バーレー牽いて、ゴミを拾って600km! 「ラバッジョおおさか→とうきょうゴミ拾いライド」特集!!

ライトウェイプロダクツは、洗車専門店「ラバッジョ」のクラウドファンディング盛り上げ企画で、3月19日~21日まで行われた「ラバッジョおおさか→とうきょうゴミ拾いライド」にバーレーのチャイルドトレーラー「ミノウ」(終売モデル)を提供致しました。

このイベントは、洗車専門店「ラバッジョ」の福井店長が「現店舗のある大阪から、新たに店舗をオープンする東京まで、路上のゴミを拾いながらライドをする」というチャレンジでした。ちなみに、東京の店舗は7月にオープンとのことです。開店おめでとうございます!!話題の消防車も、富士ヒル会場で無事稼働していました!!

無事に600kmを走り切り、たくさんのゴミを回収したラバッジョの福井様、新規開店の東京店店長でルートを作成された新田様にお越しいただいたので、このチャレンジングで貴重なライドを振り返ってみました。

新規オープンする東京店の店長、新田様にMyバイクを洗って頂きました。笑っちゃう程の泥だらけのホイール「RXD2」も泡泡洗車でピッカピカに!

普段、路肩を走るサイクリストの皆様は、捨てられたゴミを目にする機会が多いと思います。時には走行の安全を脅かすこのゴミ、環境に悪影響を及ぼし、生態系を破壊する可能性もあります。何も良いことがありません。本来は捨てないことが一番良いのですが、誰かが片づけない限り、この厄介なゴミはずっと存在し続けています。

–ゴミ拾いライドはどんなきっかけで始められたのですか?

長くなりますが、この企画のきっかけは「ラバッジョ」と「サイクリスト」の置かれた立場が似ているという部分から始まります。

ラバッジョはこれまで世に存在しなかった自転車の洗車専門店という異業種です。
もちろん街の一般人の皆さんには理解してもらえるわけもなく、
どちらかというと懐疑的な目で、特殊な人たちなんだろうな〜という印象を持たれていました。ただその状態では長期に渡って事業を続けることは出来ないだろうと思いました。

そこで、この街に必要とされる存在になろうということで、近隣のどぶ川掃除からラバッジョの最初の仕事は始まりました。

これはサイクリストにも同じことが言える部分だと思っています。

「自転車は健康に良くて楽しい」と乗っている人たちは思っていますが、一般の人たちに必要とまではされていません。

だったらまずは私たちが街を必要とする前に、私たちが街に必要とされる存在にならなければいけないのでは。
これがゴミ拾い活動の全ての原点です。
なのでこの活動はなるべく人が多いところ、なるべく目立つところのゴミを拾うことに意味があります。
サイクリストがゴミを拾っている景色って意外と見たことがないんです。
これを見たドライバーさんたちは、少なくともその日だけはサイクリストに幅寄せなんかはしないでしょう。
エコだけではない想いがこのゴミ袋には詰まっています。

–ゴミ拾いライドは一言では語り切れない、とてもアツい思いの詰まったアクティビティだったんですね!

 

–バーレーを牽いて大変だった点を教えてください

道路の状況で、どうしてもトレーラーが走行できない場所がたくさんあったことです。クリーンで便利な自転車トレーラーは今の時代にあっているので、法規を見直してもっと使いやすくなれば良いと思いました。

注:今回のライドでは八王子市の「THE BASE」様のサポートカーが随行し、歩道など道路交通法上、けん引では通れない場所は外して積載しました。

日常的にお子様とバーレーのトレーラーを愛用されている福井店長ですが、走行距離の長さや道路状況もあり、少しでも負荷を少なくするため、今回のチャレンジでは幅がコンパクトで軽量な「ミノウ」(終売モデル・後継モデルは「ビーシングル」)をお貸出ししました。それでも走行が難しい場所は数多く存在していたようです。

 

–トレーラーを牽いての走行はどうでしたか?

この距離を走行してみて、バーレーの製品は改めて信頼性が高いと思いました。ハードな箱根越えの下り坂でも、不安定さが無く怖さを感じなかったです。

チャレンジ中は随時ツイッターに投稿が流れ、一番反響が多かったのはこの箱根越えの写真。トレーラーを牽きながらのエアロポジションは対向車も思わず二度見!
写真だけでも斜度のキツさは伝わってきますが、けん引しての下りで不安は感じなかったとの事。世界中で数多くの自転車旅を共にしてきたバーレーならではの安心感。

 

ライドに挑戦した「ラバッジョ」の福井様と、チャレンジの相棒、バーレーの「ミノウ」

1日目 3/19

大阪~名古屋サイクルデイズ~豊川

初日にして距離は3日間最長の230km!当日はGoogleMapでリアルタイムの位置をシェア。

途中、ちょうど開催中の「名古屋サイクルデイズ」にも立ち寄り、たくさんの人から激励を受けたとか。

「とても目立ったので通りすがりの車等、色々な人から激励された」という奥様手作りのサインボード。

長い一日ではありましたが、無事に予定のコースを走破。お疲れ様でした。

2日目 3/20

豊川~新富士

1日目より距離は短いものの、車で走っても長い長い静岡県をけん引して縦断します。昨日に続きハードな一日でしたが、無事にクリア!

 

3日目 3/21 クラウドファンディング期日の18:00までに到着予定

新富士~東京葛西

最終日に待ち受けるのは難関、箱根の関。最も上りがきつく、また下りも激しい場所です。

無事に箱根を越えてもまだまだ先は長い!

ついに都内へ。週末ということもあり、ライブ配信は大変盛り上がっていたようです。

道中、この一風変わった自転車を目撃された方も多かったとか。

さすがに都内に入ると交通量も多くなり、けん引で走行可能かどうか、渋滞など道路状況も読めない中、たくさんの拾ったゴミと共に無事に時間内に到着することができました。

クラウドファンディングも500%を超える達成率で大成功でした!本当に長い旅路、お疲れ様でした!

総距離は600kmにも及び、たぶんバーレー史上に残る長いけん引距離ではないでしょうか。

 

法整備や走行場所など、まだ、けん引自転車の課題は山積みです。

しかし、荷物や子供たち、ペットを自転車でラクに運ぶことが、誰かの生活を便利にしたり、豊かな時間を作り出せると私たちは確信しています。

バーレーを通じて、自転車の可能性をもっと広げられたら嬉しく思います。

バーレー Webサイト

写真提供:ラバッジョ様