シューズカバーに続き、冬の外でのバイクライドの必需品グローブの紹介です。
シューズカバー同様、いや、それ以上にBBBではグローブのラインナップは多く、幅広い用途に対応できるかと思いますが、今回はその中でも異才を放った形状で目を引いた
「サブゼロ」BBW-28
をインプレです。
5本指ではない、「親指、人差し指、残り3本の指」という独特の形状の防寒、保温力
そして操作性(ブレーキやシフト)はどうなのか?
この辺りが非常に気になる所で、期待と不安が半々の中のインプレでした。
今回のインプレッションも前回コラム(シューズカバー)同様の主に早朝~午前中にかけて行い、スタート時の気温は晴れてはいるものの一桁台、シューズカバー、グローブがないとちょっと辛いな(乗っていると手足の感覚がなくなる)という所から徐々に気温が上昇して10度から15度程度まで上昇という気象条件で行いました。
意外なほど違和感無い操作性
走り出してまずはシフト(di2)、ブレーキをあれこれと動かして操作性の確認。
親指、それと人差し指が独立しているというのがポイントなのでしょう。
意外な程、シフトやブレーキの操作は違和感なく行えました。
薄手の5本指グローブの動かしやすさには流石に敵わないでしょうが、通常使用には全く問題ないレベルだと感じた。
また残り3本の指のまとまっている部分もスペースに余裕があるので中で指を動かす事は可能なので、この辺りも操作性の違和感のなさに寄与しているのではと感じました。
勿論、スマートフォン操作もグローブを着けたままで行えます。
但し、流石に
背中のポケットの細かいものを取り出す。
ブルホーンバーでのシッティングからダンシングへの移行時(ブレーキとバーの間に手を入れて握る動作がある場合)
などは苦労するなという印象ですので注意が必要です。
抜群の保温性
これは流石にサブゼロという名称がついているだけに、先の気象条件(一桁~10度前後)では抜群の保温力。
時間の経過と共に少し気温が上昇+ライドによる体温上昇も相まって来ると10度ちょっとでもホカホカで思わずグローブ外しても良いのでは?と思ってしまったくらいでした。
この暖かさの要因は
この独特の形状が指の表面積を減らしている事
グローブのインナーとアウターが別々で縫製されて組み合わさった形で作られている事
にあるようです。
手首からの冷気もシャットアウトする構造です。
トータルで考えてみますと、
先述の通り、
背中の細かいものを取るなどの動作は構造上どうしても難しいので、そういった面をシビアに求めていない方であれば、このBBBのサブゼロはこの冬のライドの寒さ対策にイチオシのアイテムです。
私自身のインプレ前の不安を見事に払拭してくれ、期待以上の操作性、保温性でしたね。
是非一度お試しあれ!
飯田 忠司 選手
プロトライアスリート、コーチ
トライアスロンスクールI-STORM代表
日本トライアスロン連合指導者養成委員
埼玉県トライアスロン連合理事
<主な成績>
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位
スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/
オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com