フレーム、フォーク、ステム、ハンドルと自転車はバラバラ状態から組み付けていきます。
フレームの精度、フォークの精度、ベアリングの精度、ステムの精度と全てがきっちりしていないと、フレームから遠くなるほど自転車全体の精度は落ちていきます。
ステムは2つのパーツ、フォークコラムとハンドルを繋ぐ重要なパーツです。
ステアリングコラム部分の精度が悪いと、ヘッドのガタツキが起きる可能性があり、ベアリングを傷めてしまいます。
ハンドルクランプ側の精度が悪いと、ガタツキからボルトの緩みに繋がり、ハンドルが動き非常に危険です。
ガタツキによりハンドル操作性が悪くなりバイク走行が不安定になります。
自分の身を守ると考えれば、より精度の高い物を選ぶ必要があります。
KCNCステムは、高いモデル、安いモデル関係なくステアリングコラム部分はCNC加工による削り出しです。
ハンドルクランプ側からも切削加工している為、精度は高く仕上がっています。
モデルによりステム本体の素材、ボルトの種類を変えているだけです。
他の価格帯の物より安くコストパフォーマンスに優れています。
FLY RIDE(フライ ライド)
価格 4200円(税抜)
KCNCステムで一番お求めやすいモデルになります。
重量も100mm 120gと、他メーカーの同じ価格帯の物より軽量に造られています。
6061番のアルミニウム合金を使用しているので、柔軟性に優れていてマウンテンバイク、シクロクロスといったオフロードを走るバイクにおすすめします。
安いからといって造りに妥協はありません。
TEAM ISSUE(チーム イシュー)
7075アルミニウム製にチタンボルトと高級モデルなのに価格が11000円(税抜)。
重量が120mm 113gと、かなりの軽量モデルになります。
こちらは、7075番のアルミニウム合金を使用しています。
FLY RIDEより硬く、軽いです。
精度はもちろん、剛性も高く使用していて全く不安はありません。
ハンドル周りをカチッと硬くしたい人におすすめです。
KCNCは精度がイイ!
見た目も細くスッキリした印象、どんなバイクにも合う形状になっています。
今回 両モデル共に、KCNC SC FORCEハンドルと一緒に使用しています。
ハンドル側、ステム側どちらも精度が高い為、ハンドルクランプで滑りが起きました。
精度の高いメーカーでは、よくあることだと聞きました。
対策としてカーボン用グリス(粒子の入ったザラザラのグリス)を付けることにより滑りは解消しました。
ヘッドキャップを締め込んでもハンドルの回りが悪くなることもありませんでした。
(ステアリングコラム部分の精度が悪いと、販売店で平行出しで削ってもらわないといけなくなります)
マウンテンバイクと違いグラベルバイクはドロップハンドルです。
ハンドルとステムに掛かる負荷は相当なものです。
ハンドル、ステムに不安があればオフロードでは攻めれない、気持ち的にストップしてしまいます。
今年、グラベルバイクでSDA王滝100kmを走りましたがバイク、パーツ全て問題ありませんでした。
ハンドル周りが軽くなると、ダンシング、ハンドル操作が軽くなり快適にバイクに乗ることができます。
精度、コストパフォーマンスが高いKCNCを一度使用してみて下さい。
パーツは信頼性が一番です。
山中 真(やまなか しん)
セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝を中心に走るオフロードライダー。近年はシクロクロスにも東海地方のレースをメインに参戦中。GTサポートライダー。
主な成績
・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝
・2017年 SDA王滝 5月 100km 4位、11月 120km 4位
・2016年 東海シクロクロス シーズン成績 2位
・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝
ブログ
http://blog.livedoor.jp/sevenride/