crankbrothersからポスト径 27.2mmのドロッパーポストがラインナップされました。
現時点、他のメーカーで27.2mmのドロッパーポストは少なく、選べるほどはありません。
以前使用させてもらったcrankbrothersドロッパーポストより精度が高くなっていて、サドルのガタつきも全く気にならず、ドロッパーポストであることを忘れてしまいます(笑)
ドロッパーポストを付けると重量は増しますがメリットのほうが大きくクロカンバイクへの装着率も高くなっています。今ではグラベルバイクにも装着する時代になりました。
目次
なぜグラベルバイクに?
グラベルバイクは舗装路を走り脇道に入りダートを走る、自由気ままに走れるバイクですが、基本的にサスペンションは付いていなく、体でバランスをとりながら振動吸収しなければいけません。太いタイヤを入れてもマウンテンバイクには近づけず、ハンドル形状も違います。下りに不利なバイクであることは間違いありません。
多くの人は下り時はドロップハンドルの下側を使用すると思います。下ハンドルを握れば前傾はキツイですが重心が低くなるため安定しますが、前傾がキツイ分、下半身の動きが抑制されます。
この抑制をなくす為にドロッパーポストが大活躍!60mmも下がれば体感ではサドルがない感覚で下半身の動きが自由自在になります。これだけ体が動けば恐怖心もなくなり、より楽しくオフロードを走れると思います。あと信号待ち、一旦停止の時にも大活躍します。
私の地域性は林道というよりトレイルが多く、グラベルバイクで走るには少し厳しい場面も多々ありました。
ドロッパーポストで遊びの幅が広がる
GT GRADEはタイヤ幅が42C(700C)、46C(650B)まで入る設計です
タイヤと体で振動を吸収させ、大きな段差ではドロッパーポストを下げて対応します。 究極の遊びかた?なんじゃないかと思います(笑)
ドロッパーポストがあれば遊び場が広がります。これは間違いありません。
操作はレバーを引きお尻 体重でサドルを押せば下がります。戻すときはお尻を浮かしてレバーを引くだけ、動作は早いです。
ブラケットとドロップのどちらからも操作できるドロップハンドル用リモートレバー
今回、crankbrothersハイラインドロップバーリモートを使用しています。
普通のリモートならば一度ハンドルから手を離して操作しなければいけませんがドロップバーリモートならば上ハンドル、下ハンドル関係なく操作可能です。
下ハンドルで下っているときにサドルを下げたいなって思ったことありませんか?この商品で問題解決します。
サイズ選びのポイント
シートポストがフレームから出ている寸法(シートチューブ上端~サドルレール)を測ります。自分の場合は200mm。
この数値が表のMINIMUM EXTENDED LENGTHからMAXIMUM EXTENDED LENGTHの範囲に収まれば基本的に装着可能です。
(フレームによってはシートチューブ内でボトルケージダボ等と干渉が発生する場合があるのでOVERALL LENGTHも要確認。)
自分の場合、最も短い60mmトラベル(ショート)は、MAXIMUM EXTENDED LENGTHが170mmなので、長さが足りず装着できません。
最も長い125mmトラベルは、MINIMUM EXTENDED LENGTHが185mmなので、長すぎることも無く装着できます。
なので自分の場合は60mmのショートだけ付けれない事になります。
あとは自分がどれだけサドルが下がってほしいかでトラベル量を選んでください。グラベルなら60mmも下がれば乗り方が大きく変わると思います。
コーナー、下りが苦手な人、トレイルに近いような難しい下りも楽しみたい人にオススメのアイテムです。
山中 真(やまなか しん)
セルフディスカバリーアドベンチャーin王滝を中心に走るオフロードライダー。近年はシクロクロスにも東海地方のレースをメインに参戦中。GTサポートライダー。
主な成績
・2014年 SDA王滝 5月 100km 4時間28分6秒(現コースレコード)優勝
・2017年 JCX シクロクロス広島 優勝
・2020年 東海シクロクロス第2戦山県氏おおが城山公園 C1優勝
・2020年 東海シクロクロス第3戦ワイルドネイチャープラザ C1優勝
ブログ
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