自転車旅行 第5回 【特別編】 ドイツ・スイスの旅

今までいろいろ書いてきましたが、実はトーちゃんはライトウェイに勤務しています。

日本にヨーロッパみたいなスポーツバイクの文化が根付いたらいいなというのがトーちゃんの夢だそうです。

そういうことでより多くの人にスポーツバイクの楽しさを知ってもらうきっかけになればと始めたのがプロジェクトPRJ135なのです。

それなら私にもそのヨーロッパのスポーツバイクの文化とかを見せてほしいと今回はトーちゃんの出張にくっついて現地を見てきました。

今回はドイツとスイスの様子をご紹介します。

 
まずドイツの田舎町、ボーデン湖畔のリゾート地フリードリッヒシャーフェンの様子です。
何たってバイクの多いことには驚かされました。
 
  交通手段として買い物や荷物を運ぶのにリュックを背負っている人
  後ろにバッグを付けている人がたくさん。
  また、こどもを後ろに乗せたり牽引スタイルで旗を立てて走っている姿も見られました。
  湖の近くということもあり夏休みを楽しんでいる人が多く、年齢に関係なく夫婦で走ることを目的にしているように思える人たちを多く見ました。とても陽気に楽しそうに感じました。
  まだいっちょまえに走れない段階のこどもには、ペダルをはずした自転車を足で地面を蹴りながら乗せている親子がいました。
  おっと!いつも見ている風景も
  ちょっと大きくなるともう立派なサイクリスト?
  あら、私 自転車見ないでどこ見てるのかしら?
  トーちゃん ほんとに自転車撮ってんの?
  トーちゃんってば!!
  どこに自転車があるの!!?
  ダメだこりゃ、ちゃんと自転車撮ってよ!!!!
  年配の方々も生き生きと乗っていました。
  ところでこの2枚の写真の内どちらかが本当の親子なのですがどっちに見えますか?
  ライトウエイから仕事で行った若者4人組です。
  ところ変わってスイスのチューリッヒ、街中の駐輪場です。ごちゃごちゃでした。
  乗車環境は抜群、自転車レーンが整備されているのです。
  一見無謀にも自転車が車道の真ん中を走っているように見えますがあそこに左折用の自転車レーンがあるのです。
  自転車レーンが整っているだけでなく、自転車で走る人もそばを自動車で走る人もルールを熟知し、気持ちの良いマナーを持って整然と走っていました。
 
この後はチューリッヒの街中の様子からスタートします。
 
  チューリッヒの街中の様子1
  チューリッヒの街中の様子2
  チューリッヒの自転車走行風景です。
  その2
  その3
  チューリッヒの町に止まっていた自転車たちです。
  その2
  その3
  ドイツも、スイスもヨーロッパの駅は概ねホームが道路と同じ高さにあり、
  自転車はそのままホームに入れます。
  次に行ったのが、サースフエーと ツエルマットです。
どちらも山の中の村といった感じの鄙びた観光地です。
山間にあるため、どちらも一般の自動車は乗り入れ禁止、主な輸送手段は電気自動車しかありません。
  そこで大活躍しているのが自転車、
  特にマウンテンバイクでした。
   
  「ここまで来たらマッターホルンでしょう」とケーブルカーを乗り継いで行ってみました。太陽光が強くサングラスなしでは眩しくていられません。
  山道を歩いているとすれ違うとき「こんにちわー」と声を掛け合いますが、「モーニン」や「ター」と返してくれます。気持ちよいです。
  はにかみ屋の?私でもときおり話が弾み一緒に記念にとにこやかに。
  登山道にはマウンテンバイクOKもありまして、
  登る人・下る人、皆楽しんでいました。
  こんな乗り物も楽しそうでした。
  気持ちよく山を下りて途中のレストランでまたまた一杯。
  困ったことに、スイスの山道にはいたるところにパブ、というか、レストランというか、があるのです。根が嫌いではありませんので、、、。
という訳で、135kgがまた遠くなるのです。
今回の旅は、ドイツで一箇所、スイスは大都のチューリッヒ、小さな小さな山の村サウスフェーとツエルマットでした。
石畳と山道にMTBが楽しみと実用で多くの人々に利用され、スポーツバイクが手を伸ばせば届くところにある感じがしました。

ヨーロッパではスポーツバイクは特殊なものではなく、生活の道具であり、スポーツの仲間であり、自転車そのものも、自転車レーンや列車への乗り入れなどのインフラも、ルールやマナーの徹底、浸透も長い年月に渡って開発され文化の域まで来ていると実感出来ました。

トーちゃんが何とか日本にもスポーツバイクの文化を根付かせたいという夢を持っている理由も理解できました。
トーちゃんの夢を共有してプロジェクト135を成功させたいと本気になってきました。
大好きな山道をあるいて、雄大な山々と氷河を見ることができて幸せでもありました。

さて、次回の135を考えよー!