今回使用させていただくことになったホイールcrankbrothers cobalt2のインプレを紹介します。
商品ページはこちら
https://www.riteway-jp.com/pa/crankbrothers/product/%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%882-cobalt2/
独自構造によるメリットとチューブレス完全対応
上位モデルのコバルト3、コバルト11と同じ構造でスポーク中央にニップルがあります。
スポークとニップルを反転させてホイール外周を軽量化し、ロングニップルで剛性をアップしています。
リムにニップルホールを設けない構造なので、チューブレスタイヤの装着にキット(リムテープ、エアー漏れ対策で入れる液体)を使用する必要がありません。
IRCタイヤとの相性がよく、タイヤのハメ変えも安易、フロアーポンプで簡単に上がりました。
高剛性で加速が軽い
早速、トレイルで使用しました。
最初の印象は剛性が高い。
以前使用していたALEXRIMSより硬く感じました。
今まではタイヤ、ホイールの柔軟性で走っていましたが、このホイールはタイヤの柔軟性だけで走るイメージ。
走る場所によって空気圧調整が必要だと感じました。
ホイールが硬いのは悪いイメージではなく、タイヤの柔軟性を感じやすくなります。
よりコーナーを攻めれたり、コーナーでの滑り、バイクの流れかた、トラクションコントロール時のタイヤの掛かり、タイヤの凹みなどをシビアに感じとれます。
下りではスピードを出せば出すほど安定。
足元が安定すればスピードを出しても怖さを感じなくなります。
フロント15×110mmスルーアクスルとホイールの剛性もあり、ホイールとサスペンションが一体化したかのような感覚になりサスペンションの動きを敏感に感じとれるようになりました。
リアー12×142mmスルーアクスル仕様なのも大きな利点です。
カーボンフレームの柔軟性を使え、GT独自のトリプルトライアングルとの相性もバッチリです。
登りは軽快そのもの、ホイール外周が軽いので回りだしが軽いのと、剛性が強いので直進性に非常に優れています。
先程も書きましたがトラクションコントロールの掛かりを感じとりやすく、扱いやすいです。
トラクションコントロールが苦手な人は太いタイヤか、ノブの高い物を使用すればよりコントロール性が上がります。
慣れれば少しずつノブの低い物、タイヤの細い物に変えていくと上達に繋がります。
トレイルを走ってみて。
cobalt2を使用し走り方が変わりました。
イメージとして今までは柔軟性を活かし線で走ってましたが、cobalt2の剛性 ホイールの粘りが強くなったおかげで点で走れるようになりました。
点点で繋ぎ、場所場所で反応してくれます。
タイヤグリップを感じれるので抜ける感じは全くありませんでした。
トレイルで飛んで着地してもスポーク同士が当たるきしみ音もしません。
cobalt2はアルミモデルでは、セカンドモデルになります。
重量も1800gと超軽量というわけではありませんが、価格69800円(税抜)とかなり抑えられています。
完成車ホイールからアップグレードしたい人、トレイルを楽しみたい人におすすめです。
十分過ぎるホイールです。
これからガンガン使用して強度テストもしていきたいと思います。
GTサポートライダー
山中 真(やまなか しん)
セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝を中心に走るオフロードライダー。近年はシクロクロスにも東海地方のレースをメインに参戦中。GTサポートライダー。
主な成績
・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝
・2017年 SDA王滝 5月 100km 4位、11月 120km 4位
・2016年 東海シクロクロス シーズン成績 2位
・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝
ブログ
http://blog.livedoor.jp/sevenride/