地球温暖化が進む昨今、自転車に乗って少しでも環境にいいことをしていると言い聞かせて自転車に乗る日々・・・。こう暑いと山に籠りたいですね。
目次
今月はいよいよレース当日のことについてです。
レース会場に着いたらまずは受付をしましょう。基本的にエントリーしたらOKではなく、当日に受付をして、番号の書いてあるゼッケンや計測チップを受け取らなければいけません。スタート時間は午後なのに、受付は朝だけなんていうのも良くある話(いつも愛しの睡眠時間のことを考えます)。受付時間をきちんと確認しましょう。
レースによっては出走の意思を確認するためにスタート前にサインチェックを行う場合があります。自分の背番号が書いてある欄に名前を書くだけですが、これも書き忘れると出走取りやめ、もしくは完走しても未完走扱いになることがありますので忘れずに。しかし忘れていても優しい大会関係者の方がスタート前に書いていないことを伝えに来てくれることがあります、が、忘れてもいいとは言いません(当然)。
スタート前の準備、まずはアップです。
どのレースに出場するかによりますが、僕は目安として下記のように決めています。
ヒルクライム&クリテリウム
→スタート1時間前に3本ローラーにて負荷なしでもがいて、大体の最大心拍数まで心拍を上げます。ローラーがない場合は実走で軽いギアにして高回転で走行し心拍を上げます。上記レースは最初から負荷がかかり、負荷の高いままのレースになるため、一度心拍を上げておかないと心臓がびっくりして最初のハイペースについていけません。あくまで個人の目安として決めてやっていますが、気温が高いと、あまりもがいてもオーバーヒートしますし、気温が低いとスタート1時間半前からローラーを始めて徐々に体を温めるなど、その時々の判断で決めています。
ロードレース
→基本的には長いレースになるのでアップはしません。変速その他諸々を確認するために実走で少し走りますが、心拍を上げるようにもがくなどのことはしません。確かにレースの最初はハイペースですが、逃げができるなどの展開によって必ずペースが落ちます。長丁場のレースはいかに無駄足を使わないかが肝になります。それはレース前であってもそうであると思っています。
アップをしていると自分が何時にスタート地点に行けばいいか等が、いくら頭に入れておいても不安になることがしばしばあります。いちいち同行者に聞くのも申し訳ないので、ホワイトボードに「名前 ゼッケンNO. スタート時刻 サインシート記入時間」等を一覧にして書いて、見やすいところに置いておくといいですね。ついでに教室とかにある壁掛け時計を横に置いておくと、さらにわかりやすいです。このホワイトボードは、例えば先頭集団とのタイム差を書いたり、応援メッセージを書いたりと、何かと使えるので持っておくと重宝します。
補給はレース当日までに用意しておきます。
当日、補給食メーカーのブースで購入することもできますが、常に出店しているわけではないので(というかほとんど出ていないですね)、基本的には事前に用意しておきましょう。
ここではどの補給食がいいかなどは言及しませんが、いろんなメーカーの補給食を試してみたほうが良いです。特に、走りながら食べるだとか、疲れてくると味覚が変わってしまうので、練習の時に食べてみて確認するのがいいでしょう。レース中は走りながら食べるので、袋の切りやすさだとか、一回で食べきれるサイズかだとか(何回か齧るでもいいのですが)が重要になってきます。運動中でないときに食べてもおいしくないものが、疲労がたまるとやけにおいしくなることが多々あります。個人の好き嫌いもありますので、まずは試してみましょう。最終的に自分で作るというのもアリですね。
アップオイルや日焼け止めを塗っておきましょう。
アップオイルを使ってマッサージし、筋肉を緩やかにして動く筋肉を多くすることにより、パフォーマンスアップと疲労軽減につながります。アップオイルによっては冬のレース等での保温効果等も期待できます。
また、日焼け止めは単純に日焼け跡がついてしまうのが嫌な場合つけることがありますが、基本的には日焼けをすると、それだけ疲れてしまいます。なので日焼け止めは疲労軽減にも一役買っているのです。
しかし一般的な日焼け止めでは汗等で流れてしまいますので、スポーツ用の日焼け止めをするか、最近ではアームカバーなども涼しいものを出しているので、使ってみるといいでしょう。僕は日焼け跡に関しては手遅れなので気にしていませんが、レースでは日焼けによる疲労軽減のために長袖を着用しています。半袖に比べて少し暑いですが、素材も薄いものですし、袖に水をかけると非常に涼しいです。
準備ができたらあとはスタートを待つのみ。レース中のことに関しては、またの機会に。