坂バカスタッフです。
47,000円で1,460g
そんな驚きの軽量ホイール「ALX473EVO」は、チューブレスレディ対応です。
今回は実際にチューブレスタイヤ化してみました。
目次
チューブレスレディで用意するもの
・チューブレスレディ用リムテープ(ホイール2本分)
・バルブ2個
上記はALEXRIMSから純正チューブレスレディキットが用意されています。
ALX473EVOに対応するのは18mm幅のテープです。
https://www.riteway-jp.com/pa/alexrims/828675.html
・シーラント
純正品やメーカー指定のシーラントはありません。
今回はIRCのタイヤを使用するため、IRCのシーラントを用意しました。
思ったより簡単にチューブレス化が完了
恥ずかしながら私は初のチューブレスタイヤでした。
チューブレスと言えば、やれタイヤがはまらないとか、やれビードが上がらない等、組み付けが難しいイメージがあります。
しかし、実際に組み付けてみたところ、大きな問題なく組み付けることができました。
とは言え始めての作業で迷った部分は多かったので、それを順に記します。
全体の手順は「チューブレスレディ 取付」といったワードで検索すると出てきますので、それを参考にしました。
・リムテープ幅
チューブレスレディ用のリムテープですが、幅の確認が必要です。
Alexrims は対応表を出しています。
http://www.riteway-jp.com/pa_img/alexrims/top_img/alexrims_tubelessladykit_support_list.pdf
・リムテープのバルブ部分の穴あけ
リムテープを貼った後に、カッターナイフでバルブ穴に沿っておおざっぱに丸く穴をあけました。
・バルブに付属するゴムOリング
これはバルブナットの傷を防止するためのものです。
バルブナットをよく見ると、これがはまるような形状になっていますね。
・バルブのラバーベース形状
純正バルブのラバーベース形状とリムの面が密着しないように見えますが、問題なくチューブレス化ができましたのでご安心ください。
・タイヤはめがかなり固い
クリンチャータイヤをリムにはめる作業には慣れていて、タイヤはめには割と自信があったのですが、正直かなり固かったです(笑)
片側のビードもはまらず四苦八苦。
悔しいですが、タイヤレバーを使いました。
IRC からは専用のタイヤレバーが用意されていて、これを使ったところあっさりとはまりました。
実は、タイヤをはめる前に石鹸水をリムのビードフック周辺に塗ることが推奨されているのですが、これを塗らずに作業しました。
石鹸水を塗れば、もっと簡単だったのかもしれません。
・ビード上げ
今回使ったのは普通のフロアポンプ。
ビード上げに苦労したという話はよく聞くので覚悟をして、勢いよくポンピングしました。
すると、本当に一瞬で、普通にビードが上がりました。
・シーラント注入
ビードを上げる前にシーラントを入れることもできますが、今回はビード上げ後にバルブからシーラントを片側30g注入しました。
バルブのコアを抜くことで注入が可能です。
・バルブ長
ALX473と純正バルブの組み合わせだと、バルブ長は短めです。
私は、サーファスのポンプ「FP-200」でギリギリ空気を入れられましたが、ポンプによっては空気を入れられない可能性があります。
その場合は、延長バルブを別途ご購入ください。
チューブレスタイヤの使用感は?
今までのタイヤ遍歴を紹介しておくと、チューブラータイヤを使っていた期間が長く、最も好きなタイヤシステムもチューブラーです。
チューブレス化の前に使っていたのは、150gの超軽量クリンチャータイヤに70gの軽量ブチルチューブの組み合わせ。
今回選んだチューブレスタイヤは、最軽量レベルの260gの軽量モデルです。
正直な感想ですと、チューブラータイヤや軽量クリンチャータイヤと比べると、軽快感や乗り心地で劣ると感じました。
ただし、大きな段差に対する安心感は非常に高いです。
バイクが跳ねずに路面に追従する感覚があります。
また、スプリントやダンシングなどでもタイヤが潰れず、パワーをロスしません。
これは、チューブラーや軽量クリンチャーの「しなやかなケーシング×高圧」と、チューブレスの「高剛性のケーシング×低圧」の違いによるものではないかと推測します。
もちろん、耐パンク性や耐久性では、チューブレスレディの圧勝です。
個人的には、レースにはチューブラータイヤや軽量クリンチャータイヤを使いたいですが、トレーニングも含めて安心感があるのはチューブレスレディです。
もちろん使用するチューブレスタイヤによっても異なると思いますので、次は別のモデルを試してみたいと思います。
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