り返るけど誰も来ない。
一度エルドラの選手が後ろから単独アタックしていき、前に追い付けずに下がってきたので、抜くときに長いことガンを飛ばしました。やるならローテしてくれよ。
牽くのを諦めて56さんと「成り行きに任せるか」なんて言っていたらローテが回りだした。
勢いついたところに56さんが発破をかけて高速ローテ。二周かけて吸収する。吸収の前に56さんに「次は(逃げを)逃すなよ」と言われ、頷く。
KINANとインタープロの攻撃が続くが辛うじてついていく。残り3周でカメラをつけていることを思い出してスイッチオン。
既にKINANとインタープロが抜け出している状態。後続は10人ほど。オッペイに指クイッで合図されるが、暑さと疲れで判断が鈍る。
ケツをあげてアタックするところに「そうゆうことか!!!」と頑張って追う。が、オッペイ強すぎで追いつけず。後ろからKINANが捲ってきて埋めてくれたので折り返しで追いつく。
追い風区間で落ち着いたら、椿がアタック。内心もうやめてと思ったが頑張ってローテ。残り二周で後ろからKINANインタープロ以外の選手が上がってくる。どこにいたの!?
振り返る余裕が今回は無かった。オッペイを中心に椿を追った高速ローテは、復路の対面通行辺りで僕が中切れ。ゴメンナサイ…。
残り一周で椿に追い付く。そこからもアタックだらけ。何とか粘ったけど最後の折り返しに先頭で入るためのペースアップで千切れて、残りは緩めてゴール。
「やばい、キツイ、千切れるかも」というところで「ここが一番の頑張りどころ!」と思い(その後何度も頑張りどころがくるが)、粘れるようになったのは今シーズン成長したところか。
とはいえ暑さと面子もあってか久々にキツイレースだった。

体は怠いが片づけて、松本へ。長野で行われているインカレに合わせて、二年ぶりに信州大学自転車競技部のOB会が開かれるということで、参加することに。
部の創始者である新田さんや、第1回2回3回の全日本CXチャンピオンである大原さん、もちろん福島さんも入れた総勢11人。
20代30代が僕しかいなかったのが寂しかったが、練習コースは変わっていなかったり、昔のレースの話も聞けてとても楽しい時間でした。
夜はまたもや監督の家に泊まり(今シーズン行きすぎですね…ご迷惑をおかけしております…)、爆睡。

次の日は一緒に遠征しているフリーダムの西石垣のE2のスタートが早いので6時起きで渡良瀬へ。
4年連続の出場となる渡良瀬TTは過去のデータを見ると

Record +TOP km/h
2016 10位 20:52.63 01:09 45.69
2015 12位 20:44.00 00:40 46.00
2014 7位 20:57.00 01:03 45.50

2015年が一番タイム良いのだけど順位が低いのは何故だろう。
走ってきたチームメイトから風が無いという情報を得ていたのでイオのまま出場。
15:15スタートの最後のヒート。1分30秒差でスタートするので前のVENTOS大前を目標にもできないし、抜くことなんて無理。
それでもスタートして一周完了した選手たちが見えたので目標にする。

PHOTO BY kensaku sakai

ただ、例年黄金のタレを魅せる渡良瀬なので、今回はクランクを回すことに集中して踏まない。
丁度僕近辺がスタートするタイミングで風が吹き出し、まぁまぁ煽られる。運が悪いが走り出してしまったものはしょうがない。
90°コーナーを曲がると完全に横風。DHハンドルにしがみついて斜めになりながら耐える。

PHOTO BY 本多恵一

橋を越えて左に曲がると追い風になる。ここで休む。一周完了でMCシンジさんの「6分53秒」の声が聞こえ、ちゃんとセーブできてることにホッとする。
二周目は橋を越えるまで頑張って、越えてから休もうと思ったけど、一周目より風が強くなっていて煽られる区間が長い。

PHOTO BY KOUJI OKAMOTO

風に揺られるとバランスをとるためにペダリングが緩んでしまう。でもそれはしょうがないので必死で我慢。
二周完了でMCシンジさんの「6分56秒」の声が聞こえる。3秒落ちとか奇跡!!

PHOTO BY 五月女さん

最終周に入ると風で煽られるのもだんだん楽しくなってきた。最終周だから90°前まで頑張ろうと踏むけど1分くらいで力が出なくなる。
追い風に乗せてゴール。最後のタイムは7分02秒なので8秒落ち。

PHOTO BY gg_kasai

例年、最初の一周で最速レベルで走って、その後20秒ずつ垂れる走り方だったが、今年は初めてタイムを刻んでゴールできた。
ゴール時に暫定5位と言われ、最終的には7位。自己最高順位タイということで素直に嬉しい。

チーム名 Lap01 Lap02 Lap03 Record +TOP km/h
1 佐野 淳哉 MATRIX 06:48.9 06:40.5 06:31.3 20:00.7 00:00 47.66
2 西薗 良太 BS06:42.3 06:41.6 06:46.0 20:09.8 00:09 47.31
3 阿部 嵩之 BLITZEN 06:52.5 06:40.3 06:38.3 20:11.0 00:10 47.26
4 増田 成幸 BLITZEN 06:51.4 06:41.3 06:41.0 20:13.6 00:12 47.16
5 MONIER Damien BS 06:46.9 06:45.5 06:45.4 20:17.8 00:17 47.00
6 鈴木 譲 BLITZEN 06:46.0 06:47.5 06:56.3 20:29.7 00:29 46.54
7 中村 龍太郎 igname 06:53.4 06:56.2 07:02.0 20:51.5 00:50 45.73

イオで煽られたのは多分マイナスになっているとは思うけど、それでも最終周に足を残す走りが出来たのでOKとしよう。
トップとの差で見ると15年が一番小さくて、面子が濃かったことが窺える。
同じ時間に走っていた選手で一番速いのは西園さんで、そこから考えると40秒差。ということは全日本獲った時と同じ調子なのでは?とポイティブに考える夏の終わり。
今週末はGSRカップからの全日本実業団トラックである!衣装は手配したぞ!!ガチだ!!