PHOTO BY 三井至
ばあちゃんちから出るときの「これももってくか?」攻撃を適度に受けて、朝一で会場へ。
P1のレーススタートが9時といつもより早い。日曜日はコースを12周する147.6km。昨日よりは気温は低いが、じめじめしている。
暑いので固形物は無し。ATHLETUNEやらPOWER BARやらSHOTZやら、それとゼリーで全部違う味。
スタート前に経口補水液を二本飲む。朝一のE1で走ったトモヤでさえ熱中症になったということで、昼を跨ぐ予定の我々はかなりやばい。
首の後ろに氷を載せて集合地点へ。
PHOTO BY 秋山華奈
レースがスタートして昨日同様踏み込む。そのまま先頭に出たので下り始めは先頭で。
先頭交代をして前の方でローテを回す。
異常に遅い。誰もアタックしない。140kmオーバーなのと、最初の下り区間ではなく、三段坂で逃げを決めたいのだろうか。
ポタリングペースが続き、そのまま三段坂へ。
誰が行くか目を光らせてたらVICTOIREが一人でアタック。集団内が『地元だからこのままいかせるか』という空気になる。
僕史上最も遅く三段坂を登り、あまりの遅さに集団内でもチラホラ笑いが。遅く走るのは逆にきつく、かといって自分から動いても無視されるだけなのでいかない。
先頭との差は意識していなかったけど二周目に入った下り区間でVICTOIRE捕まる。
カウンターでVC福岡がするりと抜けだす。これも見送る。
三段坂の手前でVCの佐藤さんが抜け出し。これに4人がジョイン。逃げが出来そうな雰囲気。
イナーメからはトンカツさんと甘え上手なサノさんの二人が行ったので、とりあえず集団の先頭で壁(もどき)になる。
そのままS/Fを通過し三周目に入るが、下りで捕まる。捕まってから散発的なアタックがあって活性化。
三段坂に突入し、10人ほどが抜け出す。トンカツさんが入ってくれた。
が、三段目の入部さんのアタックが逃げを潰し、そのまま逃げになりそうな予感。明らかにピヨカツさんになっていたので、先頭を追う。
ココで飛び出した集団は12人(敬称略)
SIM→入部秋田、鰤→飯野馬渡、ブラ→吉岡岸、AIS→早川、弁当→大前、KIN→中西、MRX→田窪、乗歩→内野、芋→中村
PHOTO BY 三井至
後続はあっさり力を緩めて次にタイム差を知らされた時には1分を超えていた。
主要チームが全部入っているし、エース級で逃げ切りたいのはシマノだと思っていたので、後ろもシマノが邪魔するだろうと予想。
先頭のローテーションは田窪以外の11人(ちょいちょい二人送り込んでいるチームは片方がツキ位置もあったが)で回し、そこまでペースを上げるでもなく快適。
入部さんが逃げメンバーに「後ろ止まっているから、ペースでいこう」と鼓舞する。「まぁホントはきついから上げてほしくないだけやねんけどな」と忘れずに付け加える。
5周目に3人の追走ができる。黒板の番号だけ見ると、20番台のシマノは分かったけど、他はどこのチームが追ってきているのかわからない。
3分後ろに追走で集団はその1分後ろ。チームメイトが追走しているからシマノは待つかと思ったけど、特に何もなく回っている。
もう少し近づいたら考えを変えるのだろう。
7周目に入り、後ろのタイム差が徐々に詰まってきていて、5分差あったところを3分切るまで詰めてきてる。
PHOTO BY 松本昭彦
僕的にはこのまま逃げ切っての小集団スプリントに賭けたい。ただ、捕まるようなら、最後に抜け出してやろうと画策。
イメージは全日本の畑中さん。タイム差が1分近くになる周の三段坂で飛び出そうと決める。
9周目でいよいよ2分差となる。とはいえ追いつかれるのは嫌なので、三段坂でペースを上げる。
三連トンネルの出口あたり~緩い勾配~平坦はFEL香ことAR FRDにうってつけで、縦方向にシッティングで踏むとスーっと進んでくれる。
しかし、S/Fで15秒しか引き離せなかった。ただ、後ろの追走が諦めたようで、そこから一気に差が開く。
10周目あたりから田窪が慌ただしくなる。何度もアタックして抜け出そうとする。
既に岸は暑さのためかドロップしていたが、この動きで大前と秋田と飯野さんがドロップ。残り8人。
自分はアタックする足は無いので、ひたすら耐える。三段坂で千切れても下りで復帰。
11周目の三段坂の三段目で、赤黄青の三人が見事に揃って抜け出す。そのまま10秒差で僕ら5人の追走。
PHOTO BY 三井至
田窪がメインで牽いてくれて下り区間で追いつく。明らかに皆疲労困憊でアタックする人はいない。
一番怖いのはここまで本当におとなしかった早川さん。恐らく最後に賭けているのだろう。
8人のまま最後の坂へ。ここで満を持して早川さんがアタック。田窪がアタックに反応する。若干抜け出すが、後ろも繋がり、結局一つに。僕はもう足が無い。
最後の三段目のペースアップで田窪と千切れる。しかし思った以上に離れていない。
前を走る5人に対し、田窪と内野と三人で前を追う。
下りで審判カーが抜いてきて「なんでこのタイミング?」と思ったけど、前の牽制と審判カーのスリップ(真後ろに入ったとは言っていない)のおかげで下り切ったつづら折れ前で追いついた。
PHOTO BY 秋山華奈
吉岡が足が攣ったのか、ペダルを止めているのが見え、中西が抜け出している。
折り返して登りで入部さんが抜け出す。ここでついていくと足を使うので冷静になって状況を見る。
早川さんの番手に憑けていたが、加速していかない。「だめだ!」と体が反応してしまい、300mで抜いてスプリント開始。
当然踏む足はないし、距離も長いので失速。抜いた早川さんに見事にぶち抜かれ、筋力なさ過ぎて自転車が前後に動く変なスプリント。
前を見ると中西が出し切った感じだったので、中西まで!と思ってヘッポコスプリント。躱して5位でフィニッシュ。
PHOTO BY 三井至
残り一周で抜け出した3人が表彰台に登った。追いついた時は三人とも絶望的な顔をしていたのに、すごい。
というか、吉岡足止めてたよね!?そこからまた踏めるとは…天晴です。
今シーズン最高位の5位と、ここ最近は一桁が続いている。140kmのレースでの逃げきりの5位は上々。
今週末のニセコクラシックに向けて、自信になった。ただ、今のところスプリントでビシッと勝っていない。
ニセコは序盤に登りがあるが、それ以降は平坦。最後にアップダウンがあると聞いているので、最後のスプリントに持ち込みたい。
全日本は森本さんと高岡さんに負けているので、自分の距離で勝ちたいところである。
信大の同期がフルサポートしてくれるそうなので、ついでに金銭面のサポー(ry