CNC切削による金属パーツを得意とするKCNC。
スカンジウム合金製の超軽量シートポスト TIプロライトが人気です。
徹底的な削り出し、シンプルなゼロオフセット構造、そしてスカンジウム合金素材で153gという驚異の軽さを実現しています。
そのKCNCから新しい軽量シートポストが発売されましたので紹介します。
セプロライト [SEPRO LITE]
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参考重量は、211g(27.2mm、350mm)、226g(31.6mm、350mm)ですが、実測では202g(27.2mm、350mm)でした。
ハイエンドのアルミパーツに使用される7075アルミニウム合金をCNC切削で削り出すことで軽さを実現しています。
9,000円(税別)という価格ですが、この軽さは2万円以上するようなカーボンポストに匹敵するものです。
TIプロライトと比べると軽さは劣りますが、素材をスカンジウム合金から7075アルミ合金にすることで価格を抑えています。
その分、安全マージンが大きく強度は高いです。
サドルを固定したり、シートクランプを締め付ける際にも、強度の高さを感じることが出来ます。
ヤグラは驚くほど大胆に肉抜きされています。
強度的に大丈夫なのかと感じるかもしれませんが、上下方向に厚みがあるのでむしろカッチリした印象です。
TIプロライトがゼロオフセットで軽さを追求していたのに対して、セプロライトは一般的なオフセットタイプです。
サドルの固定は前後の2本ボルトタイプ。
溝が切ってあるタイプと違い、無段階で角度調整が可能です。
前(画像の右側)のボルトは手で回すタイプですので、角度調整時は後ろのボルトを緩めてから前のボルトを手で回して、最後に後ろのボルトを締め付けて固定完了です。
注意点として、サイドが覆われていて前のボルトが露出しないタイプのサドルとは相性が悪いです。
サドル高の調整に便利な5mm単位のマークがプリントされています。
シートクランプの締め付けトルクは最大8Nmです。
ミニマムインサートは、サドル下端から85mmです。
自転車の上部にあるシートポストの軽量化は、バイクの振りの軽さにかなり影響があります。
愛車をより軽快に走るようにカスタムしたい方におすすめです。