木曜日の祝日は働き、金曜日からの三連休。
金曜日は溜まっていた洗濯物とか食器を洗ったりとか家事に従事し、夕方から東京に進出。
理由はこちら。
テレビにも良く出てくるウルフギャング@六本木。
「良い肉を食おう」という言葉をきっかけに海外営業の同期が行ったことがあると聞いて決行することに。
前日に行ったことない組でHPを見てみると「ドレスコード:スマートカジュアル」と書いてある。
凍りつく庶民s。ググってみるとジャケットに襟付きシャツ、そして革靴を外さなければよいと。
ジャケットは、ある。襟付きシャツも。問題は革靴だ。
大学入学時に買ってもらった革靴は就職活動という名の強歩大会でボロボロになり、使えたもんじゃない。ちなみに今の仕事はスニーカーでOK.
とりあえずおしゃれな革靴を履くキャラで売っていないので、デッキシューズみたいな落ち着いた色のものでいこうと庶民間で打ち合わせ。みんなで行けば怖くない。
入り口で黒服のゴツイにーちゃんが自分を上から下までジッとみて、「NO SHOES!NO LIFE!」と言って突き返される、英語もめちゃくちゃだけどそんなイメージだった。
実際には入口のドアが透明すぎてぶつかりそうになったこと以外は普通に入れた。
メニューの値段を見ると真顔をキープするのがしんどいレベル。いや今日は使う日なのだ、と言い聞かす。
ドリンクメニューも横文字ばかりで普段写真と一緒に見て「おいしそう」と思って頼む。ということができない。
とりあえず先について飲んでいた海営ボーイが飲んでいるものを指さし「彼と同じものを」とどっかで聞いたことのあるセリフを。
食事は海営ボーイに任せる。ちなみに料理の写真とかは撮っちゃいけないだろうと思って控える。
が、後ろを振り返るとパーカーを着た女子が普通にパシャパシャ撮ってた。あら?
ワインが来て「テイスティングは?」と聞かれ、海営ボーイ「やってみなよ」と丸投げ。動揺する庶民s。
庶民sの中ではまだ宇都宮に土地もってるじいちゃんをもつコバヤシがテイスティング。「おいしいです」と伝えると全員に注がれる。
テイスティングの時に何て言うと通っぽく見えるのだろうか。そう考えている時点で僕に未来はない。
メインの肉が出てきて一同歓声。「皿が熱くなってますので」というので、フリかと思って手を近づけると「皿が熱くなってますので触らないでください」と釘を刺される。
ウェイターが下がってから触ってみると本当に熱かった。皿も一緒に焼いてるのではというレベル。
焼き加減はミディアムレアでヒレとロースで計4切れ。それでも十分おなか一杯。
ふと顔を上げると視線の先に松方弘樹さん。マグロだけじゃないのね・・・。
しばらくすると鈴木亜久里さんも来て、サインもらおうか迷ったけど書いてもらうとしたら廃れた手帳になるのでやめておいた。そういう店じゃないみたいだし。
デザートを平らげ会計。一回の飯であんなに払ったのは初めて。すぐに忘れよう。
そこからベルギービール→怪談バー等々を回り、最後は新宿のゴールデン街へ。
席はカウンターのみ。メニューはなし。そば茶を延々と飲み、来ていた常連のおじさんたちの話に耳を傾ける。
時折ママが自分たちにも話を振ってくれる。酔った勢いでまるでドラマのように「表に出ろ!」と喧嘩が始まったけどママが鎮静する。
結局4時までいて同期を始発で帰らせる。一見だといけない貴重な体験。また行きたい。
そこから二時間、ネカフェ寝てからお台場へ。
知り合いが何人か走っているので、その応援もあるけどメインはこちら。
SNEL CYCLOCROSS TEAMのスポンサーでもある「海苔で健康推進委員会」のマスコットキャラクター、ピノリ。
この中に入っt
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しばらくお待ちください・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
魂の乗り移りが完了し、いざ。
そこは子供たちが寄ってくる魅惑の世界。
が、季節外れの熱さで体中のアルコールが出ていく感覚。
知り合いを見つけると絡んでほしくてアピールするけど「なんだこいつ」と冷たい目線。なにこれツラ。
一時間ほど海苔を配って回って休憩。具合が悪くて椅子でへたる。水を多く飲んで調子が上がってきたので二回目。
音楽に合わせて歩いていると「海苔だけにノリノリだね」と聞こえ、それだ!と思い、以降踊りながら歩くとまた気持ち悪くなってくる。
