プロジェクト135の由来は夫婦の合計年齢がほぼ135才ということもあるのですが… | ||
この後姿、二人の合計体重が140kg以上、何とか135kgに抑えようという企画でもあるのです。 | ||
さて今回はどんなコースがいいかなあ。いろいろな案があるけれど、どれも大変そう。 | ||
だって、行ったことのない初めての場所を地図で見ているのですから。この峠の標高は ?この坂道は?せっかく上ったのにまたまた下ってもう一度上るのもったいないなあ。などなどコース作りは出掛ける前の悩みと楽しみでもあります。 | ||
今回は静岡県がメインの旅です。久しぶりの新幹線。「のぞみ」の車掌さんでしょうか、すごくカッコイイ二人がホームでシャキッとたっていたのではずかしげもなく「一緒に撮って」と頼んだら快諾してくれました。わたしって小さい。 | ||
静岡で東海道線に乗り換えて金谷へ、朝早いのでゆったりと。 | ||
大井川鉄道線金谷駅の駅員さんは、親切に奥大井の情報を探し地図までくれました。 | ||
ホームでゆっくりして千頭へ、途中土砂崩れで奥泉までバスの代行輸送、 | ||
今度はアプト式鉄道に乗り換えて井川へ。 | ||
アプト式機関車の接続作業や車掌さんの案内で野生の鹿なども楽しませてもらいました。 | ||
井川駅脇の店で早昼ごはんのそばを食べ、自転車を組み立てていよいよ出発です。 | ||
駅前の道は急な坂道、ヤッセーホッセーと苦しいスタートでしたが割りと短く、井川湖を通って早い時刻に宿に入りました。 | ||
民宿の親子さんは猟師で夕食は山菜・鹿刺し・熊の陶板焼き・鹿と猪の串焼き等普段口に入らない料理でとてもおいしかった。 | ||
これで2食付6,500円はお値打ちです。 | ||
宿の少しさきにとした森に神社があり、 | ||
シーンとした静けさが涼しく若い銀杏がカラッとおちてきました。 | ||
宿の裏手にわき水が出ると聞き散策に出掛けました。 | ||
ぐるりと人家を通り抜けると懐かしい外トイレ。住人が減って空き家も増えたと、向かいのおばさんが空き家の草取りをしながら話してくれました。このおばさん宿のお母さんの仲良しさんでした。早めに宿について近所をぶらつくのは自転車のゆる旅だからできる楽しみです。 | ||
わたくし、人見知りな性質で、知らない人とすぐ仲良しになってしまうのです。外トイレのおばさんと・・・ | ||
道案内のおじさんと夕食前の私です。 | ||
さー今回の地図上でのメインコース大日峠越えです。 | ||
昨日の道を戻り井川ダムをわたって山道に入ります。 | ||
木々が道路に陰を落とし、とても涼しく気持ちよいゆっくりの上りです。時々開けて幾重にも重なる山々が美しく、日頃の汚れを流してくれるような気持ちになります。 | ||
時々、公用車が通行していますが、よろよろの私に危険もなく、気が付けば道路標識の看板が峠到着をおしえてくれました。 | ||
ここで昼ご飯(宿で作ってもらったおにぎり)。 達成感がありことのほかおいしく食べました。 | ||
ここからは下りの道、上りより道路表面が悪く崩れ落ちた石屑が多く注意が必要でしたが、バイク1台しかあわない、まるでマイロード。 | ||
かなり傾斜のきつい場所に突然 宿の看板。急ブレーキ状態で今日の宿の口坂本温泉を見つけました。ココには共同の温泉浴場があり、大きな湯船でゆったりと疲れを癒しました。宿のご主人は民宿組合の長をやっている人で、話し好き。 | ||
温泉のこと地元のこと果ては政治問題まで話題豊富でした。ここで洗濯機を貸してもらい洗剤での洗濯ができ喜ばしいかぎりでした。 | ||
大日峠が1100m、せっかく上ったのにここは500mさらにここからまだまだ下って標高約150m位から安倍川沿いを標高900mの梅ヶ島温泉に向けて走ります。 | ||
今までの山道と違い、車がひっきりなしにやってくるのと木陰が少ないのが気になるところです。 | ||
安倍川をさかのぼり源流に向かいます。 | ||
