ロードレースを走る選手の多くがトレーニングを
行うに当たって実施しているのがパワートレーニング
と呼ばれる方法です。このパワートレーニングを行う上で
外せない基準が「FTP」と呼ばれる基準値があります。
FTPとは何か?
持久力の目安で、トレーニング強度を決める基準値となり
この値の定義は60分間維持できる平均Wの最高値となります。
といっても1時間のTTを走って平均Wを計測というのは
あまりにも過酷で数値変動も大きくなりがちなため、
FTP計測は20分全力走をしたときの平均パワーの95%
をFTP値として考えていきます。
数字に弱い私にとって、このパワートレーニングに関する
勉強はなかなか難しいものですが、色々調べて覚えようと!
調べていくと「FTHR」という言葉が出てきます。
これは、FTP値での平均心拍数を表す数値で
HRはハートレートの意味です。
この2つの基準値を元にトレーニングレベルを
作成していく事になります。これは「ゾーン」と呼ばれるもので
【L1 (持久走)】
<55%(FTP比) <68%(FTHR比)
【L2 (耐久走)】
56~75%(FTP比) 69~83%(FTHR比)
【L3 (テンポ走)】
76~90%(FTP比) 84~94%(FTHR比)
【L4 (LT=乳酸閾値)】
91~105%(FTP比) 95~105%(FTHR比)
【L5 (VO2max)】
106~120%(FTP比) 106%~(FTHR比)
L6 (無酸素運動容量) 1
21~150%(FTP比)
L4をメディオ、L5をソリアとも呼ばれます。
L5 (ソリア)=VO2max
そもそもVO2maxって何か?ということになります。
それは、運動時の呼吸によって取り入れられる酸素最大容量
を取り入れる事ができたかを表す数値です。
この値が高ければ高いほど1分間当たりに使用できる酸素量が多く
生み出せるエネルギー量が多い事になり、結果スタミナや走行の
粘りにもつながってきます。
ロードレースで勝負所に差し掛かった場面等でいかに
踏ん張れるか、勝負に出る事が出来るかの
重要なポイントと直結してきます。
VO2maxの計測は5分間全力平均パワーで
算出する事が出来ますが、スポーツジムなどでは
このVO2maxの測定を行っている所もありますので、
色々調べてみてください。
パワートレーニングメニューは個人差がかなり出る要素と
なるため、具体的な事は今後いろいろ勉強していこうと
思っています。