前後で 1515g という軽量性と高いコストパフォーマンスが注目のアルミホイール。
存在を忘れてしまうほどの空気抵抗の低さが特長のオールラウンドモデルです。
ALX470を履かせ、日本の国道最高地点、渋峠に行ってきました!走行距離は99kmです。
実際に走ってみて印象的だったのは、軽量性もそうですが、その圧倒的な風抜けの良さ、空気抵抗の低さでした。
スポークは細めのエアロスポーク。数はフロント16本、リアは20本と、かなり少ないです。実はホイールでもっとも空気抵抗が大きいのはスポーク部。少ないスポーク数で圧倒的な風抜けの良さを実現しています。高速走行時にホイールの空気抵抗を感じず、空を飛んでいるような走行感です。
A-CLASSといえば、「一生回り続ける」とも言われる、回転の軽いハブです。日本製の高精度のシールドベアリングを採用。ただ、「空転時の回転と実走行時の回転は違う」というご指摘をいただくことが時々あります。何を隠そう私自身も疑ってかかっておりました(笑) しかし実際に走ってみれば分かります!明らかに回転がなめらかなんです!!
リムは高めの30mm。その分スポークが短くなり空気抵抗を削減。A-CLASSはリムの製造で実績を持つALEXRIMSが母体です。そのALEXRIMSがたどり着いた究極のリム用アルミ素材が「EXA」です。7000系のアルミに2度の熱処理を施し強度を飛躍的に高めています。スポークの少ないホイールは剛性が低くなりがちですが、ALX470は、「EXA」と、30mmという高いリムハイトを採用することで剛性不足を感じさせません。
もちろん前後で1515g(前700g、後815g)と同価格帯ではトップレベルの軽量性のおかげで、ヒルクライム性能も上々です!!
後輪は「オフセットリム」。ロードバイクは後輪にスプロケットがあるため、右側のフランジ(ハブにスポークを通す部分)は左側に寄らざるをえません。このことは、スポークを引っ張るテンションが左右でアンバランスになりホイール全体の剛性を低下させる原因となります。そこでALX470はリム側のスポーク穴を左側にオフセットさせることで可能な限り左右のテンションを均一化。
ハブフランジに先端を曲げた首を引っ掛けるベンドスポークではなく、専用ハブを使用した、「ストレートスポーク」を採用。より強くスポークを張ることが可能になります。高強度な「EXA」と、左右のバランスを均一化する「オフセットリム」と合わせて十分な剛性を確保しています。スプリントやヒルクライムでトルクをかけたぺダリングをしても確実に入力に応えてくれました。
ALX470は、ヒルクライム、ダウンヒル、スプリント、高速巡航など、どんな場面でもハイパフォーマンスを発揮するオールラウンダーでした。レースで勝てる性能を持っています。コストパフォーマンスが非常に高いので学生さんにも使ってほしいホイールです。どちらかといえば軽量な選手におすすめですね!