プロジェクト135パート2 第46回 (ポーランド)南部小ポーランドの木造教会群

 ユネスコの世界遺産に登録されている正式名は「ポーランドとウクライナのカルパティア地方の木造教会群」というのだそうです。世界地図を広げてみるとポーランドとウクライナの南部にカルパティア山脈というのがあり、その地方には数えきれないくらいたくさんの木造の教会があったようです。日本でも古くから村の神社やお寺があったような感じでしょうか。そのうちポーランドの8ヶ所、ウクライナの8ヶ所合計16ヶ所が世界遺産に登録されており、今回はそのうちのポーランド側の4ヶ所を見て来ました。聖レオナルド教会、ビナロヴァ大使館ミカエル教会、聖ヤコブ教会、デンブノ・ポトハランスキエ大天使ミカエル教会の4ヶ所です。この4ヶ所なのですが、今となってはどれがどれだか解りません。どなたか、キリスト教に詳しい方、教えて下さい。
 
■今回場所は
 

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その1つ目、聖レオナルド教会です。多分。
 
この雪国のガンギの様な屋根は、土曜日の屋根と呼ばれて、日曜の礼拝に遠くから土曜日のうちに到着した人達が、雨露をしのいで日曜の朝を待ったのだとか。
 
何の宗教でも、字の読めない人に絵で戒めを教えたのは同じです。
 
今回の4つの教会の内部は、規模の差こそあれ、驚くほどよく似ていました。イエス様がおられ。
 
お祈りする席があり
 
祭壇があり、…昔は何か設計図みたいな物があったのでしょうか?
 
ネッ、これ小さくて、田舎の旧い家のように見えますが、立派な世界遺産なのです。ユネスコのマークがあるでしょ。アッ、何とかかんとかLeonardaと書いてあるから、セント・レオナルド教会で間違いないと思います。
 
これが2つ目の教会、多分ビナロヴァ大天使ミカエル教会です。
 
ここは外から見ても教会らしく、1つ目のように古民家の風情ではなく、それなりに堂々としていました。
 
内装はとても立派で、特別に案内してくれる女性もここの教会専門の方がおりました。
 
立派な祭壇があり、キリスト様、天井の装飾、どれを取ってもこちらの方が豪華ですが、基本的な構造は同じように見えました。
 
壁の絵も聖書の内容だったり、理解している人にはとても興味深いのでしょうネ。
 
ところで、祭壇はアダムとイヴが支えているのだそうですが、大天使ミカエルはどの人なのでしょう?
 
さすがの私も、こういう場所ではあまりふざけられませんでした。
 
あった!!やはりここはビナロヴァ大天使ミカエル教会です。BINAROWAと書いてありました。
 
ここにも自転車は健在でした。オトーさんは何を買って来たのでしょう。日曜日には木造教会へ行くのでしょうか?
 
さーてお昼です。ポーランドはサラダがおいしかったです。
 
これはそこそこでした。
 
カモ肉です。今回の旅行で一番おいしかった、カモ。
 
これは横目で見ていました。本当ですって、だって、まだこれから違う教会へ行くのですから。
 
で、ケーキ。本当にポーランドの人は甘いものがお好きです。ま、同行の日本人も好きな人が多かったですネ。私達は2人で1つにしてました。甘いものは。
 
センコヴァ使徒聖フィリポと聖ヤコブ教会、これで3つ目です。
 
内部はほぼ同じ、そろそろあきてきました。
 
この教会は土曜日の屋根がこのとのほか立派でした。
 
この日は3つも同じ様な教会ばかり見てあきてしまいました。今日はおしまい。
 
またまた夕食のデザートです。よくもまー。
 
腹ごなしにポーランドの不良少女とゴロマイてみました。なーんてとても良い子達でした。
 
そして、ヨハネ・パウロ2世にご挨拶して、おやすみなさい。
 
翌日はザリビエという所で、各家が外壁に絵を画いてある地区を見てまわりました。
 
こんな家がたくさん。
 
家の内側までこんなです。
 
これが4つ目の教会です。
 
以上、世界遺産をご紹介致しました。っと。
 
中は、こんなでした。ほぼ同じ。以上!
 
今でもポーランド南部は木造の家が多いです。
 
これは世界遺産ではありませんが木造の教会です。
 
ハイ、何で私は雪の中でしょんぼりしているのでしょうか?
 
今回の旅はクロッカスの大群生を見に行くツアーだったのです。それが雪で…。
 
行ったのは4月下旬で、後ろは湖、その後ろがポーランドで一番高い山、素晴らしい景色の中を下ってくる計画が何と冬山でした。
 
私達の左手がポーランド、右手がスロバキア、国境の山です。計画としてはここも歩いて下りる予定だったのですが……。
 
これはこれで楽しかったのですがネ。
 
もう町まで下りたあたりで、チョボチョボとクロッカスはありました。これが一面にある筈だったのですが
 
ウーン。
 
我家のヒメアヤメの方が良いかも。
実は私達はポーランドへ行くのは2度目なのです。前回は2012年9月、3年前です。まだ135で日本を自転車でまわっている頃でした。(135、パート1、第20回、特別編2、ポーランド、オーストリアをご覧下さい。)その時はチューリッヒからクラクフへ飛行機で入り、アウシュビッツなどを見て、クラクフからウィーンへ列車でぬけた個人旅行でした。この時、現地で案内してくれたポーランド人の娘さんの母親が今回ガイドをしてくれたアンナさんでした。ビックリしました。ところで、皆さん、海外へ行かれる時、個人旅行と団体旅行とどちらがお好きですか?今回はタトラ山脈のクロッカスを見る団体旅行だったのですが、何とタタラ山脈は雪の中。自然相手はうまくいかない時もあります。団体で行くとすべてあなたまかせ、楽な反面、こんなに甘いものばかり食べられないヨーといってもデザートは出て来ます。今回の参加者でアルコールを飲むのは私達夫婦と添乗員さんだけ、イヤな集団でした。帰りのクラクフからフランクフルトへのルフトハンザでトーチャンの誕生日祝いにスパークリングワインがうやうやしく運ばれてきて機嫌は直ったのですが…。
 木造であれ石造りであれ、教会やモスクはその教会を知らないと面白味は十分分からないのでしょう。今回の教会群は正直にいえば後半はあきてしまいました。文化遺産より、自然遺産の方が分かりやすいかもしれません。次にうまく自然遺産が見つかると良いのですが…。おつきあい下さい。