第27回 根城の回 ページメニュー | ||||||||||||||||||||||||||||||||
【その一】 根城に登城しました。 【その二】 今回の城攻めは… |
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【その一】:根城に登城しました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
【コメント:阿部ちゃん】 虚弱体質にムチ打って遂行した奥羽山脈越えのおかげで、もはや、自転車を支えにしないと立っていられない様子。非常に心苦しいですがあと1城、がんばろう東北。 |
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今旅最後に攻め入るのは青森県八戸にある「根城」です。盛岡から八戸まではもちろんIGRを利用します。IGRというものの実際に乗るのは「モーリー」(向かって左)でお馴染みの青い森鉄道。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
八戸に着くや否や雨乞いを始めるのぶさん。この日降水確率100%予報にも関わらず、全く雨を予感させない現状にすっかり気を大きくした模様です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
駅から少し離れていますが、昨日のことを思えばマンホールを跨ぐようなもの。しぐれる気配もございません。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
【コメント:のぶ】 駅から走って20分ほどで根城を囲む土塁らしき城地に到着! |
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今回の最終目的地。無事に着いて安堵の表情。 気がゆるむと本来の顔に戻ってしまうようです。 |
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根城はボランティアガイドさんの充実に力を入れているようです。 無料で根城の歴史、遺構の特徴、復元整備について語ってくれます。 |
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30分じゃ無理だよ…。根城ガイドはこの板葺きの門からスタート。八戸城から移築した現存門らしいです。 結局、話しに惹きこまれて、1時間半ほどガイドしてもらいました。 |
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早速、空掘の遺構。 薬研掘りということは、当時の底面はもう少し鋭いV字になってただろう。 |
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根城は「ねじょう」と読むんだよ!と熱い教えが飛んできます。 いわゆる南北朝時代に築城され、この時代の建物が復元整備されている非常に珍しい史跡とのこと。 |
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連郭式の縄張りで一番奥には本丸が位置します。 その本丸はこのような空掘と土塁で囲まれていますが、なかなかに深い。樹海のようになっています。 |
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根城の見所となっている本丸跡の建物群の復元。 11年間に及ぶ発掘調査に基づき、9年かけて復元されました。 |
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主殿では当時の行事なども復元説明されてます。 広間では正月十一日の儀式が復活。 |
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御主殿のほか、厩や工房も復元。総工費52億円をかけたそうです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
茅葺きの竪穴式の建物は納屋。 竪穴式住居とかいうと相当古い時代をおもいますが、中世まで作られてたんですね。 |
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「この米はやらぬ」のロールプレイ。意外と演技派の阿部と冷静に見守るガイド氏。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ぜひ中世の空間を現地で体感してください! | ||||||||||||||||||||||||||||||||
【コメント:阿部ちゃん】 今回2度目の東北攻め。しかも北東北3県容赦なし。行きで利用した上野発の夜行列車「あけぼの」関は我々の旅を大いに助けてくれました。青森まで運んでくれるので、時間に余裕のある方は是非GTSを利用してみてはいかがでしょう? |
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ちょうど1年前に攻めた宮城では、灼熱が度を過ぎており皮膚が2度と再生しないのではないかという不安感を覚えたものですが、今回は比較的快適、むしろ涼しいくらいでしたのでツーリングには持ってこいの気候であった、そう記憶しております。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ただ、奥羽山脈越えでまさかのEndless Rainに苛まれ、定期的に命の危険を感じたことは可及的速やかに記憶から消し去りたいものです。雨ニモマケズを2万回程心の中で唱えたでしょうか。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
恐らく走行距離としては、この企画で最長であったと思います。エネルギーの消費量、疲労の蓄積は過去に類を見ません。しかしそこは東北。そこここで美味しいものにありつけました。更にJUCOLAのクエン酸パワーを都度投与。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
お腹が空いたら各地の名産、疲れを感じたらクエン酸パワー、結果無事に3県跨ぎ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ハイブリッドだろ~? | ||||||||||||||||||||||||||||||||
【その二】:今回の城攻めは・・・ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
のぶ:「おまえ、さすが東北出身だけあって、ジモピーと波長あいすぎだったな。」
阿部ちゃん:「ジモピーって、死語でしょ。」 |
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のぶ:「夜行列車のなかからして、青森に帰る人と仲良くなったしな。」
阿部ちゃん:「ああいう一期一会も旅の醍醐味というか、いいっすね。」 |
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①東京~久保田城 「あけぼの」は上野から青森まで走る寝台特急。21:15上野発ですから仕事終わりに乗りこめます。高松城のときに利用した「サンライズ瀬戸」と同じく、寝っ転がれるのでしっかり休めて、自転車も荷室のようなスペースに置けました。 旅のスタートに夜行列車を使う利点は、初日の早朝に着くので、現地での活動時間を多く取れること。 休日を有効活用したい!という人に便利です。 |
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ただ、運賃は新幹線より安いものの、劇的には変わりません。 宿泊費とセットで考えると相当安くなりますので、次のステップとしては「夜行列車を旅の途中に組み入れる」プランを立てたいと思います。 |
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のぶ:「奥羽山脈越えは思ったより斜度がなかったけど、後半が雨降ってて辛かったな。」
阿部ちゃん:「盛岡城のコメントでも書きましたけど、トンネル怖かったです。」 のぶ:「確かにな。鬼ノ城の下り坂以上に危険を感じたな。自転車用にはつくられてないからね。」 阿部ちゃん:「歩道が脇にあったんで、自転車下りて歩けて良かったです。」 |
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のぶ:「途中で泊った角館が思いのほか良いところだった。温泉あったし。」
阿部ちゃん:「隠れ料理屋『ひいらぎ』また行きたいです。メニューなしで、その日手に入った食材で色々作ってくれます。」 |
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②久保田城~盛岡城 この2城を行くには、間の奥羽山脈を越える必要があります。自走で行くなら117km。 夜行で到着した日は無理をせず、55km地点の角館で一泊するプランにしました。 |
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山脈を越えるといってもトンネルで抜けるので、斜度はヒルクライムレースほどではありません。しかし、交通量が多くて長いトンネルは危険です。次回からのプランニングでは、1km以上のトンネルがあるコースは避けたり、どうしても通る場合は無理せず歩きます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
のぶ:「根城はボランティアガイドの人たちがとても良かったね。」
阿部ちゃん:「帰り際に『史跡根城』っていう広報誌も大量にもらいましたね。」 |
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のぶ:「慌ててバックナンバーをかき集めてきたところをみると、さてはあのおばちゃん、編集の担当なんだろうな。」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
阿部ちゃん:「帰りの新幹線で読みましたけど、わりと面白いなと思う自分がいました。」
のぶ:「ボランティアの人たちの努力が伝わってくるんだよな。」 |
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のぶ:「東北はあと、青森の弘前城と山形、福島だね。」
阿部ちゃん:「山形城は福島とセットでいけますよ。」 のぶ:「なるほど。」 |
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阿部ちゃん:「その辺は元ジモッピに任せてください。」
のぶ:「ジモッピは生きてるんだ。」 |
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③盛岡城~根城 阿部が言うとおり、「百名城を自転車で巡る」この目標を達成するためには、自分たちの条件(使える日数、予算)の中で周りかたをセットで考える必要があります。 |
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弘前城は、函館以南の北海道の城とセットで、山形城は福島の諸城とセットで、など。 今回の根城は、函館行きのセットの日数を短縮するために今のうちに訪れておくことにしました。 岩手銀河鉄道(青い森鉄道)にも乗れましたし。 |
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<参考:奥羽越え編の旅費> ※食費は別。別腹。 |
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