ガーミン Varia RTL510 リアビューレーダーで体力温存

 

後方からのクルマ・バイクの接近を感知してサイコンの画面でお知らせ

自転車の後方をレーダーでモニターしてくれる「リアビューレーダー」がとっても格好良くなって新発売されました。「何かついている」感が大きかった前の「Varia」からデザインが大きく進歩し、シートポストに一体化するような形状です。テールランプの明るさも十分です。

 

充電はMicro USB-Bを使います。5-6時間程度かかりますので、じっくりと待ちましょう。ちなみに重量は91gでした。

練習しましょう。

実際にナイトライドで使ってみることにしました。千葉県柏市の、片側1車線のいわゆる車両通行帯のない道路、歩道もなく、それなりの交通量という、少し走るのに緊張するシチュエーションです。

後方からクルマが近づいてくると、「ピピ」という音とGarmin Edge 120の画面でお知らせしてくれます。

ただ、最初はそれが気になって思わず不要なところで振り返ってしまうので、かえって前方への注意がおろそかになりがちです。「おっ、2台接近中?どれどれ見てみよう」という具合です。

台数まで数えてくれる

どうなっているのかわかりませんが、2台近づいてきている場合には、2つのマークが出ます。
距離に応じた場所に出るので、かなり正確に「接近してくるタイミング」がわかります。同時に8台まで補足可能なようですが、実際に反応する範囲に8台数珠つなぎになっていることはないですね。

写真には撮れませんでしたが、5台以上に続けざまに抜かれていくときは、どんどんとマークが表れては消えていきました。

目視の代わりにはならないが、負担は大きく軽減する

残念ながら、すべてに反応をするというわけではありません。

止まっているときに止まっているものは反応しない
すぐ後ろに車が止まっている場合、反応しないということです。

同じ速度で走るものは反応しない。
これが、少しだけ悩む。というのも、すぐ後ろをバイクや車が同じ速度でついてきていても反応はしてくれないので、目視の代わりにはもちろんですがなり得ないということです。

つまり、レーダーに映らないから何もいないのではなく、レーダーに映っている場合には「確実に何かがいる」と考えて走る必要があります。ただこれだけであったとしても、何かが来ているのが把握できるだけで心の落ち着きが変わってくるのは確かです。今回は試せていませんが、例えば国道6号線松戸隧道のような激コワトンネル(ローカルですみません)では、前後からのクルマの音が反響してものすごい恐怖感がありますが、後ろから来ていることが分かれば、それなりの覚悟ができるのではないでしょうか。

また、今回は10km程度しか時間の都合で試せていませんが、100kmを超えるようなライドでは、精神的な疲れがずいぶんと軽減されると感じました。