2021年モデル FELT IA | Advanced | Ultegra Di2のサンプルが一足先に入荷しました。
今年も2色展開。幾何学模様に彩られたフレームはスタイリッシュでフレーム形状とベストマッチしています。FELTのロゴデザインは控えめで、ホイール周り付近はtextreamカーボンの地が魅せてます。
早速、Whiteカラー組んでみました。やっぱりIAは何度組んだことがあっても時間かかります汗
今回はPurpleカラーを例に、組立の工程を記してみます。
コックピット周り(ヘッドチューブ~ハンドル付近)にフォーカスして、どのようにケーブルを内蔵して取り回ししているのか、解剖していきます。
(あくまでサンプル品ですので、デリバリー時の7分組付け状態が異なる場合がございます。)
ハンドル&ステムは内装式なのですが、入荷時ではすでにケーブル類は全て内蔵済みで、左右のブレーキホースラインは繋がれておりオイルも入っている状態でした。
完成車として非常に組みやすい状況でした。
実際にやる組立工程としては、
・ハンドル周りのDi2ケーブルのステム内装作業と繋ぎ直し
・ケーブル類をフレームやハンドルに入れ込みながらステムをコラムに差し込む
おしまいといった感じです。簡単に書いてますけど、ケーブル内装は厄介です笑
太いケーブルは、Rブレーキに繋がるオイルライン。
細いケーブルは、ジャンクションB(バッテリーや、FD、RD用の中継機)に繋がるDi2ケーブル。
ベアリングサイズは1-1/8 36°×45° 上下同サイズ コラムは一般的なOSサイズです。
フロントフォークの中は、Fブレーキ用のオイルラインが通ってます。
ヘッドセットのグリスアップは入念に。メンテナンスの容易さは高めですが、面倒なので、気持ち多めにグリスを塗布する方が後々ラクでしょう。
フレームにケーブルを押し込みつつ、フォークをフレームにセットして、ステムを差し込みます。
Di2ケーブルはステム裏の穴から出して垂らしておきます。
左右のDHバーのスイッチケーブルをステムへ内装していきます。
内装作業には、こちらの工具が便利です。今回使用したのは、ホーザン社のラジオペンチ、ミニチュアラジオペンチ(細長ver)
よく見ると、ラジオペンチによくあるギザギザがついていないフラットなタイプになってます。
ケーブルを掴んだ時に、跡が付きづらく狭い隙間へアクセスが可能です。
もちろん掴みすぎは断線の原因になりますので注意です。
カルパック付近の、ケーブル出入り口よりエントリー
4本をジャンクションAへ繋ぐ。
ジャンクションAが綺麗に収まる場所ありました笑
FブレーキオイルラインとジャンクションAをタイラップ共留めすると安定すると思います。
仕上げにカウル装着します。
ステムを少し浮かせて、カウルが入りやすいようにすると入れやすいです。
収まったら、ステムとカウルを左右2本のボルトで締めます。
ボルトが斜めに入りやすいので注意です。
トップキャップを締めます。(ケーブルを挟まないように)
最後にステムを固定させて、作業終了となります。
Di2の充電する時には、充電ポートがジャンクションAにありますので、カウルを外す必要があります。
実は、フレームのBB下に、内装式ジャンクションAを入れ込むようにスペース確保されているので、別途ジャンクションA(EW-RS910)を購入して組み直すとヘッド周りがさらにスッキリすると思います。
ハンドル周りのワイヤールーティング 理解頂けましたでしょうか?
2021年モデルの IA 入荷までもうしばらくお待ちくださいませ!