プロ選手として、競技をして結果を残すことが仕事になっている人もいれば、普通に会社に勤めてレースを行っている「社会人レーサー」と呼ばれる人たちが多くいます。また、私のように大学や高校に通いながらレースに出ている学生も大勢います。そこで、今回は学生目線の練習の組み立て方についてご紹介していこうと思います。
平日は、大学の講義があるので、なかなか時間と距離を乗ることが難しいのが現状です。土日はレースがあり遠征をしてしまうので練習に時間をあてられていません。ですが、トレーニングをしてレースに臨まなければ、結果もついて来ませんし、自分の最高のパフォーマンスもすることが出来ないと思います。
少しでも自転車に乗る時間を作るために私は普段、大学へ自走で通っています。往復50kmあるので、毎日この距離を走ると1ヶ月で結構な距離を走ることになります。ですが、交通量が多かったり、信号も多く、基本的に平地で、路面も綺麗ではないのでなかなか通学中にメニューを組んで行うのは出来てません。
なので、通学中はケイデンスを多く回すことを意識してます。
家に帰ってからはローラーで1時間程度のメニューを直近のレースに合わせて、チームの人と一緒に考えて組んでトレーニングをしています。
メニューの内容は、体重×倍数=出力wとして180秒×4.4倍 30秒×7倍 120秒×1.5倍を1セットとして10セット行ったりしています。
ここまでの内容は、社会人レーサーの方でも行っていることだと思います。
大学生ならでは出来ることが、授業の「空きコマ」にトレーニングをすることだと思います。
1コマが1時間半あるので、空き時間にメニューを行うことが可能になります。
春学期の時間割で金曜日が1限と4限だけなので、間の2限と3限の3時間程度空いてしまうので距離を乗ったりしています。
金曜日だと次の日がレースだったりするので、強度は低めになってしまいがちです。
やはり、火曜日、水曜日に強度を高めに設定したトレーニングをやることが基本になっています。
練習する時間を取ったり、練習方法を考えて行うのはすごく難しく大変なことではありますが、練習を行っていく分、どんどん力になっているのを実感するのでとてもやりがいがあります。
時には回復走や完全休養を入れつつ、体調管理に気をつけながらトレーニングを組み立てていくことが大切だと思います。