チームカーとスタッフは【広島森林公園ロードレース】から続く長期遠征での参戦となった【第7回 JBCF おおいたいこいの道クリテリウム】【第7回 JBCF おおいたサイクルロードレース】。
JFTクラスタ、クリテリウムでは唐見選手が参戦選手全員をラップすると言う快挙をコンプリート、唯一の完走者となり完全優勝を果たしました!
2日目のロードレースでも、ランキング2位の選手とのマッチスプリントを制し2日連続優勝をコンプリート。5連覇が掛かっているJフェミニンツアー個人総合優勝獲得の可能性を高める事ができました。
しかしJPTクラスタでは2日間共に良い形を作る事ができませんでした。8月の広島RRでの負傷後、思う様な練習が出来ていない織田選手がチーム内でベストリザルトを残すと言う結果となりました。
Jプロツアー最高ランクに位置づけされていて、ツアー最終戦ともなる【経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ】。
土曜日開催予定でしたJフェミニンチャンピオンシップは、台風14号の影響で残念ながら開催中止となりました。このレース中止によりフェミニンツアー最終戦となる「しゅうなんクリテリウム」を待たずに唐見選手の個人総合優勝が確定。チーム結成の2016シーズンから5年連続となる、前人未到のフェミニンツアー個人総合優勝5連覇を達成しました!
Jプロツアーではレース前のMTG通りに、序盤の逃げに前田選手がシッカリとブリッジ。この逃げにより集団は落ち着き、長距離レースと言う事・チーム総合&個人総合が掛かっている等の思惑から終盤の展開に備える展開となりました。
前田選手が逃げに乗っている事で選手達が集団内で脚を休められる事により、今日こそは結果に繋げられると思っていたのですが100キロ過ぎで起きた下り区間の大きな落車に4選手が巻き込まれてDNFとなる状況に。最低目標としていた3選手完走を果たすのみの不本意な結果でJプロツアー最終戦を終える形となりました。
コロナ禍で例年とは違うレーススケジュールとなり灼熱の8月を含め、ほぼ毎週の様にレース参戦を余儀なくされた2020ロードレースシーズン。関係各位から頂戴している多大なるサポートのお陰で今期も無事に走りきる事ができました、選手スタッフ共に心から御礼申し上げます。コロナの影響でUCIアジアツアーも中止となりUCIコンチネンタルチームフル参戦となった今シーズンは、若手育成を主眼としているチームとしては力の差を非常に感じさせられるシーズンとなりました。しかし国内トップチームと常に同じレースを走れる事は非常に有意義なものでしたので、選手達には今シーズン感じた事を来期に向けての課題としてもらいながらオフシーズントレーニングに取り掛かってもらいます。
短くて長かった2020ロードレースシーズンは終了となりましたが、来週末にはシクロクロスのJCXシリーズ開幕戦、翌週末にはJCX第2戦、翌々週末にはMTB全日本選手権大会と怒涛の様にレースは続きます。シクロクロス・MTB共に全日本選手権制覇を達成できる様に精進を続けてまいります。
「弱虫ペダル サイクリングチーム」 ゼネラルマネージャー 佐藤 成彦
各選手のレポートはこちら