シートポストが固定できない時のトラブルシューティング

きちんと締めこんでいるのにシートポストが動いてサドルが左右に動いたり、サドルが下がってしまう

そんな経験はありませんか。私は最近経験しましたので、その時のトラブルシューティングをご紹介します。

例:GTのシートポストクランプ

レバータイプのシートクランプ。ホイールのクイックレバーと同じでレバーを人力で締めこむ。レバーの強さを反対のボルトで調整して使用する。

レバーの動きに抵抗があると十分な固定力が得られません。

最初から固定力が弱いものもありますし、使っているうちに動きが渋くなってくることもあります。

動きをスムーズにするには、摩擦力が働く部位の抵抗を減らす事が大事です。

レバーとシートクランプの接触部分にグリスを塗布する

汚れている場合はクリーニングしてからグリスを塗布してください。

青枠で囲った部分にうっすらとグリスを塗ってください。摩擦が減ってクランプ力がアップします。

バレルナットのレバーとの接点にもグリスを塗りましょう。

青枠のパーツがレバー内側にはまっています。こことレバーの接点も摩擦抵抗がありますので、グリスを塗布するとスムーズになります。

シートポストのグリスをふき取る

レバーの摩擦を減らしても固定力が改善しない場合はシートポストについたグリスをふき取ってしまうという手段もあります。

かなり効果がありますが、水が浸入しやすくなったり、シーポストに傷がつきやすくなるなどのデメリットもあります。

シートクランプの力が加わるあたりだけ脱脂するだけでも劇的に改善します。

フレームの一番出口に近いシートポストクランプのかかるあたりを脱脂します。合わせてシートポストも同じくらいの場所を脱脂してください。

シートポストが動いてしまって固定できない場合にぜひお試しください。

ライトウェイプロダクツジャパン カスタマーサービス

鎌田でした。