2月13日(日)に開催されたニュージーランド国内ロードレース選手権では、熱帯性の嵐の中に負けず、オリビア・レイがスプリント優勝を果たしました。レイは、アリー・ウォラストン(NXTG by Experza)とジョージア・ウィリアムズ(チーム・バイクエクスチェンジ-ジェイコ)を抑えてエリートタイトルを獲得し、国内ロードとクリテリウムの両方のタイトルを獲得したサイクリストの中でも特別な2カテゴリー制覇クラブ入りを果たしました。
表彰式後、レイは「とてもクールで、とても意味のあることです。」と語ります。「ずっと望んでいたことだし、自分のスプリントで勝てたのだから、なおさら興奮しましたよ。」
もう一人忘れてはならないこの日のヒーローは、レイのチームメイトで、Human Powered Healthチームとしては初レースとなったヘンリエッタ・クリスティでした。クリスティは嵐の厳しいコースで集団をコントロールし、1度や2度ならず3度までも先頭集団に戻り、競争相手に対しレイを孤立させないようにしたのです。
レイは、「ヘンリエッタが一生懸命、全力でペースを守り、アタックを阻止してくれたことがとても大きかったです。」と付け加えます。「彼女が何度も何度も(相手のアタックに対し)反撃していくのは、とてもモチベーションが上がりました。彼女が何度も対応してくれたおかげで、プレッシャーから解放され、余裕が生まれました。大きな違いです。」
クリテリウムで(ニュージーランド王者の証である)銀色のシダを身につけるレイの姿はファンにはおなじみだが、今後は女子ヨーロッパワールドツアーのロードレースでこれを披露して活躍することになります。
「この勝利が、今後私がニュージーランドを代表してワールドツアーの舞台に立つことだと重く受け止めています。これまでは「シダを獲得せよ」 と言われていましたが、これからシダを飛ばしてみせます。」
また、23歳以下のカテゴリーがエリートカテゴリーと統合されたため、もう一人のチームメイトであるクリスティは数日前に行われた23歳以下のタイムトライアルの銅メダルを上回る銀メダルも獲得することに。この一連の結果は、女子ワールドツアー初年度のHuman Powered Healthチームにとって良い兆しとなることでしょう。
FELT Bicycles ジャパンオフィシャル
記事原文(英字): HUMAN POWERED HEALTH’S OLIVIA RAY WINS NEW ZEALAND ROAD CYCLING CHAMPIONSHIP