午前中でともにゅさんとバトンタッチ。以降は観戦。
夜はポールさんお別れ会で高岡さんち。二日連続で六本木なんて、してぃぼういになった気分だ。
次の日あるので飲みすぎないように控えめに。帰りは山下号で。
日曜日は10時に会場入り。BOMAのテントのスペースをお借りして準備。
試走に出る。雨は上がっていたので砂が固まって砂の区間は走りやすい。
PHOTO BY ITARU MITSUI
逆に林の中がスリッピーで自分には不向き。何回か転んでハンガーを曲げてしまう。諏訪監督に直してもらった。ゴメンナサイ。
海苔で健康推進委員会でローラー。ピノリが後ろで煽ってくる。
レースのスタート位置は後ろから二番目。
スタート前に「りゅうたろーがんばれー!!」と応援の声が大きく響き、「うん僕ガンバるよ!」と答える。
スタートして砂区間に入ると一斉に自転車を担ぐ。ここからは格闘技。
CX東京と言えば高速スタートからのすぐに砂区間なので、一昨年初めて出たときはココで弾かれて転んだ。
今年は神経も図太くなって、ぶつかるなんて何のその。20番手ぐらいで林区間へ。
PHOTO BY MOMIKO TANNE
林を抜けると史上最長の砂区間。轍を走らなきゃいけないのだけどハンドルがいうことを聞かなくて脱線。
PHOTO BY KAZUTAKA INOUE
脱線するとどんどん沈んでいく。消耗するのでランはなるべく避けたいが、踏んでも進まないため下車。
PHOTO BY NORITSUGU ITO
この時間でバンバン抜かれていく。それをほぼ毎周回のように続けて、林区間の落車も含めて断トツのビリに。
PHOTO BY KOUJI OKAMOTO
林区間は一向に上手くならなかったけど、砂区間は轍を外さなければパワーで押し切れた。
PHOTO BY SEIICHIROH KOBAYASHI.おいピノリ。
周回遅れになってるけど砂区間でぶち抜くこと数度。
PHOTO BY YASUO TAKAGI
ピット過ぎた後の180°折り返しの砂区間も勢いでゴリゴリ踏んでたら前輪刺さって顔面から着地した。
途中から砂で転ぶのが楽しくなったけど、本人は至って真面目に攻略しようとしています。
PHOTO BY ルッカさん
フライオーバーは飛んでみようと思い立って、やったことないけど飛んでみた。
最初は観客も「え?今飛んだ?」みたいな反応だったけど、自分も徐々に慣れだして高く飛べるようになると観客の声が大きくなった。
PHOTO BY TAKENOBU TONEGAWA
こりゃ楽しいぞと調子に乗って飛んでると、一回前輪から着地して冷や汗。
転んだらそれはそれでみんなに見られるので恥ずかしい。
他にも飛んでる人に比べたらレベルは低いかもだけど、よく考えたら競うところそこじゃないや。
終わりだと思っていた周回を間違えて最終周に入り、砂区間で降りてしまう。
ポールさんと山下が並走して走る。「お前ら走るのおせーぞ!」と言ってるところ。
PHOTO BY SHIZU FURUSAWA
ゴールして-2LAPの断トツのビリ。
楽しかったけど、全く歯が立たない。CXシーズン終わってしまった。
PHOTO BY KENSAKU SAKAI
結局今シーズンは一勝もできずに終わり。
SNEL CYCLOCROSS TEAMとして初めてチームで走った半年のCXシーズン。
諏訪監督を始め、チーム員の皆さんには大変お世話になりました。ありがとございました。
同時にスポンサーされているのに結果が見合っていないと痛感しています。
来シーズン、また強くなって帰ってきます。
レースを追うごとに応援してくれる方が増えてきて非常に嬉しく思います。
昨年のCX東京で僕の人生初めてのサインを書いた方がまた来てくださったり、
ゴールした後「初めて見たんですけど楽しかったです!」と言ってくれる方がいたり。
さらに有難いことに
さいたまクリテリウムの選手の出待ちしているときに知り合った、GIANT ALPECINのサポーターの皆さん(キッテル友の会と言った方がよいです?)、
のゆーみん代表の計らいで、この度僕のファンクラブページができました。
加えて角さんとぴちさんのご協力の元、タオルも製作され、もうほんとに足向けて寝れません。ありがとうございます。
僕自身は自分が楽しいから走っていて、それを見て楽しかったと思ってくれるというのは、これまた照れくさく、嬉しいこと。
変わらぬスタンスでロードシーズンに突入していきます。今後ともよろしくお願いいたします。
おっと、手が滑った。