大切な愛車をメンテナンスするなら | EIGHT テーパーヘッド匠ヘキサレンチ レビュー 鈴木史竜選手

 

写真提供∶The Key様

こんにちは!鈴木史竜です。

今回はMADE IN JAPAN の六角レンチ。EIGHTから、テーパヘッド ヘキサレンチ タクミ EXロングのご紹介です。

日本で唯一、ヘキサレンチの専門メーカーとして存在するのがEIGHT。世界でも2社しかない専門メーカーとのこと。今まで使用していた六角レンチの角が取れてきてしまっていたので、新調して使用してきました。MADE IN JAPANの専門メーカーによる、美しい六角レンチです。

国際特許のテーパーヘッド形状

まず、このレンチの大きな特徴はボールポイント側にあると感じます。国際特許を取得した「テーパーヘッド」形状を採用しており、どんな角度でも締めることが可能です。

これにより、普通の六角だとネジを舐めてしまいそうな角度でも掛かってくれる安心感があります。まっすぐに差し込みにくいネジの箇所でも気兼ねなく使用が可能で、そのまま本締めまで出来てしまいます。面で接地してくれるため、使用においてストレスがありませんでした。

また、先端部も面取り加工が施されており、ネジへの接触も滑らか。先端部、ボールポイント共に優秀な六角であると感じました。

サイズラインナップとカラーリング

このセットは、6mm,5mm,4mm,3mm,2.5mm,2mm,1.5mmの7本セット。ロードバイクにおいては、ペダルの取り付け等一部の作業を除き、おおよその作業は6mmまでで出来るように思います。初めて六角レンチを購入する場合は、8mm,10mmの2本を追加した9本セットを購入する事がおすすめです。ただ、このセットの7本があれば出先でも困る事は少なく、必要十分です。

さらに、7本すべてのカラーが違うという事も有難いポイント。このカラーリングにより、“2.5mmと3mmを見間違えて手に取ってしまった”といったような事も起こりません。また、このカラーがある事で1本1本がとても目立ちます。外で使う時など、万が一落としても見つけやすい事は、長く使用していく上で助かるポイントです。

大事なパーツを傷めない高精度

正直、私はEIGHTの六角レンチを使う前、ホームセンターの安い工具を10年近く使用してきました。角が取れていくにつれて、丁寧に扱ってもネジを少しずつ舐めていくようになってしまっていました。当初は六角レンチであればそこまで違いはないと思っていましたが、使ってみるとEIGHTの技術の高さは一目瞭然。技術が詰まった製品は、その基本性能はもちろん、見た目の美しさも抜群です。長く使うのであれば、少し良い製品を使ってみようと考えEIGHTを選択した満足感は非常に高いです。

自転車のパーツは高級品ばかりです。工具も可能な限り精度が高いものを使用する事で、消耗品も長く大切に使用できると考えています。MADE IN JAPANの技術が詰まったEIGHTの六角レンチは、大切なバイクをメンテナンスするのに安心して使用できる工具だと思います。

匠ヘキサレンチ 商品ページ

 

鈴木 史竜 (すずき しりゅう)

1998年4月16日生まれ

レバンテフジ静岡所属

静岡県出身。都内の大学に通学しながらプロロードレーサーとして活動。2024年からはアシスタントスポーツディレクターとして、チーム運営にも携わる。

Twitter https://twitter.com/shiryu_suzuki

Instagram https://www.instagram.com/shiryu_suzuki/

2017年 Team Eurasia-IRC TIRE 正式加入

2017年 Tour de Nouvelle-Caledonia (10日間のステージレース)完走

2019年 全日本選手権TT(U23):19位

2019年 UCI ツールド熊野 出場

2019年 ケルメスクルス(Lichtervelde):20位

2021年  JCL第9戦 大田原ロードレース 22位