こんにちは、自転車通勤担当のサキです。
今回GTのフルカーボングラベルロード「GT GRADE CARBON 105」を長期で使用して、通勤シーンでの活躍をインプレッションします。
クロモリロードとの乗り心地の差
乗ってみて驚いたのは、GTのグレードはかなり乗り心地が良く、フレームそのものが振動を吸収してくれます。
特に踏切のような1cm程度の段差が連続する路面だとその差がはっきりと分かります。
以前乗っていたクロモリフレームも乗り心地は良い方で、さらに38Cタイヤを装備していたので、かなりマイルドなはずですが、それをはるかに上回る快適性です。
体感でできるほど地面からの突き上げが少くなったので、荒れている路面でガンガン踏んでも足への負担が軽減されました。
しかもタイヤは32Cのままなので、快適性がアップしつつ、前よりも走りが軽くなるという嬉しいおまけもついてきました。
通勤にはディスクブレーキ
私にとって自転車通勤に欠かせないのがディスクブレーキです。
雨の日でも地面の泥や砂を噛みこむことが無いのでメンテナンスが非常に楽です。
レースやツーリングではブレーキ頻度が低いのでリムへの攻撃も少ないですが、自転車通勤は10分走る間に何回も信号で止まります。
この度にブレーキシューやリムが汚れていると摩耗が進みますし、制動力も落ちてしまいます。
これを回避するための作業を雨の日のたびにするのはなかなか面倒なのです。
雨の日の制動力に関しては、ディスクローターが塗れるとリムブレーキと同じように滑るので、あまり差はありませんが、長い下りではブレーキを引きずりながら走ると熱で水分が蒸発するので、晴れの日並みの制動力が出ます。
これもディスクブレーキならではのメリットですね。
油圧ディスクブレーキの効果
これまで機械式ディスクブレーキの中では比較的ハイグレードで制動力の高いAVIDのBB7を使っていましたが、晴れの日の最大の制動力は105グレードのキャリパーブレーキとそれほど差はありませんでした。
油圧式ディスクブレーキになると、最大制動力は1.5倍になり、細かなコントロールも自由自在です。
MTBユーザーなら感覚は理解できると思いますが、ロードバイクはレバーの形が異なります。
ロードバイクのデュアルコントロールレバーは強く引きにくい位置にあるので、軽く引くだけで強く止まるというのは想像以上にストレスフリーです。
MTBに乗ったことの無い同僚に乗ってもらいましたが、ものすごい驚いていました。
価格以上の価値はあります
自転車通勤ならそれほど1分1秒を争うものでもないですし、事故や盗難を考えてアルミや鉄の安いロードバイクで十分じゃないかと思っていましたが、カーボンフレームのグラベルロードに乗ると、もう戻れません。
数年前まではカーボンフレームはピュアロードレーサーしか選択肢が無く、タイヤの幅やキャリアダボの問題で通勤には向きませんでしたが、今のグラベルロードはかなり自転車通勤にフィットします。
片道30分であっても、毎日走る自転車通勤は良い物を選べば満足度も高いです。
GTのグレードカーボンを手に入れてからは、さらに自転車通勤時間が楽しくなりました。