宿の弁当があまりよろしくないので、朝はすき家まで自転車で遠征。
割と年くったおじさんがワンオペで頑張っていたので、すき家にあるまじき遅さだったけど、まぁ弁当よりはマシ。
恒例のポールさんの店開きを久々に見て「こうでなくっちゃ!」と嬉しくなる。
今回はサングラスが無くなって荷物をひっくり返していたけど、結局鞄の下にあるというオチ。
ツールド熊野DAY2 第1ステージは赤木川清流コースの114.1km。
例年このステージは暗いトンネルの片側交互通行や細い路地で一列棒状からのペースアップなど、落車や中切れが多発し、鬼門となるコース。
前に位置どって、できれば逃げに乗りたい(あわよくば山岳賞ジャージを…)と狙っていた僕ですが
一周目に何回かアタックする選手の後ろに憑いたけど、結局逃げにはならず。疲れて下がったタイミングでKOMの登りに入る。
KOMの登りの手前は後ろで入ると、スタートゴールを過ぎてグラウンドを回って川沿いに出るまで一列棒状になり、抜くことができない。
集団後方になってしまったので、二周目の往路でできた逃げを集団内で見送るしかなかった。
前の集団に追い付きたい選手が散発的にアタックをする中、僕も往路中盤で上がることができたので集団が緩んでいるうちにと単独アタック。
前を走るブラ―ゼンとマトリックスの二人の勢いが弱かったので、少しドラフティングを使ってパス。一気にその前の追走集団に追い付く。
5人ほどの集団でトンネル前の登りにさしかかるとセントジョージの選手がペースアップ。
僕がそれについていき、二人でローテするが、キツイ。
後ろから佐野さんが追いついてくるが、先頭にホセがいるので牽かない。
VENTOSの高木が追いついてきて回すが、先頭の尻尾が見える位置で縮まらない。
結局佐野さんが二回目の登り切りでペースを上げて千切られ、いいように使われて、ブリッジは失敗。復路で後続に吸収される。
吸収されたところで入部さんとLXがアタックし、これが最終便となった。
PHOTO BY CHIE.Mさん
メイン集団はGUSTOとセントジョージが牽くが、差は縮まらない。イナーメは生き残るので精一杯。
一度KOMの登りで韓国の選手がストップしたのでバイクを降りてランニング。CXやってて良かったと思う瞬間であった。
先頭のローテーションには愛三とブラ―ゼンが加わるが、人数を揃えた逃げが強い。
ユキが隣に来て「スプリントする?」と聞いてきたけど、「必要ある?」と逆に聞き返して安全にゴールするということで決定。
僕個人としてはゴール前の位置どりは割とスリルがあって好きなので、やってみる。まぁ無理には走らないが。
トレインをちゃんと組むチームはおらず、孤軍奮闘でポジションを上げるも、徐々に左側に追いやられる。
左側はコーナー詰まってしまうのでブレーキをせざるを得なくなることは二年前にもあったことだが、またやってしまった…
そうなると、しっかりブレーキをかけて安全に曲がって、目の端に転がるVENTOSの大前に「オーマイ!」と思いながら、最後に軽くもがく。
34位集団同タイムでゴール。
例年にはない逃げ切りでのゴール。次の日の熊野山岳ステージへの影響をあまり考えていなかったが、これが大誤算でした。
イナーメは岩月さんと生田目さんを失い、四人に。
第二ステージの試走=札立峠の下り&丸山千枚田の下りは、出場が三回目なので知らないわけではないが、必ず行くことにしている。
二年前に出て以来ということもあるが、さすがに忘れている。攻めることはないが、一度見ておくのと見ておかないのでは雲泥の差があると思う。
というカッコイイ理由は10%ほどで、残りはこの景色を見たいから。
残念ながら「丸山千枚田」という文字を作ったらしく、マジでいらないことしたな、と思ったが、夕日が当たった千枚田は実に美しい。
千枚田からの下りは工事が終わったらしく、二年前は砂利で危険だったところも、とても綺麗に舗装されていた。
下り切ってから車に自転車を載せて宿へ。宿には既にWCU伊賀先生が待機しており、ユキのマッサージをしていた。
夕食後伊賀先生に施術してもらったところ、右の内転筋と左の外側広筋、左の腓腹筋が痛い。
常日頃から左に傾いた、自分から見れば右肩上がりの人生を歩んでいるようだ(ポジティブ)。左が痛くなるのは聞き足が右で、右は強いからであり、左を使いすぎているというわけではないそう。なるほど。
電気マッサージで興奮するポールさんと全裸のイノーさんで遊ぶ夜はハンマークライムと共に楽しく過ごす時間でした。
つづく