金曜日は後輪のタイヤ交換を頼んでいたフリーダムに行き、ついでにオーバーホールをお願いしていたTTバイクのFEL奈を連れて帰ろうと思ったけど、車が小っちゃくて乗れず。
実はちょっと前にISISを入院させる事故を起こしてしまい、代車のカローラフィルダーちゃんが積めないこと積めないこと。
フリーダムの店前に置いてあったのを見て「かっけぇな誰のだろ」と思ったら、自分のだった時の興奮は一生もの。
そのまま稲毛駅へチビ助を迎えに行く。相変わらず荷物に引き摺られている。
遠征の助けになればと誕生日にキャリーバックをプレゼントしたのだけど、持つところが低すぎてキャリーバックの角を地面に擦るというミラクル。
遠征疲れをいかに残さないようにするか、試行錯誤は続くのである…。
土曜日の朝に佐野さんを拾って会場へ。後ろの座席は寝てもいいみたいな暗黙の了解からか(許可した覚えはないが)、
チビ助と佐野さんで後部座席の取り合いになる。最終的に「俺、前でも寝るし」と吐き捨てた佐野さんが助手席へ。
寝かせるわけがない。会話を途切れさせないように会場へ。
JPTのレースは14:10からだったので女子のレースをのんびり観戦。
一周完了時に唐見樫木福田のスリートップの中にチビ助がいて応援に熱が入ったが、次に帰ってきたときにはおらず。
先頭は「女子は時間差スタートの個人TTかな?」と勘違いするほどバラバラでゴールし、チビ助は後ろの集団の3番手6位ゴール。
体調悪い割には頑張った。と思うと僕も頑張らねばと。
JPTの集合場所に早めに行き、前側を取る。
移動し始めるとスタートラインの脇から他の選手が出てくる。はいはい、いつも通り無視ね、と。
ジャパンカップオープンでのスタートへの移動のクレームは風物詩として有名であるが、ここ最近は聞かず。
JPTは言う人がいないからか、ご自由に状態。ちゃんと並ぶのが馬鹿らしくなるね…まぁ切羽詰まるのも良くないが。
初日は20周120km、二日目は22周132kmという両日ともに長い同じような距離。
昨年は初日に84km、二日目は120kmとかだったので、今年もそうだと高を括っていて、気づいたのは朝の車の中。
二日連続で100km越えになると走り方も変わってくる。しかも二日目のレースレイティングの方がAAAAとランクが高い。
とりあえず両日ともに20位以内を目標にレーススタート。
まずはレーススピードに慣れるために中盤で走る。
登り返しで足を使わずに上がれるチャンスがあれば上がる。
PHOTO BY ケイト
先頭付近ではユキがアタックに何回か反応しているのが見える。いけいけ~。
アタックしては吸収の繰り返しでおよそ1時間が過ぎたころ、やっと逃げが決まる。
シマノ、MATRIXが飛出し、しばらく後にINTER-PROが追っていった。この逃げを容認するが2分より大きく差が開かない。
集団はブリッツェンとブラ―ゼンのコントロールに置かれ、そこそこ速いペースで走る。
途中でできた追走集団にKINANが入ったのでブリブラのみが追走を強いられる状況。僕らイナーメも前の方で集まれるくらいのペース。
長い時間かけて追走集団を捕まえると満を持してKINANが牽引に入る。
PHOTO BY MITSUI ITARU
明らかに今までと違うペースで先頭に見えるのは僕とユキのみに(後ろに佐野さんがいた)。
ユキは登りも軽く、本当に調子がよさそう。僕はここまで集団についているだけなので足は残ってる。
残り5周になってからの橋下の登りで先頭三人が吸収される。そこからまたアタックの応酬。
こうなってくるとチーム力で勝るMATRIX、KINANが同時に追うのをやめなければペースは上がったままになる。
イナーメとしては集団スプリントでの上位入賞を狙っているのでココは待ち。
PHOTO BY ケイト
他選手がアタックをかけている中で最後の補給(残り4周)になり、一瞬緩む。
僕もボトルを一本捨てようとちょっと目線を外して手を伸ばしたら、前を走るKINANの選手のちょっとした動きに前輪が当たる。
故意な斜行ではなく、自分が若干前輪を被せていたのが原因。片手での操作になっていたこともあって自転車を前後に動かすことが出来ず、そのまま倒れる。
後ろを走っていた選手が乗り上げてきて自転車同士が絡む。チェーンも落ちていたので、すぐそばにいた監督に直してもらう。
倒れただけなので擦過傷は無い。佐野さんが巻き込まれてしまい「龍太郎!」と前の方で待っていてくれたけど、ブラケットが45°位曲がってしまっていたので「先に行って!」と伝える。
MAVICカーが寄ってきて「代車使うか!?」と聞いてきたけどブレーキもできそうなので断る。
久々のしょうもない落車に、3年前に同じところで転んで山Pさんを巻き込んで一周まるまる説教されたことを思い出し、泣きそう。
とりあえず先頭に追い付くのは無理なので完走を目指す。後ろから来た奈良さん集団についていき、前を走る何人かを回収。
PHOTO BY MITSUI ITARU
先頭集団は30人くらいと監督に言われたので、残りは足を使わないように走り、ゴール。21位以下は同ポイントなので何位かはもはや意味が無い。
自分が原因での落車は久々でしばらく凹む。FEL美に傷が入ってしまい、ダブルパンチ。巻き込んでしまった方々、申し訳ない。
首にムチウチのような痛みがあったのでカコさんに施術してもらう。
激痛ではあったが、45°しか右に回らなかった首が(ブラケットかよ)かなり回るようになった。置き針も貼ってもらう。ありがとうございました。
宿はイノーさんが見つけてくれた高原ホテル。みんなでご飯を食べた後、満天の湯へ。いつも通りの長風呂。
戻ってきて岡先生の授業。ついでにポールさんをイナーメ棒でしばく。
同部屋だったポールさんには日本の布団は小さすぎるので座布団重ねて延長。掛布団も二枚体制である。
鼾を聞くことなく就寝。次の日に続く…。