「7Sボスフリー式のホイールから、7Sカセット式のホイールにグレードアップしたいけど、ホイールが8S~用しかない
8Sフリーボディーに7Sスプロケットを付けることはできないのかな」
そんな人のための記事です。
目次
カセットスプロケットの比較
左が8S(8段変速)右が7S(7段変速)用のカセットスプロケットです。7S用のほうが高さ(厚み)が低い(薄い)のが分かります。
8~10S用のフリーボディーに8Sカセットスプロケットを装着
8Sスプロケットを8~10Sのフリーボディーに装着したのが下の写真です。
フリーボディーとカセットスプロケットを固定しているのが手に持っている「カセットロックリング」と呼ばれるものです。
これをかぶせて締めこんでいくことでフリーボディにカセットスプロケットを固定します。
8~10S用のフリーボディーに7Sスプロケットをそのまま装着するとどうなるか
フリーボディの長さの方がカセットスプロケットの厚みよりも長いのでフリーボディが飛び出します。
カセットロックリングがスプロケットを抑えることができないので、スプロケットを固定することができません。
ロースペーサーで隙間を埋める
そんな時に登場するのが、「ロースペーサー」と呼ばれるものです。
入手がしやすいサイズとしては「1mm」と「1.85mm」があります。
7Sフリーボディーと8Sフリーボディーの違い
スプロケットがはまる底の部分から先端までの長さを実測したところ、7Sは31.6ミリ、8~10Sは35.2ミリでした。
その差「3.6ミリ」。何かの情報で「4.5ミリ」というデータを見たことがあったのですが、論より証拠ということで作業を進めます。
手持ちのロースペーサーを組み合わせたところ、3.7ミリでしたので装着してみます。
スプロケットのピンに注意
スプロケットをカシメているピンとロースペーサーが干渉すると、スプロケットが斜めについてしまい変速性能が悪くなりますのでご注意ください。
ロースペーサーの凹んでいる部分とピンを合わせて装着する必要があります。
3.7ミリ分のロースペーサーをフリーボディーの一番奥に入れます。
フリーボディーとスプロケットの位置関係はばっちり。これでガタが出ることなくロックリングを締めることができます。
無事、8Sフリーボディーに7Sスプロケットを取り付けることができました。
7段変速の自転車にお乗りでホイールをグレードアップしたいな、そんな方に参考にして頂きたいです。
ライトウェイプロダクツジャパン カスタマーサービス
鎌田でした。