【BBの規格】PF30とPF30Aの違い

最近、わずかですが耳にするようになったPF30AというBB(ボトムブラケット)の規格。

PF30との違いについて調べました。

【結論】

PF30Aとは

「PF30とベアリング外径は同じで、シェル幅を反ドライブ側に5ミリ長くすることでBB周りの剛性を上げたBBの規格」です。

キャノンデールブランドから販売されている、キャノンデール・スーパーシックスEVOなどに採用されています。

・・・言葉だけではわからないので図でまとめてみました。

【図解】

上記がPF30下記がPF30Aです。

PF30とPF30Aの違い

 

【図解解説】

①シェル幅(フレームのBB挿入部の外幅)

PF30: 68mmもしくは73mm(ロードの場合は68mmが多い)

シェルはバイクの中心に対して、左右対称。

PF30A: 73mm

シェルがバイクの中心に対して、反ドライブ側に寄っているのが特徴

②ベアリング

PF30/PF30Aで共通のベアリングです。共に外径は42mm 内径30mmです。(これはBB30とBB30Aについても同じ規格のベアリングです。)

【シマノクランク用アダプターについて】

24ミリシャフトのシマノクランクを使う場合、上記の構造の違いから、PF30とPF30Aでは同じアダプターが使えません。PF30Aには専用のアダプターが必要となります。弊社では残念ながらまだPF30A専用のアダプターは発売されていません。

以上、PF30Aについて調べている方のお役に立てれば幸いです。

ライトウェイプロダクツ カスタマーサービス

カマタアツシでした