世界新記録を含む4つのメダルを獲得
2018年のトラック世界選手権が、オランダで2月28日から3月4日まで開催されました。
Feltはトラック競技のアメリカ代表チームへ機材の提供だけでなく、専用バイクの開発も共同で行うパートナーとして活動しています。
「TA FRD」はアメリカ代表の女子チームパシュートが金メダルを獲得するために開発された専用バイクです。
2018年からは女子だけでなく男子へのサポートも開始して、ワールドカップではオムニアムで優勝、チームパシュートで3位と幸先良いスタートを切りました。
そんな中で開催された今年の世界選手権ですが、アメリカ代表チームは合計4つのメダルを獲得。
さらにTA FRDを使用する女子パシュートでは期待を超える成果をあげました。
女子チームパシュート決勝動画
初日に開催された女子チームパシュート。
2017年も優勝したディフェンディングチャンピオンで、3連覇を狙います。
もちろんバイクは「TA FRD」。
予選は最速タイムで難なく通過。
初戦となる対ニュージーランド戦では、全4km 16周のわずか1km 4周目で早々にニュージーランドに追いつき決着。
そして決勝は、因縁のイギリス。
世界選手権では連覇している彼女らですが、2016年のリオではイギリスに敗退し金を逃しています。
そんなイギリスと、リオ以後初めての直接対決は緊張感溢れるものになりました。
最初の1kmはアメリカのリード。
2km目はイギリスに1秒差をつけて逆転されます。
3km目からアメリカはペースアップ。1/3秒のリードを奪回。
そして最終的に1.331秒のリードで優勝を決めました。
今後の最大の目標はもちろん東京でのメダル奪取です。
女子チームパシュート 優勝: Jennifer Valente, Kelly Catlin, Chloe Dygert, Kimberly Geist
女子個人パシュート決勝動画
決勝に出走したのはチームパシュートの優勝メンバー、クロエ・ダイガート・オーウェンとケリー・カトリン。
21歳のクロエ・ダイガートはTeam Twenty20に所属していて、普段からFeltのロードバイク、トラックバイクを使用しています。
ちなみに彼女はロードも含めて6枚のアルカンシェルを持っています。
予選ではなんと世界新記録で余裕の通過。
決勝では予選での世界新記録を更新する2度目の世界記録で優勝しました。
さらにケリー・カトリンは2年連続の銅メダルを獲得し、表彰台の2/3をFeltアスリートが占めました。
実はケリーは体調が優れず、メダルを獲れるとは思っていなかったそうです。
ちなみに前世界記録保持者はクロエの元チームメイトで2017年に引退したアメリカのサラ・ハマー。
彼女の記録をなんと2秒以上も更新。
サラ・ハマーもFeltのライフタイムアスリートで、その記録ももちろんFeltバイクで出したものです。
女子個人パシュート優勝(ワールドレコード): Chloe Dygert, 3位 Kelly Catlin
女子ポイントレース動画
ポイントレースに出走したのは同じくチームパシュートメンバーのジェニファー・バレンテ。
彼女もFeltがサポートするTeam Twenty20のメンバーです。
オムニアムにも出場し、5位でフィニッシュしました。
オランダ選手に4ポイント及びませんでしたが2位でフィニッシュ。
3位には13ポイントの大差を付けました。
女子ポイントレース2位: Jennifer Valente
Felt TA FRD ウェブページ
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/tafrd/story.html
Felt TK FRD ウェブページ
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/tk_frd_frame_kit_8071/