皆さんこんにちは。FELTサポートライダー、トライアスリートの飯田です。
今回も今年、トライアスロンデビューを目指して着々と練習中! ・・・のはずの、自称「坂バカプロモーションスタッフ」RYOさんからの質問にお応えする形式を続けていきます。
第3回目の今回のお題は
「トランジッションの謎」
です。
さてさて、今回はどんな質問が飛び出してくるのでしょうか?
早速ですが始めていきましょう!
Q、トランジションにはキャップ、ウェア、サングラスや補給食も置いておかなくてはいけないと思いますが、カゴか何かが用意されているものなのでしょうか?
カゴが用意されている大会もありますが、スタンダードディスタンスの大会(51.5㎞)の大会は用意されていない大会の方がほとんどだと思います。
カゴが用意されている場合は、そのカゴの中に必要なものを入れておく。
そうでない場合は基本的には自分のバイクがおけるエリア内、つまりバイクの前後(そのサイド)に自分でセットする事になります。
ロング・ミドルディスタンスのレースの場合は、大会で配布される袋に各種目ごとに入れておく事が多いですね。
ちなみに自分で置く場合、この置き方も一工夫するだけでもだいぶ素早くトランジットを行う事が出来ます。
例えば
ヘルメットはストラップを外しておく
サングラスの柄は開いた状態にしておく
などです。
スイムから素足で上陸して足裏についた砂などを取り除くために、タオルを一枚用意しておく方も結構いますし、あると便利ですね。
いずれしろ始めの頃はこのトランジットは急がず焦らず、少し休憩するくらいの気持ちで行った方が安全で確実ですし、体力的にも楽です。
慣れてきてタイムを狙うようになったら、このトランジットのタイムも短縮してけるようにしてけば良いと思います。
Q、トランジションでは各パートのウェアに着替えるのですか?特にスイム→バイクはハードルが高い気がするのですが…
実はトライアスロン用のウェアが数多くのメーカーから出ています。パンツに薄めのパッドが入っていたり、背中にポケットがついていたりと、トライアスロンをやる上で便利な機能がついています。このトライアスロンウェアを着用の場合は3種目を全て通して行えるような作りになっているので、基本的に着替える必要ないです。スイムパートからウェットスーツの下に着用し、スイムから上がったらウェットスーツを脱いで、トライアスロンウェアのままバイク→ランを行います。
ただ、やはり種目ごとにウェアを着替える方もいらっしゃいます。どちらかというとスタンダードディスタンス(51.5㎞)よりはミドル、ロングディスタンスに参加の方は種目ごとに着替える方が多いですね。スタンダードディスタンスで着替えない理由については次でご説明します。
Q、着替え室のようなものは用意されているでしょうか?
ミドルやロングの大会ではトランジットエリア内に更衣室がある事が多いです。
しかし、51.5㎞やそれより短い距離の大会では会場内に更衣室はあるものの、トランジットエリアに更衣室がある大会の方が少ないですので、事前にトランジットでの着替えが可能か確認しておく事と、基本的にはトライアスロンウェアなど一つのウェアで済ませる事のできるものの使用が望ましいですね。
濡れたウェアでバイクやランニングをやる事に始めは違和感があると思いますが・・・既にレース中は汗などでかなり濡れているし、結構必死ですのであまり気にならないかもしれません。
濡れて気になって仕方がない!という方は、まだまだ頑張れます!笑(→ちょっとスパルタですかね・・)
Q、靴下って履くのですか?
画像:ロングのレースのランニンググッズを入れる袋。
シューズの中に靴下が入っています。
これは個人差がありますが、特にランニングパートは靴擦れなどの足まわりのトラブル防止の為、基本的には履く事をお勧めします。
ちなみに私はミドルやロングディスタンスの大会ではバイクは素足、ランパートのみ靴下を履きます。51.5㎞のエリートレース出場の際は、流石に靴下をのんびり履いている時間がないので、全て素足で行います。
若い頃は素足派でどんな距離のレースでも靴下を履きませんでしたが、一度ランニング途中で靴擦れを起こして血だらけになり、レース後も悲惨な状態が続いてかなり痛い目にあって以降、ランニング時には靴下を履くようになりました。以降大きなトラブルなしです。
バイクパートでももし素足で履いて靴擦れなどを起こすとその先で苦しむ事になりますので、練習で試してみて、どちらかを判断していただければと思います。
Q、できるだけ初期費用を抑えたいのですが、バイクのウェアは活用できますか?
はい、バイクウェアの活用は十分可能です。
長い距離のレースではバイクウェアでバイクパートだけでなく、ランニングまで行っている方も結構いますよ。
スイムももちろんウェットスーツの下に着ておく事は可能でしょうが、スイムパート中に脇が擦れたりする可能性があるので、バイクジャージを使用する場合はスイムから上陸したタイミングで着用した方がいいと思います。
バイクジャージは基本的に吸収速乾性に優れた生地を使用していますし、背中にポケットがあるので、補給食などを入れる事ができますので便利です。
ただし、ランニングウェアとは作りが違うので、特に厚めのパットの入ったパンツで走るのは違和感があるでしょうし、トップスもランニング時に生地と皮膚が擦れる等のトラブルの可能性はありますので、こちらも必ず練習時に試してからの使用をお勧めします。
今回はここまで!
さあ、次回はどんな質問が出てくるのでしょうか?
お楽しみに!
RYO
ロードレースにも参戦する自転車乗りで実はランニングも結構速くて、更に既にある程度泳げて、非常にポテンシャルが高いのではないかと噂されるライトウェイプロダクツジャパンスタッフ
飯田忠司
プロトライアスリート、コーチ
日本トライアスロン連合指導者養成委員
埼玉県トライアスロン連合理事
トライアスロンスクールI-STORM代表
主な成績
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位
スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/
オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com