カーボンリムのホイールユーザーに人気のCARBSTOP BBS-25
これがダイレクトマウント用のブレーキシューとして使用可能かどうか、調べてみたいと思います。
このお話の前提として
通常のブレーキキャリパーと「ダイレクトマウント」方式のブレーキキャリパーでカートリッジシューのフネの形状が異なることをご存知ですか。
まずは通常のカートリッジブレーキシュー(左)
次にダイレクトマウントのカートリッジブレーキシュー(左)
ブレーキシューを取り付けた後に締めるネジの位置が違います。
なので、ブレーキシューもダイレクトマウントと通常では少し形状も違っています。
こちら、通常のブレーキシューとフネ。左側に溝が切ってあり、ネジを占めた時にそこの溝に収まるようなしくみになっています。
次にダイレクトマウントのブレーキシューとフネ。
前の写真のものと違い、右にくぼみが付いています。ここのくぼみにネジが収まる形状です。(左にも溝が切ってあるので通常のフネでも使えるんですね。)
最近ではFELTのARシリーズやIA10、14、16などでリアブレーキにダイレクトマウント式を採用したモデルがあります。
改めてこちら、BBBのブレーキシュー「CARBSTOP BBS-25」
ダイレクトマウントのブレーキシューとして使えるのでしょうか。
*BBBのカートリッジシューは全て同じ形状なので、参考になると思います。
ご覧のとおり、BBBのブレーキシューの裏面は通常のカートリッジシューのフネを使用する際のミゾのほかに、全体的に中央部に溝が切られています。写真左はダイレクトマウントブレーキシューのフネです。
取り付けてみました。
問題なく装着は出来ました。
ネジを締めている限り、かなりの力で引き抜こうとしても外れませんでした。(そもそもブレーキの制動方向でシューがフネに入っていく構造なので走行中にシューが外れて飛んで行ってしまうというリスクは少ないと思います。)
取り付けたシューを外してみると
左下にシューが削れたような跡が出来ていました。
ネジが少しここに掛かっていたようです。
BBB本国にも問合せをしてみたところ、使用には問題ないとお墨付きを頂きました。この裏側の形はダイレクトマウントの誕生前から採用していたそうなので、偶然装着できたという事になりますが、結果オーライという事ですね。
という事で、ダイレクトマウントブレーキ採用のバイクをお持ちでカーボンホイールをお持ちの方や、これからご購入を考えている方の参考情報になれば幸いです。
BBBのブレーキシューのラインナップはこちら
ライトウェイプロダクツジャパン カスタマーサービス
鎌田でした。