RITEWAYの「STYLES」24インチをインプレッション

RITEWAY STYLES スタイルス

サイズごとにホイールサイズが違うんですが、24インチがとても良かったので紹介します。

実はRITEWAY_BIKEではホイールサイズでサイズを変えるという考え方が10年前からありました。

「シェファードアイアンF」というモデルで、480サイズは650ホイール 520で700ホイールというサイズ展開をしていました。

ホイールサイズを変えることで無理のないジオメトリ(フレーム設計)を実現させることができます。

実は26インチがジャストサイズの方が結構多い

適正身長は 24″(145-165cm) , 26″(160-175cm) , 700C(170-185cm)となっています。

平均身長は年々高くなっていますが、17歳の平均身長で男子が171センチ、女子が約158センチだそうで、多くの方が26インチ、それだけでなく24インチも適正身長に入る可能性が高いです。

バランスがとっても大切

26インチは男子17歳の平均身長にドンピシャなサイズ感ということになります。

700のホイールサイズの自転車はもともと外国人というか、もっと背が高い人向けのスタンダードなわけです。

オランダだと平均身長は180センチを超えますし、ヨーロッパ大陸では178センチくらいです。

そこに合わせて作られたホイール規格なので、ただフレームサイズを小さくしただけだと、アンバランスになってきます。

700Cのホイールサイズのまま、日本人が乗れるようにすると、フレーム形状はコンパクトになってイメージしていたカッコよさと違ってきます。

椅子(サドル)の位置を低くしても、ハンドルの位置はそのままになるわけですから、当たり前です。

本来の設計では前後にバランスよく分配されていた重心も、お尻にかかる割合が増えますから「お尻が痛い」という問題も大きくなります。

ホイールサイズを変えて全体の設計をコンパクトにしていくフレーム設計の26インチなら、自転車に乗ったときのフォルムが自然な形になります。

24インチもすごく良い

24インチだと適正身長が165センチまでなので、筆者は適正身長をわずかに超えていますが試乗してみることにしました。

24インチはコンパクトなクランク長が際立つ。

24インチのクランク長は何と「152ミリ」。市販の自転車だと170か175が主流。

サイズによって165センチを使っているものも見受けられますが、152ミリはキッズバイクなどに使われているようなクランク長。

クランク長は身長マイナス100くらいが良いといわれているので、実は152ミリはスタイルス24インチにはちょうど良いサイズなんです。

これが実に乗りやすいです。コンパクトで回しやすい。

24インチはギアの組み合わせが良い

26インチを乗ってまず感じたのが、ギアの重さでした。やや重くて、トップギアはほとんど出番がなかったのですが、スタイルス24インチはバランスよくギアを使うことができます。坂道も平坦も追い風も楽しく走れるギアの組み合わせになっています。

ハンドルがコンフォート

姿勢は低くなるのですが、ハンドルが曲がっているので、極端な前傾姿勢にならないようになっています。

24インチで適正身長をややオーバーする場合にはステムを目いっぱい高くして、ハンドルをもう少しアップライトなものに交換したら最高だと思いました。クランク長が短いので、サドルも高めになります。

見た目を裏切る鋲打ちサドル

今まで数ある鋲打ちサドルに試乗したことがありますが、これは痛くなくて乗り心地かなり良いです。

クラシカルでありながらコンフォート。

24インチはミニベロに近いコンパクトな見た目

ミニベロとまではいかないけど、コンパクトで愛らしい見た目が特徴的。

フラットバーロードに引けを取らないスピード感が魅力なスタイルス24インチ。

24インチはこんな人におすすめ

走行性能が高いクロスバイクを探している

身長が低めだけど、ホリゾンタルフレームに近いクロスバイクにあこがれている

坂道も平地も楽に速く走りたい

クロモリのしなやかな乗り心地に憧れがある

もっと多くの人がこのバイクの良さに気づいてくれたら幸いです。

スタイルス24インチの詳しい説明はこちら

ライトウェイプロダクツジャパン

鎌田でした。