用品をもっとも酷使するであろうサイクリストとはどのような人たちだろう—。
エンデュランス(ブルべ)ライダー、アドベンチャーサイクリスト、トライアスリートなど、己の限界を突き詰め、突破しようとするサイクリストは数多くいるが、プロロードレーサーもその極地に存在するうちの一人であることは疑いない。
そのような存在である彼らが使ってみてこそ、プロダクトの真価が垣間見えるというものだ。
今回、現在国内プロロードレースで活躍中、愛三工業レーシングチームの佐藤健選手にFLRシューズフラッグシップモデル「F-XX KNIT WT」をインプレッションして頂いた。
そのパフォーマンスに信頼を置けるアイテムを探すサイクリストはぜひ参考にしてほしい。
こんにちは!
今シーズンよりFLRのシューズをサポートして頂くこととなりました
愛三工業レーシングチーム所属の佐藤健です!
2月下旬から使用を開始したFLRのF-XX KNIT WT。
今回のインプレでは、およそ2ヶ月使ってみて感じた3つのポイントについて紹介していこうと思います!
- まず1つ目はソール剛性について!
カーボンソールはいかにも硬そうな、むき出しのカーボン柄にクリア塗装がされた感じ。
ソールの剛性指数は15が最大なのに対して、F-XX KNIT WTは上から2番目に硬い14になっています!!
これまで使用したシューズは、ペダルを踏み込んだ時にカーボンソールとはいえ、若干のしなりを感じていましたが、このシューズではそんな感覚は一切無く、使い古されたともいえる表現で言うと「力が100%ペダルに伝わっている感じ!」←まさにコレです!
練習はロードだけではなく、トラック練習もしているのですが、トラックでのもがき練習では剛性の高さによるメリットをより感じることができており、今まで以上にペダルひと踏みひと踏みが力強く、推進力に変換されています。
- 2つ目はアッパーについてです!
F-XX KNIT WTのアッパーはモデル名にもある通り、ニット生地になっています。
「ニット」と聞くと洋服にもよく使われている繊維で、柔らかくて伸縮性があるものを想像する方も多いかと思います。僕も例外なく前述の通りで… 実物を手にするまでは、アッパーが柔らかめのシューズを想像していました。
ですが、いざ実物を手にしたらビックリ!
めっっっちゃしっかりしてて、ダイヤルを締めれば足がグラグラすることもほとんどないんですよ。。。
だから、1つ目で紹介したソール剛性の高さを無駄にすることなく、ソールとアッパーそれぞれの特性がお互いに良さを引き出し合っている感じ。
でも、「やっぱりニット生地なんだな」と思わせてくれるのが足への馴染みの良さ。
使い始めが硬めなのは当たり前ですが、使い始めてからおよそ2ヶ月経った今ではニットの馴染みも出てきて、でもしっかりホールドしてくれて…っていう最高な状態に仕上がってます(笑)
- 最後に3つ目は耐久性について!
ここまでの2つのポイントはどちらかというと、レースなど、より良いパフォーマンスの発揮に直結する部分でしたが、最後は物を買う時にとても大事な「耐久性」について!
といっても2ヶ月しかたっていないので、ヘタるとかそういうのはまだ分かりません。スミマセン…
でも皆さんには思い浮かべていただきたいんです。シューズを新しくしてから最初に傷や汚れが付いてしまう場所を…
僕の場合はつま先なんですよね。そう。信号待ちでちょっとスタンディングしたり、道を間違えてUターンする時に前輪に擦っちゃうんですよね…おろしたてのシューズの時に限ってやっちゃうんですよコレ。
ちなみに今回も例外なくやっちゃいました。FLRさんゴメンナサイ…
でもニットが剥き出しではなく、上からコーティングされているので助かりました!!
もしもニットが剥き出しでタイヤと擦っていたらと考えると恐ろしい(笑)
やっぱり長く大切に使うにはこういったちょっとした施しがあると安心ですよね!
かかと側にも同じくコーティングが施されているので、シューズを履くときに踵トントンってしても心配ありませんね!
今回のインプレは3つのポイントについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
実は今回のインプレも、3つと言わず良いところ全てをご紹介していきたかったんですが、多すぎて収集が付かなくなりそうだったので頑張って3つに絞りました(笑)
今後、個人のSNS等でもご紹介できればと思いますので、そちらもお楽しみにお待ちください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
愛三工業レーシングチーム
佐藤健
・佐藤健選手 プロフィール
福岡県出身 / 1999年11月19日生 / オールラウンダー
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