強烈な日差しと昨日の疲れで坂道をこぎきれず押して上がるところもありました。 | ||
今日は陽当たりが厳しく多分初期の熱射病か、日射病だったと思います。 | ||
昼食に立ち寄った店での氷入り水のおいしかったこと、最高でした。確か大きなコップに3杯は飲んだと思います。 | ||
また途中で食べた氷アイスもただただ感激。 | ||
この日は暑さに負けたようで自転車を転がして歩く場面が多くあり、やっとの思いで目的地に着いたという感じです。 | ||
宿の前に安倍川が流れ、後ろに山梨へ抜ける安倍峠がそびえています。歴史のある場所のようです。 | ||
予定では、ここから静岡へ下り新幹線で帰る筈だったのですが、安部峠までわずか8km、ここ梅が島温泉の標高900m、安部峠1400m、こんなに走って1県はもったいない。 | ||
峠を越えれば山梨県だということで行ってしまえということになりました。予定変更、旅は予定に縛られないのが醍醐味だとトーチャンは言うのです。 | ||
山なので前日のような日射は木々に遮られ休み休み走りました。 | ||
というより歩き歩き、走ったときもありました。 | ||
峠の看板がなく県境のような看板の脇に広場のような休みどころがあり、ここかなあ・・・なんだかやったー感がないなあ。 | ||
途中であった車のおじさん(わたしより若いかも)に山梨側はガスが出ているから気を付けていくようにと言われた通り、かなり下がるまでガスっていましたね。 | ||
長袖の雨よけを着て気を付けてゆっくり下りてゆきました。 | ||
お昼は宿のお結び、外で食べれば何でもおいしいです。 | ||
ガスも晴れて、後は身延まで楽しい下り、 | ||
路面は荒れていましたが、下りには強いのです。 | ||
ここまで来れば宿はすぐそこ、宿に着けばいつも通りまず温泉。 | ||
ぬるめで気持ちよくのんびり汗を流しました。 | ||
ビールを飲み一息ついてだらだら坂にお店が連なっている身延山の参道散策、季節はずれだそうで閑散としていました。 | ||
各店先に徳川から繋がる蓮の花(古代蓮)が栽培され、通りをにぎわしておりそれぞれの名称が記されていました。 | ||
山梨と言えば煮貝。お土産に買って、写真を撮って、何と山梨名産赤ワインを頂いてしまいました。 | ||
宿に帰って、もう今日は最終日だし明日は身延駅まで下り5km位だしとまたまた全部頂いてしまったのでございます。私たち飲む理由を探すことは天才的だと思います。 | ||
今日はもう帰ります。身延線の駅で自転車をたたんでかえることにしていたのですがもう少し走ろう、富士川を遡り波高島という駅から乗りました。 | ||
身延線、中央線、八高線、東上線とローカル線を乗り継いできました。 | ||
身延線はワンマン電車でしたので、乗車時に取る番号の入った切符を持ったまま川越駅で精算しました。 | ||
「どのように来ましたか」とルートを聞かれるほど、一般的ではないコースだったのでしょう。 | ||
今回の静岡、山梨は山形の大雨がうそのような晴天続きでとても楽しかったのです。 が、コースが。。。私にはきつかった。。。 暑さも辛かった、でも毎日1時か2時頃までに宿に着いて、温泉、ビール、近辺の散策とやっているうちに、うん、その位なら出来るかも。 と自分で辛いところへ追いやってしまうのです。 電車での大荷物を持っての移動も大変です。 すいている時間帯に、余裕を持った乗り換え時間を見て、行動しないと周りにも迷惑だし、第一この年寄り夫婦には無理です。 その点今回はのんびり旅でひんしゅくは買わなかったと思います。 峠道を上っている時はもう来ない、と思うのですが帰りはいつも下り坂、この快感にまただまされてしまうのです。 あれだけ大変だったのに二人とも体重が減らないのです。 47都道府県で135kgになるのでしょうか???? |
||
Previous Post: 第12回 和歌山城(和歌山)
Next Post: vol.06 ヒルクライム3連戦 鳥海山 編