フルビュー自体は実は数年前からBSG-53 がラインナップされていたが、今回はBSG-63。同商品モデルチェンジ版の登場といえるだろうか。広い視野を確保するためにフレームレスというメインのコンセプトはそのままで細かい改良がされている。
レンズ部分は先代のBSG-53と比べてみると主に上部に拡大しているのがわかる。わずかな差ではあるが視界全体がよりレンズに覆われてサングラス着用時のレンズとの外部やフレームとの境界線、視野の確保に一役買っている。
次にサイド部分はフレームの形状が変化。
BSG-53は2本の爪がレンズ中央部分に伸び、レンズとの間に隙間をつくっている。これに対して今回のBSG-63はレンズとの隙間が無くなっており、完全にレンズに覆われた形になる。もっともこれらの違いは両方のモデルを使用した者としてマイナスになる要素は感じることがなく、デザインの好みの問題になると思う。
レンズは画像のブルーミラーに加え、交換レンズ2枚(クリアー、イエロー)が付属しており、天候に合わせて簡単に変える事ができる。もちろんすべてUV100%カット。ポリカーボネイト製なので耐久性も申し分ない。
そしてノーズピース。ここはこれまでのBBBサングラスと変わりなく手で簡単に曲げることができるので、簡単に自分の鼻の形に合わせる事ができる。海外ブランのサングラスは日本人の顔の形に合わないことが多いが、BBBはこのノーズピースのおかげで自分の顔にあったサングラスを作り出すことができるのも特徴の一つといえる。
次に肝心の実際の使用感。まず自転車での使用に関してはフルビューという名の通り大きめのレンズが覆っていることで、広い視野の確保と目(日差し、風、ごみなどから)の保護という2側面から見た機能性は申し分ない。トライアスリートとしての問題はランニングでも使えるかという点、個人的にはランニング最中に揺れ動いたりしない事を重要視している。BSG-53はレンズが大きいので正直、見たときはこの点においてやや不安を感じていたが、調整可能なノーズピースなどのおかげか、これまでバイク(自転車)→ランニングを連続して行うデュアスロントレーニングで何度か使用しても不快感を感じることなく快適にトレーニングができたので、実際のレースでもまず問題ないと思われる。
機能性申し分ないサングラス、天候に合わせてチョイスできる交換レンズ2枚付き、ハードケース入り、これでお値段11,500円(税抜き)!(偏光レンズモデルは18,500円)。相変わらずのコストパフォーマンスの良さで何かと出費の多いトライアスリートのお財布にも優しいお勧めサングラスです!
商品ページ
ノーマルレンズモデル
https://www.riteway-jp.com/pa/bbb/product/%e3%83%95%e3%83%ab%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc-bsg-63/
調光レンズモデル
https://www.riteway-jp.com/pa/bbb/product/%e3%83%95%e3%83%ab%e3%83%93%e3%83%a5%e3%83%bc-ph-bsg-63ph/
飯田 忠司 選手
プロトライアスリート、コーチ
トライアスロンスクールI-STORM代表
日本トライアスロン連合指導者養成委員
埼玉県トライアスロン連合理事
<主な成績>
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位
スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/
オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com