全年代で自転車ヘルメット「努力義務」でどうなる?

突然のヘルメット義務化?どういうこと?

 

2022年12月に「自転車ヘルメットが4月から全ての年代で努力義務になると閣議決定された」と報道がありました。
日常でよく利用されている自転車。ただ、ヘルメットを街中で着用しているのはスポーツバイクに乗る人か、お子様ぐらい?
ヘルメット着用なんて、考えたことも無かった方が大多数ではないでしょうか。

NHK WEB「自転車のヘルメット着用 年齢問わず努力義務に 来年4月から」

ヘルメット全年代で着用の努力義務について、実は道路交通法が改正されたのは2022年4月。1年以内に施行と定められているので、そのタイミングに合わせての閣議決定ではないでしょうか。
突然、湧いて出た話ではないのです。

13歳以下はすでに「努力義務」

お子様がいらっしゃる方はご存じの通り、13歳未満のお子様については全国で2008年から乗車時の(未就学のお子様は同乗時も)ヘルメットの着用が「努力義務」になっています。
ちなみに「自転車活用推進委員会」の「自転車ヘルメット委員会」が行った調査では、13歳未満の子供の全国平均着用率は63.1%となっています。

参考:自転車ヘルメット着用についての全国実態調査(PDF)
また既に、全年代での努力義務を定められた自治体もあります。

これから変わること、考えられること

努力義務に罰則は無いのですが、今後、罰則付きの「着用義務」になる可能性は十分にあります。もちろん今すぐではありませんが。

すでに自転車イベント等では走行の際にヘルメットの着用をお願いしておりますが、今後、街中のレンタルやシェアサイクルでも「ヘルメット着用」が利用規約に盛り込まれる可能性が大きいです。
(ちなみに2013年から県条例で全年代のヘルメット着用が努力義務となった愛媛県の自転車レンタルショップでは、ヘルメットと自転車をセットで貸し出しているのを目撃しました)
また、警察官は当然のこと、デリバリーや宅配等の事業で自転車に乗る場合でも着用が義務付けられる可能性が大きいです。学校でも自転車通学の条件に盛り込まれたり、会社の自転車通勤規定に「ヘルメット着用義務」を入れる動きも予想されます。

街中の自転車の、ヘルメット着用人口は確実に増えるでしょう。

さらに、いざ事故になった際、ヘルメット未着用と着用では受け取る保険金の額が異なってくることも考えられます。
現在も一部の自転車保険で、特定の場合にヘルメットの着用有無で保険金の額が異なるケースもあります。

参考:au損保 自転車保険 保険金額と保険料

やはり今後は「自転車のヘルメットは、かぶって当然」になっていくのではないでしょうか。

今のうちにヘルメットを選ぼう

脳へのダメージを軽減する「Mips」を搭載したモデルなど様々なタイプが市販

ではそもそも、なぜヘルメットの着用が義務化されるのでしょうか?

自転車を取りまく環境はここ数年で非常に変わりつつあります。
自転車の事故が非常に多いこと、そして、頭を打った場合に死亡・後遺障害等の重大事故につながりやすいことはヘルメット着用促進の大きな要因でしょう。
上記ヘルメット調査に記載されていますが、2019年には全国で433人が自転車乗車中の事故で亡くなり、そのほとんどはヘルメットをかぶっていなかったそうです。(2019年警察庁データ)
「ヘルメットの着用が死亡や重大な怪我のリスクを軽減する」という効果が上がれば、医療機関の負担軽減にもつながります。

このような状況も踏まえると、春に向けてヘルメットの需要が増えることは間違いなく、品薄も考えられます。
身に着けるものだけに、サイズ感やフィット感は重視したいです。しかし、気に入ったものがなかなか手に入らないなんてことになる前に、早めに入手したいですね。
今のうちに自転車ショップでヘルメットを探すことをお勧めします。

こんな人におすすめのヘルメット

そこで、すでにヘルメットを着用しているベテランサイクリスト達にタイプ別のおススメをヒアリングしてみました。

 

・首や肩が凝りやすい人

重量は快適性に大いに関わってきます。スポーティーな軽量タイプがおススメ。ベンチレーションが設けられ、風の通りが良く蒸れも防ぎます。

BBB マエストロ 商品ページ

 

 

・とにかく安全性が気になる人

重量は増えるけど、Eバイク向けモデルや、Mips搭載モデルがおススメ。

BBB INDRA FACESHIELD | BHE-56F 商品ページ

 

DUNE MIPS 2.0 | BHE-22B 商品ページ

ちなみに、ヘルメットは特に衝撃が加わっていなくても約3年を目安に交換をお勧めします。中の緩衝材が徐々に劣化して、安全性能を保てなくなってしまいます。

日常に溶け込む可愛いヘルメットはいかが?

上記のような、いかにもスポーツテイストなヘルメットはたくさんあるのですが、普段着には「?」な違和感がぬぐえません。
ヘルメットをかぶらなきゃいけないなら、自転車乗るのも止める!それも一つの方法ですが
こんなに便利な移動手段を手放すのはもったいないですね!おしゃれで可愛いヘルメットがあればお悩みは解決。

そんな方にぜひお試しいただきたい「カポル」はまさに、おしゃれで可愛いヘルメット。もちろんヘルメット部分はヨーロッパの厳しい安全基準「CE」に適合しています。
帽子部分は着せ替えできます。季節や気分によって着替えてみましょう!

年齢・性別問わず幅広く愛されるツイードキャップ風デザイン カポル ウォルナット(S,M,L)

 

ヘルメットとは思えない華やかさ。 カポル カメリア(クロッカス)(S,M)

実際に試着できるイベント等もこれから開催します!!

カポル 製品サイト