私は全ての自転車でペダルはクランクブラザーズを愛用しています。
ロードシューズにはクワトロ3ホイールクリートを使っています。
このクリート、すごく便利なんですが、弱点もあります。
目次
・クリートの土台の樹脂がへこんでくる
ここが変形すると、ペダルとのフィット感が悪くなり、グラグラしてきてしまいます。
・クリートの左右の位置が調整できない。
2ホールクリート対応のシューズだと、プレミアムクリートを使えばクリートの左右位置の調整が出来ますが、3ホールクリートは出来ません。
・フロート角の変更が出来ない
2ホールクリートであれば ゼロフロートクリートを使えばフロート角を減らすことが出来、よりダイレクトなペダリングが可能になりますが、3ホールクリートではそのような設定がありません。
こんな商品あったらいいなと思うのはこれ
・ウイングが当たる部分が金属
・左右の調整が出来るクリート
・ゼロフロートのクリート
下の写真のようなクリートが欲しい。
こんなのがあったらいいなと思い、あれこれと考えてみました。
クリートを分解してみました。
クリートシムが挟まるかなと思いましたが、土台の樹脂部分が盛り上がっていてジャマになってしまいます。
この出っ張りを削り落としてみました。
これでクリートシムが付けることが出来そうです。
ゼロフロートクリートを乗っけてみます。これも大丈夫そうです。
クリートの左右位置を変えようとしてみましたが、カバーの部分がジャマをして左右に全く動かないです。
クリートを動かすには、馬の蹄型のカバーを削るしかなさそうです。
こんな感じでクリートが当たる部分を少し削ってみました。
これでクリート位置を外側に動かすことができました。
これで固定すればOK
という所で問題発生です。
こんな感じで台座を取付して、そのあとでクリートを付けるんですが
ボルトを受けるナットは回り止めがない為、空転してしまいます。これでは固定できません。
そこでこれを塗って摩擦を増やして空転しないようにしました。
FSA Installation compound
カーボンパーツの摩擦力を増やすペーストです。
これを樹脂とナットの間に塗ると滑りにくくなるので、ナットが空転せずにネジを固定できます。
これでめでたく固定できました。
今まで悩んでいた
・クリート土台の削れ
・フロート角が大きい
・クリートの左右位置変更が出来ない
の3点が解決出来ました。
使用感もバッチリでした。ゼロフロートクリートのカッチリ感、内側に移動したシューズ位置の恩恵はかなり感じることができました。
ここまでご紹介してきましたが、このカスタムは
「あくまで自己責任の改造ですので、メーカーの補償は受けられなくなります。」ご注意ください。
こんなカスタムパーツがメーカーの純正品になるといいな。
と思い記事にしてみました。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。