正直に言います。私はGPSサイクルコンピューターを使っていないアナログ人間です。というのもスピードと距離だけ確認できれば十分だと思っているので、今だにアナログワイヤレス計測のサイクルコンピューターを使っています。でも周りの自転車仲間を見るとほとんどの人がガーミンを使っています。そんな私にとってもガーミンを使う意味はあるのか?新しく発売されたGarmin Edge130+を実際に使ってみました。
センサー不要なのがイイ!!
ガーミンにはハブに取り付けるタイプのスピードセンサーがあるのですが、実はセンサーがなくても本体のGPSでスピードや距離の計測ができます。見た目的に自転車に可能な限り余計なものを着けたくない私みたいな人間には嬉しいです。また複数の自転車を使い分けている場合も、本体のみを付け替えれば良いのでとても便利です。マウントをそれぞれの自転車にあらかじめつけておけば、一瞬でバイクを交換することが出来ます。
エッジ130+の場合、ハンドル/ステム用マウントが2個付属します。ちなみに、スペーサーによってコンピューターの取り付け高さを選べてステムとの干渉を避けることが出来たり、シリコンバンドも長さが2種類あって、気が利いています。もちろん別売りでマウントの販売もありますので、バイクは何台あっても大丈夫です。
意外に小さくて気にならない
GPSサイクルコンピューターはでかいというのも個人的に気になっていたポイントです。しかし現物のエッジ130+は想像より小さかったです。ちなみにガーミンの現行ラインナップでは最小。サイズは41 x 63 x 16 mm。重量的にも33gと軽くて、まったく気にならない程度の重量に収まっています。
表示項目は100%カスタム可能
普通のサイクルコンピューターは表示項目は最初から決まっていて変更することはできません。見たい情報を確認するために、ページを何度も切り替えなくてはいけなかったりします。しかし、ガーミンなら完璧に好きなようにカスタムできます。例えば、気ままに走りたいのでスピードは見たくない、でも距離と時間は見たいというシーンはありませんか?私は結構あります。普段のトレーニングでは、3項目表示で、スピード、距離、時間を表示しています。しかし、気ままにポタリングする時は、2項目表示で、距離と時間だけ表示できるのです!設定はガーミン本体の操作で出来て、難しくはありませんでした。
走行記録をスマホに自動で記録
もしかして走行した距離や平均スピードを手書きで記録してませんか?ガーミンなら自動でスマホに情報を飛ばしてくれるので、スマホを見ればライドのデータだけでなく、一週間の、一ヶ月の、一年の走行記録が簡単に確認できます。さらにStravaにも連携設定をすることで自動でアップしてくれます。
クライムプロ機能はヒルクライムの苦痛を和らげるかも
エッジ130+には「クライムプロ」機能というものが新たに加わっています。
「クライム中の勾配変化や残り平均斜度をグラフと数字で表示し、ヒルクライムのペース配分をアシスト。」ということですが、この機能を利用するには事前にアプリのガーミンコネクトでルートを作成して(難しくありません)、エッジ本体に転送しておく必要があるので、少々手間ではあります。本体への転送は「コース」を選んで、「デバイスへの送信」を選択してしばらくすれば完了です。そして、エッジ本体でコースを選択してライドを開始。クライム区間になると勝手にクライムプロ機能が発動します。この機能があれば終わりの見えない登りでも、どこに終わりがあるのか分かるので精神的苦痛が和らぐというわけです。残りの平均勾配や、グラフで勾配の変化も分かるのですが、何よりも残り距離が分かることが大きかったです。
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